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2017年10月06日

レミギウス追悼支援金、リトアニアの御遺族口座への着金の御報告

レミギウス

3月から開始した、レミ―ガ追悼projectが、7月末に受付終了。
その後、カード会社やコンビニの決済期間を経て、
9月に一般社団法人アスリートエールで最終会計を行い、
9月29日にリトアニアの御遺族口座に直接送金。
10月3日に着金の確認ができました。
御協力頂いた方々、有難うございました!

ライモンダは電話口で、強く喜んでいたのは当然の事、
「日本の方々へ感謝します」「所選手達の御礼を」と、
何度も何度も繰り返し伝えてきました。
(レミーガもこの報告を喜んで受け止めている事でしょう)

正直なところ、もう少し支援金額を集めたかったのですが、
日本の68万円は、リトアニア物価で年収程の金額になるそうです。
それを聞いて、少し安心できましたが、
ライモンダが幼い子供達3人を育て続ける為には、
一時金(緊急支援金)は短期にしか活きず、
雇用なり起業なりの生活費を継続的に生む環境作りまで
中長期的なサポートをする必要がある。

距離や言葉や文化の壁があるので、中々、そんなに簡単には行かないが、
所英男選手らは、更に次のサポート策を考えているし、
そういうアクションが、また継続的な支援に結び付いて行くはず。

とにかく、追悼委員会の皆様、お疲れ様でした。

ーーーーーーーーーーーー
今回、レミーガという一選手の追悼支援金projectであったのですが、
もう1つ、格闘家の社会保障課題というテーマを盛り込んでいました。

当たり所が悪ければ死の危険もあり、
身体のダメージは他競技と比較に成らない程に不利な「格闘技」。
言葉通り、命を賭けて戦う格闘家なのに、
その対価は不十分と言わざるを得ない。
決して満足できない興行ギャラ、まともな保険にも入れない社会事情。
引退してもセカンドキャリアは狭く、身体のケアも保証されない。
こういった格闘家の社会保障への問題提起も込めた本projectだったのです。

日本で活躍したリトアニアの格闘家は、
そのファイトスタイルが日本で認められて記憶に残り、本projectが成立した。
では、数多くいる日本人格闘家はどうすればいいのか?
表舞台で大きく活躍できずに終わる格闘家はどうすればいいのか?
こういった大きなテーマにも繋げたいが故に、本projectは重要であった。

(勝村さんの入院時の話は非常に判り易い。
 サッカー選手とバスケ?選手と病室が同室になったらしく、
 その2選手達は当然、通常の保険適用だったが、
 格闘家の勝村さんは、格闘技故の最低限の保険しか入れない為に、
 入院費等に苦労したと・・・)

本projectの結果を、どこにどう訴求するかは、作戦を練らなければならないが、
何かしら今後の格闘技界に活かせれば良いな。
(スポーツ庁に持って行くには、もう2,3事例が必要かな?)


posted by sports777 at 17:51| Comment(0) | スポーツNEWS | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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