http://news.livedoor.com/article/detail/6468606/
■概略
遼 人知れずトヨタと契約切れ いったい何があったのか?
初日16位発進、石川遼(20)のキャップからTOYOTAロゴマークが消えていた。
プロ1年目の2008年から4年間もスポンサー契約してきたトヨタ自動車が、
3月末で石川との契約を打ち切っていたのだ。
大手スポンサーが石川と契約解消したのはNTTドコモに次いで2社目。
米国で運転免許を取得して、昨年6月に国内では運転できない
“無免許運転事件”が発覚したが、「契約満了と関係ございません」(同広報部)という。
しかし、関係者はこう語る。
「トヨタは年5000万円のスポンサー料を払ってきたとみられ、当初は2年契約で、
以降も更新。無免許運転が発覚した時、同社は『法令を守らなかったことは遺憾。
年齢も若い。今後に期待したい』と、実質おとがめなしの姿勢でした。
しかし、石川が無免許運転したのは優勝副賞で手に入れた高級外車のアウディだった。
これにはトヨタ幹部も『トヨタ車で無免許運転でなかったのは不幸中の幸いだが、
高額スポンサー料を払って、外車を乗り回されたらかなわない』とカンカンでした」
トヨタが見限った一番の理由は、スポンサー契約を続けるメリットが何もなかったから。
そもそも、妻夫木聡、ジャン・レノ、水川あさみらをCMに起用し、若者の車離れを
食い止めようと昨秋から「免許を、とろう。」キャンペーンを始めた。このCMに当初、
石川の起用案もあったが、無免許運転のイメージが悪かった。
「それに、二十数社と契約する石川はCM撮影や発表会なども制限が多く、
思うような宣伝活動ができなかった」(同社幹部)のも問題だった。
「米国市場での売れ行きやイメージアップを考慮したが、石川周辺にはトラブルが多く、
契約を打ち切った方が得策と判断した」(同社関係者)
くしくも、石川サイドとスポーツ紙記者とのトラブルが週刊誌上を賑わしており、
「契約解消は正しい判断だった」(別の同社関係者)という声も聞こえてくる。
契約スポンサーは二十数社で、年間30億円ともいわれていたが、
国内最大手のトヨタが離れたことで、「営業成績不振から後追いする企業も出てきそう」
(ツアー関係者)と、契約金が大幅に目減りしそう。
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アスリートの社会的責任=ASR(Athlete Social Responsibility)。
TOPアスリートの石川遼でさえもASRが必要、、、、といったところか・・・
ASRに、TOPプロも戦績下位アマもキッズも関係ない。
アスリートはアスリートである前に、一社会人として、
最低限、必要なものと言えます。
そもそも論になるかもしれないが、20数社のスポンサーを
お父さんはよくコントロールできますよね?(笑)
そりゃ大変の極地だ。
メディア出演も多い中で、スポンサーメリットを実行するスケジュール調整は
もはや芸能タレント事務所の敏腕マネージャー以上の腕が必要。
スポンサーよりメディアを優先するような場面があったら大変だ。
(アスリートの中でもちょっと勘違いしている方もいる。まあ、アマに多いのだけど、
TV出演があるからスポンサーイベントに出演できません・・・という選手もいる。
これ、大きな勘違い。スポンサー対応の方が、メディア出演より優先だという
基本を判っていない・・・見つけた時は即注意する事が多い。
無論、メディア出演がその企業のスポンサーメリットに大きく影響するなら
話は別だが。)
遼君どうこうを言うつもりはないのだが、
アスリート全般論として、
不祥事はスポンサーシップの為にも、常にリスクヘッジしないと。
選手の行動は、スポンサーブランドに直結しますからね。
TVに出ないアマアスリートでも全く同じですよ。
今は報道に出なくても、ネット普及で色々な所に情報波及しますからね。
企業の業績に影響してきてしまう事もある。
そんな事を起こしたら、協賛金獲得どころか、損害賠償金を選手が企業に
払わなければならなくなるケースもある。
それと、自分を売り込んでくれるメディアは大切にしないとね。
(前述のように、メディア出演とスポンサー対応を比較したら、
当然、スポンサー対応が優先ですが、それ以外は、メディアを重視。
無論、アスリートの本職の練習・試合が最優先ではあるが、
できる限り、メディア対応も常日頃から関係を良く構築するべき。)
そして、当ブログ読者のアマ選手にとって
一番の話題となるスポンサーシップに関しては、
とにかく大事なのは、スポンサーメリットの実行。
金を振り込んでもらったら安心してしまって、
契約書に記載されたスポンサーメリットさえもきちんと実行しない選手も多い。
これは、今後の競技人生にとって命取り。
何故、こういう事が起きるのか?
寄付金と協賛金の違いさえキチンと判っていない選手が非常に多いから。
ぶっちゃけ、寄付金は、リターンを考えずに感謝すれば済む。
協賛金はそうはいかない。
金額分の価値を返さなければならない、それがスポンサーシップだ。
故に、どんなに忙しくても、どんなにメディアが大事でも、
スポンサー対応(メリット実行)が最優先となる。
これも、キチンと実行しなければ、損害賠償請求の元となる。
一部のアスリートに、過去戦績に対する慰労金(?)
みたいな感覚で捉える「勘違い」もありますね。
協賛金は、過去に対する金ではなく、未来に対する金。
協賛金とは、賞金でもないし、慰労金でもないし、
「スポンサーメリット」というサービスを買って頂く事。
故に、スポンサーメリットというサービスを実施しなければならない。
こういう根本的な事を教える仕組みが無いスポーツ界は、
「スポーツで金」なんて語る事はできない。
無論、クラブ単位でしっかり鰍祚POで組織運営していたり、
しっかりマネジメント会社が付いていれば、
その度合いも低いけど、
(マネージャーでも明確に理解できていない人も多いし、
コーチ・監督クラスでも未理解者は存在する。)
アスリートがそんなビジネス(スポンサーシップ)の常識を知らない、
という事実に、アスリートに対して叱る事も無理がある。
そういう常識を教える仕組みをこれまで作らなかったスポーツ界の責任。
自分は、マイナー競技アマチュアであっても、
資金難選手に競技資金を得てもらいたいからこそ、
スポンサーシップの普及を広められるように動いているつもりであるが、
スポンサーメリットを実行しないアスリートは、
今後、名指しで企業に伝えるつもりだ。
(無論、選手に忠告を入れた後に改善されない場合に限る)
アスリートと企業の関係は、50:50であるべき。
(現状はどうしても、資金を出す企業の方が、立場が上。10:90位か?
その事由は、アスリートがメリットをキチンと返せていない事が主因。)
企業は資金提供する、アスリートはその額の分をアクションする。
(つまりスポンサーメリットをキチンとリターンする)
これができないアスリートは、スポンサーを得る資格の無い選手。
それは、企業にとって、ハイリスクな要注意人物となる。
私は、多くの企業にスポーツ投資してもらいたいからこそ、
ブラックリストは企業に公開する考えだ。
この選手はスポンサーメリットを実行しないので、協賛対象から外すべきと。
そうでないと、50:50の関係を作っていけないし、
スポーツ界の発展にならない。
アスリートは、当たり前の事を当たり前に理解し、当たり前に実行する・・・
スポンサーシップで競技資金を要するのなら、
それ位は勉強してほしい。
スポンサーシップとは、
スポンサーメリットという商品を、企業に買って頂く事。
100万の商品(スポンサーメリット)を売って初めて、100万を投資してもらえる。
10万の商品を、企業は決して100万で買ってくれない。
この基本中の基本が判らないのであれば、
寄付金を御願いする事に相当してしまう。
(企業はアマ個人単位に、基本的に大金の寄付金なんて出さないですよ(笑))
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