http://www.gifu-np.co.jp/news/kennai/20120418/201204181913_16803.shtml
■概略
経営改善に向けた指導を受けると発表。
今季から導入され、2014年から適用されるクラブライセンス制度に基づき、
Jリーグが予算管理団体を指定するのは初。
岐阜は昨季7100万円の単年度赤字を計上。
現在、債務超過額が約1億4000万円、累積赤字額は約4億円にまで膨らんでいる。
今季も年間数千万円と見込まれるユニホーム胸スポンサーが付いておらず、苦しい経営。
クラブによると、Jリーグから通知があったのは今月上旬で、▽過去5期中4期が赤字
▽債務超過額が増大▽今季も資金繰りが厳しく、資金不足に陥る可能性が高いなどが理由。
早急な財務改善が必要であると判断された。
指導の柱となるのは、▽資金調達の促進▽営業力の強化▽経費削減の徹底の3点で、
予算編成時の報告義務はもとより、日ごろからJリーグに対して詳細な財務状況を報告していく。
08年Jリーグの「公式試合安定開催基金」から5000万円の融資(10年4月に完済)を
受けた際にも同様の指導を受けているが、今回新たな融資申請は行わない。
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FC岐阜が大変とのこと。
クラブも4月18日付けで、このような発表を・・・
Jリーグクラブと言えば、他競技と比較して、多くの専門関係者も取り巻いているのに、
こういう事も起こる。
地域密着思想から、地域企業・地域ファンの支持を受けているはずだが、
どの辺りに課題があるのだろうか。
FC岐阜に関しては、内側情報を入手していない為に、何とも言えないのだが、
全般論として、このようなケースでは必ずと言っていい程、
内部の方は「やれる事は全てやっている」と言う場合が多い。
色々提案しても、「それは1年前に試したがダメだった」
「そんな事は経験上やっても無理だと思う」「それは過去に失敗した」・・・等の反応が返る。
そこが落とし穴だ。
スポンサー営業に関して言えば、
このような企業にこのような提案をすべき、と伝えても、
第一声が「そこは既に営業済みでダメだった」・・・・と。
しかし、詳細を聞くと、普通のセールスシートでPush型の営業をしているだけだったり・・・
そこに、「もう一度、Pull型で営業をかけてみませんか?」と伝えると、
「そういう営業はした事が無い、判らない・・・」との反応。
じゃあ、ちゃんとその企業を攻めていなかったという事じゃない(笑)・・・という事になる。
(こういった話、非常に多いです)
集客策やファン開発に関しても全く同様の事が言えるケースは多い。
つまり、形だけ「既にやってみたがダメだった」という事で、
現実には、それを究極まで詰め切れていないという事。
組織論から見た場合、株式会社の場合は代表の思考や行動で全てが決まる。
代表が動ききれていなかったり、思考が1mmでもズレていると、変革は起こらない。
又、TOPが優秀でも、参謀がズレていたり、努力と根性だけの稼働だと、これもきつい。
同じ指摘を何度言っても動かないというケースは、本当に危険だ。
その場しのぎができても、中長期的には、これヤバイなと思える組織も少なくない。
関係者選びも中長期で響いてくる。
(サッカーには各種専門企業?が利権のようにくっついているケースも多い。)
サッカーだからといってサッカーの常識だけで動いていたらダメ。
事例が無い事はNGなんて発想じゃダメ。
FC岐阜に話を戻すと、
詳細が判らないので何とも言えないのだが、心情的に応援したいし、
できる事なら、再建に関わりたい。
(中身*方法という面から、できる事はまだまだあるはず。ネタも出せるかもしれない。)
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マイナー競技・アマチュア個人選手には、
Jリーグクラブでさえも資金調達に苦労している事を知ってほしい。
努力と根性の資金調達ではダメな時代。
事例や表面実績では資金調達はできない時代。
だからこそ、時間的余裕のある段階から予防策という意味からも早め稼働し
(あと1ヵ月内に資金調達できないと競技続行できない、等と言うのは無理がある)、
事前のファンコミュニケーションやコネクション開発で地ならしを行い、
Pull型ピンポイントでスポンサーメリットを追求する・・・
文章で書くと数行で解決策が表現されることになるが、
実際は1つの単語からやるべき事が沢山出てくる。
戦略・戦術を尽くし、その上での努力と根性こそが、高い獲得率に繋がる。
(単なる努力と根性だけでは無理がある)
だから、早めの対応を。
キチンとやれば、マイナー競技・アマチュア個人選手でも、
Jクラブ以上に獲得は可能(数字上では越えられなくても、獲得率では勝てるのでは?)。
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