http://news.livedoor.com/article/detail/3896004/
■概略
ロッテリア、モスフード等、テレビCMやめて、携帯販促を強化。
モスフードサービスが、全国規模のテレビCMを大幅に縮小させ、
広告費を携帯電話のメールマガジンを中心に分配する方針。
不特定多数が視聴するテレビCMより「広告価値」があるとの見方。
業界でも「非常にドラスティックな方法」と驚きの声が上がるが、
ロッテリアもテレビCMをやめてケータイを使った販促に力を入れる等、
販促の媒体として携帯電話の価値が高まっている。
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この傾向はファストフードに限らず、
他の業界業種にも確実に広がるでしょう。
テレビ視聴率が減ると、局は困りますし、
広告代理店も売上げが下がる事になります。
今後、更に、広告の意味が問われる事になるでしょうね。
テレビは視聴率というモノサシで判断されて、
そのテレビCM(広告)を見た人の○%が、
スポンサー企業の商品の購買へ反映するかは曖昧な世界。
期待値は出せても、保障値はない。
そうは言っても、日本総人口へリーチできるテレビは
巨大な媒体として君臨しています。
プロ選手は、基本的に、TOPメディアの
テレビと新聞にどれだけ露出されるかが勝負。
協賛金額と直結しています。
しかし、テレビCM(広告)の価値が下がってくるとどうなるか?
連動して、プロ選手への協賛金も降下していくという事です。
企業は広告に何を求めるか?
本質的には、それで売上げUPを望むのは当然。
(まあ、大企業程に、行政同様に消化予算として広告費を
使うだけで、その効果は二の次としている企業もありますが)
その売上げUPに、テレビCMより効果的な販促メディアがあれば、
そちらにシフトするのは当然の事です。
このような状況下でも、
プロ選手は基本的に広告効果(テレビ露出)が最大の売りであり、
それが売れなくなれば、
自ずと販促やPRの方へ、スポンサーメリットを変えていくでしょう。
(その一端がスポンサーシップアクティベーションです)
ではアマチュア選手はどうするべきか?
これは以前の記事に何度も書きましたが、
プロ選手以上に、
企業の販促やPRに寄与するスポンサーメリットを
提示しなければならないという事です。
これも何度も繰り返し言いますが、
アマチュア選手が、テレビ・新聞に露出もしないのに、
競技ウェアへロゴを貼りますとか、
マシンを御社のCIカラーリングにしますとか、
いわゆる広告露出効果を売りにしても、全く売れないという事です。
何故なら、広告露出効果が無いにも関わらず、
広告露出効果を売っている事になりますからね。
某レーシングスクール・マネージャー氏の言葉をお借りすれば、
広告効果がないにも関わらず広告効果を売るという事は、
詐欺とも言えます(それを企画書にしたものが詐欺型企画書)。
ですから、競技資金不足に悩むアマ選手は、
これらの広告の世界を知らないでは済まされません。
自分が広告(ロゴ露出というスポンサーメリット)という商品を
売るならば、
又、協賛という世界に入ろうとするならば、
企業が広告費をどのように扱っているか、
その広告費の動向はどうなっているのか、
企業はどのような真意(スポンサーニーズ)を考えているか、
・・・・
このような事を常に勉強している必要があります。
そのような学習ゼロで、単に資金提供を望む、
その見返りに社名ロゴを貼ります・・・等のような
化石のような事をしていると、
企業サイドは、ああ、この選手は何もわかっていないなあと、
結果的に門前払いをする事になります。
アマ選手サイドはその理由さえわからず、
何十社も飛び込み営業をして、
全く俺の事をわかってくれない・・・等と、
とんでもない勘違いをして、
資金不足で競技をやめていく選手が絶えない・・・。
(これまでの私のリサーチから見ますと、
「わかっていない」のは依頼者の方というのが90%以上。
企業を責めてはいけません。自分を責めて下さい。)
しかしながら、
アマ選手の味方として言いたいのは、
もっとクレバーになりましょうという事です。
学校の勉強で成績を上げたければ、人より勉強する、
会社で給料を上げたければ、人より仕事をする、
パーソナルスポンサーが欲しければ、少しは協賛の世界を研究する。
何も難しい事は要求していません。
広告価値がないのに、広告効果を売っても売れないという事が
わかっているのですから、もう対策は取れるのです。
その対策を勉強すれば良いだけ。
現在、独自リサーチをしている最中で、
まだ集計値が出ないので明確に言えませんが、
協賛金を希望する選手が100人いたとすると、
実際にスポンサー獲得活動を行う人は5〜20人の間。
(ここで80人は努力無し・行動無しなので協賛金獲得は無理)
そして20人が動いていたとしても、
その90%以上が、勉強無し・知識無しで活動を始めるから
獲得できる訳がないのです。
(その理由は、自分が売っているもの(スポンサーメリット)の
価値を自分がわからない状態で売っているから)
つまり、元の100人を基準にすれば、
(80+20*90%)/100=98%が、
最初からスポンサー獲得活動を成功しない可能性を持っている
事となります。
これでは、アマ選手じゃスポンサーは無理と世間に言われても
仕方ありません。言い返す言葉がないでしょう。
しかし、本当に資金不足で皆さん困っているのに、
スポンサー獲得活動をしたこともない世間から、
最初から無理と言われて悔しくないですか???
本気で協賛金を獲りたいならば、
最初から本気で獲る為のちょっとした学習をするべきです。
スポンサーが欲しいと言いながら、動かない80人は言語道断。
スポーツマンらしく、迷わず動け!
20*90%=18人は、
ただ闇雲に動いて、
全くスポンサーが獲れませんと言い訳するのではなく、
ちょっとした勉強によって、勝ち組2%となれ!!!
皆さんが思う程、
スポンサー獲得は難しいものではありません。
ちょっとした勉強・工夫・戦略・行動によって、状況を一変させる事は可能です。
既に実績を出している選手がたくさんいるのですから・・・
但し、独学は推奨できませんね。
独学で、トライ&エラーをしていて、
ようやく傾向がつかめてきた頃には、競技年齢が終わりに近づく・・・。
資金調達のノウハウをゼロスタートで得るには、相当な時間が必要。
競技の先輩に聞いても、
例え協賛交渉の場数は多くても、資金調達手法を知らない人がほとんど。
又、広告協賛獲りと投資資金獲りの世界も全く違いますから、
プロ選手は広告代理店流の交渉でも良いですが、
アマ選手は投資資金獲りの交渉が必須です。
投資・金融の世界のプロに学ぶべきです。
勝ち組に続け!!!
Get sports sponsor !!!
頑張れ、アマチュア選手!