一昨日、
某選手から企画書をチェックしてほしいと依頼があり、
時間と場所のタイミングが合ったので面談してきました。
非常に綺麗で、
写真画像も単に貼るだけではなく、相当加工してあり、
パワーポイントよりも専門的なイラストレーターで作成されたもの。
とにかく綺麗で格好いい!
素晴らしい、プロ選手も真似てほしい程のデザインセンス。
「御自分で作成したのですか?」
「いえ、知人がデザイン事務所に勤めているので、
作成してもらいました。」
「なるほど、いいブレーンを御持ちですね。
私もクリエイターの知人が多いのですが、
このデザイナー、レベルが高いので紹介して下さいよ。」
「OKです」
と、最後まで読みきってから・・・
「ん?スポンサーメリットはこれだけ?」
うーん、非常に綺麗で格好いいのですが、
スポンサーの心に刺さりません。
スポンサーメリットが、競技ウェアのロゴのみで、
要請額とのギャップが大きすぎる。
企画書に骨あらず。
無論、デザイン性やエモーショナル性の高い企画書の方が
有利なのは言うまでもありません。
しかし、それらは、骨があって初めて生きるもの。
¥100万の毛皮を着ていて、中は¥100円Tシャツと言いますか、
フェラーリに乗っていて、主食はカップヌードルと言いますか、
話術だけで、フェイクな営業マンと言いますか、
例えが悪いか。。。
要は、外側だけ立派で中身がないと言いたいのですが、
肝心なのは、スポンサーメリット。
スポンサーシップは、
スポンサーメリットを企業(スポンサー候補者)に買って頂く事。
中身となる売り物(スポンサーメリット)が無いに等しければ、
どんなに綺麗な企画書を作っても、
交渉は成約しません。
外側を綺麗にして、キャッチコピーで釣る。
確かにマーケティング的には必要な事ですが、
それは、骨があって初めて生きる戦術の一つに過ぎない。
大きな観点からの戦略があってこそ、戦術が生まれるものです。
この選手は非常に吸収力が高い方で、
昨日、早速、スポンサー獲得の勉強を始めたようで、
企画書の修正を12月中旬までに終わらせたいと。
こういう謙虚な選手には是非とも頑張ってほしいですね。
デザイン性を維持しながら、
エモーショナル性と、スポンサーメリットの追加を図る事で、
非常にポテンシャルある企画書に生まれ変わります。
この選手とは、
企画書の再チェックとプレゼンチェックを約束して別れたのですが、
非常に危機感も高く、頭の回転が早い。
来年度のスポンサーは非常に高い確率でGetする事でしょう。
頑張れ、○○クン!
2月には朗報を届けて下さい。
他のアマ選手も頑張ってほしい!
PS・外側を豪華にするという意味では、
F1の企画書は凄いですよ。
企画書ではなく、アルバムと表現した方が良いでしょう。
写真画像満載で、一体1冊にいくら掛けるのかというモノ。
(まあ、映像プレゼン主体で、ペーパーは補助扱いのケースも
多いでしょうが)
しかし、F1と言えども、求められるのはスポンサーメリット。
世界に中継される視聴率からリーチを算出して、
ROIがマッチしていなければ、例え豪華でも成約されません。
十億単位の要請額なので、企画書に金を掛けるのはわかりますが、
例えA4普通紙のホチキス止めでも、
ROI的(スポンサーメリット)にGetしなければなりません。
現在の世界経済事情から、F1でさえもスポンサー獲得は
難しくなっている状況。
プロ選手の世界でも、
スポンサーメリットの追求は、今後更に高まるでしょう。
イメージだけ、著名性だけ、コネだけでは、スポンサーが
獲れない世界は、プロの世界でも既に始まっていますよ。
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2008年11月27日
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