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2012年11月07日

アスリートと社会・企業の間に立つ

「アスリート」である前に、「人」であれ。
(人とは、社会人・常識人を指す)
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年間を通じて、多くのアマチュアアスリートに会う。
アマだけでなく、プロ選手も、有名選手も接触機会が多い。

弊社は、「スポーツが好き」の延長でスポーツビジネスをしているのではなく、
アスリートという「人(種)」に関心を持って、サポートを事業の1つにしているだけ。
昔、NPO支援をしていた際も、ベンチャー支援していた際も、
共通して「人」を主に考えていた。

テーマは何でもいい。
たまたま共通項として、スポーツを主生活としているアスリートが多かった為に、
アスリートという「人」に着目。
アスリート個人単位を超えた「スポーツ域」の仕事は、結果的に延長上に来た流れ。

「人」を扱う事は大変な事だ。
その人を深くえぐらないと答えが見えない、コンサルも何もできない。
だから、初対面で個人情報は勿論、親の職業や年収まで聞く。
総合的な視点で、その人をどう社会に浸透させるか等、戦略を立てる。

このように、基本的にはアスリートの「味方」である。

但し、ターゲットを考えると、何でもOKの甘い味方にはなれない。
スポンサー依頼事が主なら、企業という相手を考えなくてはならないし、
PRが主なら、社会という相手を考えなくてはならない。
つまり、「アスリート」と「企業・社会」の間に入り、
公正公平の立場にいなくてはならない。

ですから、アスリートの「味方」であっても、
アスリートと社会・企業をつなぐ立場の視点から、
アスリートを正さなくてはならないケースも非常に多い。
時には、そのアスリートが世界チャンプで、
周辺関係者がごますり状態でペコペコしているような状況でも、
「チャンピオンという人の上に立つ者が、それはおかしいでしょ」と平気で言わせて頂く。

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うちには資金難対策相談が多く入ってくる。
アマだけじゃない、こんな有名人も?というケースもある。言えないけど(笑)

スポーツは挨拶から始まるなんて、当たり前の事を、
キッズから教えていると言う日本のスポーツ界に失笑してしまう機会も多い。
シニアアスリートでも、挨拶ができない選手は多いですよ(笑)
先輩、師匠、監督、コーチ、関係者といった、ネットワーク間で挨拶ができたって意味無い。
挨拶って、そもそも初対面の人から始まる訳だから、初対面者に挨拶もできないようじゃ、
挨拶を指導されているとは言えない、、、、

挨拶もできないアスリートに、資金難解決なんて無理。
一体誰が金を投資するのか?
ファン個人であり、企業法人である。
知人ファンから小口を集めるならまだいいが、知らぬ方を新規開発するなら挨拶は必要。
企業に依頼する際も、最初の挨拶で決まる、と言っても過言ではない。
たかが挨拶、されど挨拶。


また、過去のスポーツ界を見ると、これは仕方無い事かもしれないが、
キッズから大学までスポーツエリートで、そのまま働かずにプロになった選手など、
就業経験(アルバイト含)が無いと、社会常識を誰にも教わらずに大人のアスリートとなる。
これはまずい。
(現役中はスポンサーを獲れない裸の王様になってしまし、セカンドキャリアで大苦労する)
事実、社会常識も仁義も礼儀もビジネスもルールもマナーも一般常識も判らない選手が多い。
これは選手というよりも、それでも良しとした親や監督や周辺関係者、
そしてスポーツ界自体に問題がある。
そういうネガティブ対応は必ず自分に返ってくる。
後で自分が困る事になる。


いわゆる超マイナー競技選手に比較して、
TV中継競技選手程、五輪競技程に甘いケースがある。
となると、文科省やJOCで解決法を用意するのが筋。

ただ、この生き残りの時代、国の施策を待っている程に時間は無い。
社会や時代を敏感に受け止め、危機感を理解するアスリートなら、
自分で自分を変革するべき。


アスリートは、「アスリート」である前に、「人」であれ。
(人とは、社会人・常識人を指す)

活躍している内は、活躍というプラス事が全面に立ってしまい、
マイナス事を指摘する人は少ないであろう。
うちは、それを言うのが仕事でもある(笑)
それは、その選手を真に輝かせる為。
TVに出りゃいいってもんじゃ無い。
そこにアマ・プロ関係無し、男女関係無し、キッズもシニアも年齢関係無し、
競技種類関係無し、戦績上位下位も関係無し。
真に輝いてほしい選手には、そして「人」を持っている選手には、
自分が悪者(敵)と思われてもいいので指摘する。嫌われてもいい(笑)
「人」を持っていない選手には、言う必要は無いと考えている。後で困る事となる。


個人的には、
社会常識やルール&マナーとかは、簡単に会得できるものだから後でいいと思っている。
それよりも、
「仁義」「武士道」「覚悟力」「真の情熱」といった人としての基礎を、
アスリート全員に持って頂きたいと考えている。

自分というスタイルをキチンと持って、相手にオーラで語れるアスリートなら、
例えば名刺交換程度ができなくたっていいと思う。
名刺以上に、自分を伝える事ができるなら・・・
そこには、生き様や生き方といった「人」が表現されなくては無理。
これは年齢に関係ない。
キッズ選手だって、それを備えているケースもある。

表面的な対応は必ず崩れる。
中身が重要だ。

アスリートは、アスリートという職業人(生き方)の前に、人であれ。
posted by sports777 at 14:49| Comment(0) | TrackBack(0) | スポーツNEWS | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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