■ソース(スポニチ2012年2月14日)
http://www.sponichi.co.jp/sports/news/2012/02/14/kiji/K20120214002635710.html
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120215-00000576-san-spo 産経
http://www.sanspo.com/sports/news/120214/spq1202142128008-n1.htm 共同
■概略
近代五種、ボートでも…補助金を寄付で返還
国庫補助金で専任コーチらに支払われた報酬の一部を寄付名目で所属競技団体に
返還する金銭の流れが、近代五種やボートでもあったことが14日、分かった。
補助金や助成金の扱いをめぐっては、日本オリンピック委員会(JOC)が
第三者特別調査委員会を設置し、
過去5年間・約35競技団体の実態調査に乗り出している。
競技団体が申請した専任コーチやメディカルスタッフへの報酬は、
3分の2を文部科学省が補助し、残りの3分の1を競技団体が負担する。
日本近代五種協会の幹部は「苦しい財政もあり、強化費を捻出する善意の寄付
として慣例化していた」と説明した。
日本ボート協会は「5年間で1件のみ、約100万円の寄付があった」(事務局)。
日本重量挙げ協会は「過去5年間で4件の寄付」を認めたが、1口3万円程度の少額。
寄付は競技団体の負担分を穴埋めする不適切な手法の可能性もある。
サッカーくじによる助成金でもテコンドーやカーリングで同様の金銭の流れがあり、
くじを運営する日本スポーツ振興センターが調査している。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
全日本テコンドー協会 http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/sports/other/542718/
日本セーリング連盟 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120120-00000504-san-spo
日本カーリング協会 http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/sports/other/543109/
日本ボート協会
日本近代五種協会
http://sankei.jp.msn.com/sports/news/120215/oth12021519110020-n1.htm
構造的欠陥と言えるのではないか?
キチンと調べれば、これら以上の課題が出てくるのは
スポーツ界に関わる者なら知っている方が多いはず。
(2年生にも情報が入ってくるのだから、10年生以上が知らぬ訳が無い)
協会・連盟が資金不足なのは良く判る。
会員収入以外に、こういった御国の金を要したい事情も判る。
しかし、御国から落ちてくる自体に甘えが生じるのも事実。
スポーツに限らず、社団・財団の在り方といった、大きな話にもなるが、
国民視点からは確実に無駄金と判断される。
という事は、民主の事業仕分けが機能していない。
国の仕事に携わった経験者なら、スポーツ以外こそ、
もっと大きな無駄が有る事は現場レベルで把握している。
色気が若干違うが、日本のNPOの収入は寄付収入が主のはずだ。
(最近の最新情報は余りリサーチしていないが)
これに対して、NPO先進国のUSAは、寄付文化が進んでいるにも関わらず、
事業収入が主のはず。
という事は、Socialな団体でも、御国(税金)に甘えず、
自分達の事業で切磋琢磨して資金調達している、とも言えるはず。
細かい事はどうでもいい。
マクロな視点から提案するとすれば、
国内ではSocialと扱われる協会・連盟(つまり社団・財団)は、
一時的でも御国の資金支援無しの実験期間を設けるべき。
Business主体の資金調達onlyとなれば、それはそれは必死に民間から
資金調達しなくては回らなくなる。
現場が混乱するのは予測できるが、それ位の大ナタが無ければ変革しない。
又は、会計士・弁護士で構成する完全・第三者機関が事細かくチェックを
入れる仕組みにするか(それも費用が掛かるのだが)。
いずれにしても、
もっと厳しい、完全なる民間意識が必要と思われる。
・・・・・・・・
上記とは関係ないが、
アスリート達に、寄付を求めず、厳しい協賛を追求せよと、
当ブログで何度も謳ってきたが、
これは、スポーツの未来の為、と考えての意見。
寄付金は甘えを生み、協賛金は社会の厳しさを知る御金。
故に、スポーツの未来は、寄付金ではなく、協賛金が門を開くと。
改めて考えれば、上記の問題も同じだ。
(いや、アスリート個人以上に深刻な課題だ。
それは、個々を細かく否定するつもりはない。
スポーツの構造的な欠陥だ。
寄付金というものは、もっと命に関わるような深刻な社会問題など、
優先課題に使われるべき。
スポーツ界は、努力によって、寄付(個人寄付も税金も含む)ではなく、
協賛金で喰っていけるはずだ。)
御批判がある方は、是非、直接面談で御話しましょう。
- ダンススポーツ・吉川あみ&TudorAndrei、バルカーカップ2024で2連覇..
- 昨年優勝で賞金¥1000万獲得したバルカーカップに、ダンススポーツ世界ランカーの..
- ダンススポーツ日本代表:吉川あみ&Tudor Andrei、2024年11月4日..
- 怪我を抱えたまま試合に臨む選手は最大90%、格闘技王者10名による怪我痛み極小化..
- フリ―ダイビング日本代表・岡本美鈴、継続的な海洋保全活動支援を行うスイス機械式時..
- 日本代表選手4名が、筋肉リカバリー用の炭酸ボディケアクリーム「diremotio..
- ダンススポーツ日本代表で、世界ランカーの吉川あみ&TudorAndreiペアとマ..
- スポーツはどこへ行く?スポーツビジネス市場規模2025年¥15兆目標は実現するの..
- NFの補助金・助成金不正は、今のままでは半永久的に無くならない。それを壊すには?..
- 銀行不要のBankless概念の元、web3活用の仮想通貨による新しい資金調達「..