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■概略
葛飾のおじさん同級生3人、軽4輪耐久レースに挑戦−地元8店がスポンサード
葛飾区出身・在住の同級生3人が2月5日・富士スピードウェイ開催の
軽自動車限定の8時間耐久レース「K4-GP」の参戦に向け最終調整。
いかに燃費良く速く走れるかを競そうレーススタイルのエコラン競技。88台がエントリー。
参戦するのは、「オートショップニシカワ」(葛飾区青戸5)店主の3人。
3人は葛飾区出身で私立日出学園小学校(千葉県)の同級生。
レース参戦のきっかけについて、西川さんは
「不景気や震災で閉塞感があった。同級生3人で『何か挑戦できないか』という話になり、
今回のレースに挑むことになった」と話す。
3人の活動を見た地元の薬局など8店がスポンサーとなって3人を支援。
「自分たちの活動を応援してくれる、という気持ちが非常にうれしい。出てみないと
わからないが、期待に添えるようなレースをしたい」(西川さん)とも。
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8店舗でいくらの協賛金になったかはリサーチしていない。
しかし、それが例え少額であったにせよ、
アスリートにとって重要な意味が隠されている。
自分の故郷や在住地を味方にするという事。
これは、マクロに言えば、時代背景や社会情勢も要因となる。
不況下で企業スポンサー獲得が難しくなっている今、
少額でも小口個人協賛を沢山集める事が非常に大事。
例え投資してくれなくても、
応援という「気」を集める事で、戦績に影響してくる。
背負うものができるから、いいプレッシャーにもなる。
Jリーグの地域密着思想は当たり前。
個人選手はそれ以上に、人密着であれと当ブログでも言い続けてきた。
お国単位でも、総合型地域スポーツクラブ指針ができたし、
サッカーバルセロナのソシオモデルを追う思考が普及したのも、
この時代や社会のタイミングとマッチしている。
大きなクラブや有名選手だけの考え方ではなく、
マイナー競技の無名個人アマ選手こそ、この思想を追求すべきだ。
・・・・・・
あるレーサーに話した事がある。
地域と無関係なモータースポーツでさえ、これからは地域や人密着思想にした方がいいよと。
10万、50万、100万集まったとしても、それじゃレースはできないから効率が悪いです・・・
との返答に、
アホか、時代を読め、後で泣くぞ・・・と説教しました(笑)
大口スポンサーが、後援会や地域からの紹介で生まれるケースもあるというのに、
そういう知識も無しに、最初から何でも否定するな!と(笑)
スーパーGTクラスのレーサーにもいますね、こういう感覚の方が。
少子高齢化で、各競技は確実に競技人口が減る。
二極分化の時代となり、スポーツなんかに投資してる場合じゃないと考える
企業が増える事も考えられる。
高齢者は、自分の孫なら応援するけど、他の人にはねえ、、、
という感覚を持つ人が増えるかもしれない。
そんな近未来に、いい意味での日本国民感=同郷だとか、タメだとか、趣味が同じとか、
小学校が一緒だとか、、、、何かしらの共通項で、
繋がる事が、アスリートの小口競技資金に繋がるポテンシャルがある。
ちょっと無理矢理感もあるけど、甲子園に行く高校や、
全国サッカーに出る高校なども、元を辿れば地域で資金調達してますからね。
その額、いくらか知っているのかな?
個人単位でも、某五輪選手は1000万以上集めたし、
500万程度はざらにいるし、
五輪クラスではなく、地方選クラスでも100万単位で集めている選手も実在しますしね。
確かにモータースポーツは、高校生でも1000万単位が必要なケースがあるので、
100万集めても、それじゃレース参戦もできない。
しかしながら、それは確実に中長期策になる訳で、
気付いた今を、スタートにして始めるべき。
そして、100万の投資家達に、人脈を開いてもらう事もできる。
100万程度ならやらないという選手は、後で100万に泣く。
資金調達って、そんなに軽いもんじゃない。
100円でも、金を受けるという事は大変な事だ。
(寄付なら感謝して終わりだけど、協賛なら100円の価値を返さなくちゃいけないし。
だからこそ、協賛でなく、寄付を集めたいという選手は、
それはスポンサーシップではないので、競技人生上、毎年、パトロンかタニマチを
探せばいい。
タニマチやパトロンは、スポンサーの何百分の1、いや、何十万分の1?
そんな都合のいい方は、そんなに簡単に見つかりませんし、大きなコネや
何かしらの策が無いと巡り会いませんよ。
だから、寄付より厳しい協賛ではあるけれど、自分自身を鍛える意味も込めて、
協賛を追求した方が結果的に早い。)
とにかく、レーサーもレーサー以外のアスリートも、
地元を大切にした方が、自分の為になるよ、という事。
後援会の作り方は個別で教えます。
メールを下さい。
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