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2012年04月17日

アスリートの小口協賛集金は、今や当たり前の時代

■ソース(毎日新聞2012年04月16日)
http://news.livedoor.com/article/detail/6473914/
■概略
<マラソン> 日本代表・藤原が「ニコ動」と提携、資金確保へ
ロンドン五輪マラソン代表の藤原新が、「ニコニコ動画」傘下の「ドワンゴ」と提携し、
同サイトのユーザーから個人スポンサー2万人を募集すると発表。
スポンサー料は1人500円で、最大1000万円が藤原選手の活動資金となる。
実業団を辞め、貯金で食いつなぎながら五輪切符を得た「無職ランナー」が、
競技者の新しいモデルを打ち立てようと模索している。
以前から同サイトの会員だったという藤原選手は「五輪をただ観戦するのではなく、
(スポンサーになってもらうことで)わくわく感、どきどき感を一緒に体験できるようにしたい。
日本のアスリートの在り方を変える可能性もある試み」と意欲満々だ。
ドワンゴ小林宏社長によると、個人スポンサーになれるのは同サイトの
有料会員(月額会費525円)で、会費のうち1人500円を藤原選手の活動資金に充て、
サイト内に設ける「藤原新チャンネル」で練習の様子などを伝えるという。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

競技者の新しい資金調達モデル?
日本のアスリートの在り方を変える試み?

新しくありません、
アスリートエールは既にミニスポンサー制度をスタートしている(笑)
又、モータースポーツのアニメを絡めた個人スポンサー制度は熟成してきているし、
ファンクラブ等での小口協賛金の集め方は、かなり深くセミナー等で伝授しています。
「変える可能性」ではなく、むしろ今の時代を反映した「生命線」的な、
アスリートのPR法・資金調達法というポジショニング。
その研究は、既にアーリーステージを超えている段階にある。
(毎日新聞さん、記事内容の裏取りに、私の所に来てほしかったなあ(笑)
 Hさん、Iさんに御伝え下さい)


小口協賛の傾向と対策は、オンラインとオフラインの両方で、
既に2年ほどリサーチしているので、ある程度シミュレーションができるようになった。
藤原選手が500*2万人=¥1000万をどの位の期間で達成するか、
達成できるのか、又、その後の動向等も注目したい。
確かに、大きく報道に載った人材=著名人への道を歩んでいるから
(地上波TV露出のリーチという観点から)、
一気に集金できる可能性も無くは無い。

2輪・関口太郎氏は2005年、MotoGP対策で2chで短期間で数百万を集めている。
この情報は地上波には出ていなかったはず。
又、五輪選手でも、非常に短期間で競技資金を小口で集めた例も多くある。
初音ミクやエヴァンゲリオン等を絡めたモータースポーツ小口協賛集めは、
発表値が数千万でも、実は億を超えているとも聞いているし・・・
だから、藤原選手も1000万も夢ではないのかも?

但し、注意が必要。
ファンコミュニケーション無しの小口協賛集めは、必ず一時的なものとなる。
それは過去事例が物語っているし、
スポーツ以外でも象徴的な事例が沢山ある。
(日本の寄付文化は遅れているので、一時的な集金から一気に冷める傾向が課題。
 実例が沢山ある為に、寄付対策にもかなりのプランニングが必要。
 まして、スポーツの協賛金なら、徹底した持続対策が必須となる。
 競技資金は持続しなければならない。なら、どうすればいいのか?
 ここを追求しないと、一時的な資金調達となる。)


それと、寄付金なのか協賛金なのかで、その扱われ方や持続性に大きく影響される。
「スポンサー」と表現する限り、それは「スポンサーシップ」となる。
であれば、それは寄付金ではなく「協賛金」という事になる。
協賛金とは何か?という基本中の基本がズレていると、
資金調達は勿論、ファン開発や競技環境、もっと言えば競技人生にも関係してくる。

藤原選手はTVメディアで名を上げた。
今後もロンドン五輪に絡めて、名前が露出し、有名人へと階段を登るのかも。

テレビにも出ない、超マイナー競技のアマ選手は、これに悲観する事は無い。
上記記事の資金調達法は、テレビに出ていない選手でも、できる事だから。
ちなみにアスリートエールでは、ばらつきはあるものの、
月数万程度を集める選手はいますし、現在のmaxは月60万だったはず。
オフライン手法でも、その程度の資金調達なら、他にも実績がいくらでもある。
地域限定での資金調達法では、1ヵ月で100万を超えた例も出している。

故に、テレビに出て有名にならないと小口協賛は集まらない、と考えるアマアスリートに、
それは勘違い、戦績下位のジュニアでも資金調達できると言いたい。
考えてないで、即実行せよ、と言いたい。

ファンからの小口協賛金を集めて競技持続に活用する・・・
これはもうアマアスリートにとって資金調達の基礎レベルとなる。
企業スポンサーはその上に位置する資金調達法。
それらをどう組み合わせるかを追求しなければならない。
ファン開発は、TOP選手だけのものではない、
スポーツで飯を喰いたいなら、キッズ選手でもプロ意識を持ち、それが必須となる。
(キッズの場合は父母の動きとなるが・・・)

弊社では、TV露出の無いマイナー競技アマ選手でも、
より高確率で持続性のある競技資金を調達できるようにと常日頃考えているつもりだが、
既に次のステージも構想はできています。
できるだけ早くアスリートに発表できるように努力します。
posted by sports777 at 03:32| Comment(0) | TrackBack(0) | スポーツNEWS | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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