3月から開始した、レミ―ガ追悼projectが、7月末に受付終了。
ライモンダは電話口で、強く喜んでいたのは当然の事、
「日本の方々へ感謝します」「所選手達の御礼を」と、
何度も何度も繰り返し伝えてきました。
(レミーガもこの報告を喜んで受け止めている事でしょう)
それを聞いて、少し安心できましたが、
ライモンダが幼い子供達3人を育て続ける為には、
一時金(緊急支援金)は短期にしか活きず、
雇用なり起業なりの生活費を継続的に生む環境作りまで
中長期的なサポートをする必要がある。
距離や言葉や文化の壁があるので、中々、そんなに簡単には行かないが、
所英男選手らは、更に次のサポート策を考えているし、
そういうアクションが、また継続的な支援に結び付いて行くはず。
今回、レミーガという一選手の追悼支援金projectであったのですが、
もう1つ、格闘家の社会保障課題というテーマを盛り込んでいました。
身体のダメージは他競技と比較に成らない程に不利な「格闘技」。
言葉通り、命を賭けて戦う格闘家なのに、
その対価は不十分と言わざるを得ない。
決して満足できない興行ギャラ、まともな保険にも入れない社会事情。
引退してもセカンドキャリアは狭く、身体のケアも保証されない。
こういった格闘家の社会保障への問題提起も込めた本projectだったのです。
日本で活躍したリトアニアの格闘家は、
そのファイトスタイルが日本で認められて記憶に残り、本projectが成立した。
では、数多くいる日本人格闘家はどうすればいいのか?
表舞台で大きく活躍できずに終わる格闘家はどうすればいいのか?
こういった大きなテーマにも繋げたいが故に、本projectは重要であった。
(勝村さんの入院時の話は非常に判り易い。
サッカー選手とバスケ?選手と病室が同室になったらしく、
格闘家の勝村さんは、格闘技故の最低限の保険しか入れない為に、
本projectの結果を、どこにどう訴求するかは、作戦を練らなければならないが、
何かしら今後の格闘技界に活かせれば良いな。
(スポーツ庁に持って行くには、もう2,3事例が必要かな?)