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2012年01月28日

キッズ&ジュニア・アスリートの周辺環境と実態

■ソース
2012年1月28日(土)朝日新聞・朝刊
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■概略
大人顔負け・卓球小学生
全日本選手権の女子シングルスで2勝した少額5年生の伊藤美誠(みま)。
地元(所属)の静岡県磐田市の豊田町スポーツ少年団で練習をするのは週2回。
他の平日は夜、近くの実業団チームで大人の男子選手と練習。
週末、女子の国内トップチームである大阪の日本生命へ出稽古に行くことも。
練習試合で日本リーグの選手に勝った事もある。
伊藤美誠は、昨年の全日本選手権で10歳2カ月で勝ち、福原愛が持つ
史上最年少勝利記録を更新。一躍注目され、活動の幅が広がった。
年末年始には、卓球用具メーカーの紹介で中国に行き、ナショナルチームを
目指す有望選手と練習。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

美誠ちゃんの記事を見つけたのでチェック。
強さだけが先行報道されてきたケースが多いので、
中々、そこまでの努力や過程や課題が世間に伝わっていない節もあると思われます。

記事のように、とにかく美誠ちゃんは飛び回っています。
家の固定電話に掛けても捕まらない(笑)
常にお母さんが同行しているので、遠征費も2人分(美誠ちゃんは子供料金だが)。
デイマネジメントは母を中心に、勿論お父さんも。
地元を主とする応援者対応はあるし、資金調達で親戚を回る事もあるし、
協会や実業団対応もある。
調整するのはスケジュールだけではない。
いい事ばかりの対応ではなく、当然、イヤな事も生まれるが、
それでも対応の手を緩められない。

将来有望なキッズ&ジュニアの家庭は、競技はアマでも、周辺環境はプロレベル。
プロ意識を持っていないとやっていけない。
本人は例え小学生であろうと自然と身に付けているし、
御両親も当然、アマとプロの違いを自然と吸収されています。
これは、卓球に限らない。
その他、全ての競技種でも同じ事が言える。

このクラスになると、確かに御両親はデイマネジメント、いや、せめてメディア対応だけでも
マネジメント会社を頼りたくなるのは当然。
お母さんは、美誠ちゃん周辺仕事以外に家事や学校対応もありますしね。
お父さんは外で収入と得てこなくてはいけないので、
(それがキッズ&ジュニア選手の遠征費・練習費になる訳だし)
負担のメインはお母さん、というケースが非常に多い。
(睡眠時間を削って対応しているキッズ&ジュニア選手の親は多い。)
全て自費負担?
遠征費等が部分的に協会支給というケースもあるけど、基本は五輪競技でもまだまだ自腹。
中国遠征費などを考慮すれば、年500万位は外部支援が必要。
(そうでないと家庭が破綻してしまう。その最低限のセイフティネットは協会が行うべき。
 日本代表Aクラス、Bクラス・・・その対象範囲は当然設けているでしょうが、
 一律だと、金持ちしか上に上がれないスポーツ界となる。これは卓球だけの問題ではなく、
 他競技でも既に発生している。キッズ&ジュニア時代から、資金難で遠征費も出せずに
 競技撤退する・・・1番が撤退せざるをなく、裕福な10番がいずれ代表となる・・・
 こういうケースを文科省や協会や、日本のスポーツ界はどう捉えるのでしょうかね?
 その1番にもう少しだけ投資すれば、10番の子を育成するより、結果を出せた可能性が高い、
 こういうケース、結構ありますよ(笑))


骨が固まっていないので、確かにタイガーウッズみたいな全方位のマネジメントチーム、特に身体系ケアが付きっきり、
とまでは必要ないが、
最先端科学トレーニング・栄養士・その他の教育を同時に行う体制は、
キッズ&ジュニアでも必要です。
今からメディアトレーニングをしておかないとまずい、と思うキッズ&ジュニア選手もいますし、
遠征費などで資金が食い潰されて、カップヌードルが多いんですという家庭もありますし。

無論、小さくても世界を狙うアスリートなんだから、競技戦績が命だ。
ここが少しでも落ち込むと、世間は冷たいから、サーッと引いて行く。
だから、戦績トップを維持するプレッシャーも溜まるし、
自己資金だけでは家庭が破綻に向かってしまうし、
(挙句の果ては、競技をもう止めてくれという家庭も生まれてしまうし)
応援者が増えてくると、支援者対応も膨大になってくるし、
メディア対応もしなくちゃいけないし、
その場その場をこなしていくだけに流されてしまう場合もある。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
これらの対応策として、例えば、

・困難かもしれないが、協会は家庭事情を考慮した助成制度を検討
 (年収2000万と年収500万家庭で、子供が同じ戦績の場合、一律支給では公平にならず、
  半額支給でも家庭サイドが追い付かない事がある為。)

・文科省は、スポーツ助成&補助の対象を、五輪競技に区切らない。
 (現在のスポーツ戦略のメダル狙いの発想もいいけど、非五輪競技にも世界一を狙える
  選手は多い。キッズ&ジュニアもしかり。本来、マイナー競技を支援するのが御国の仕事。
  人気競技を伸ばすだけに資金投下する戦略は、どこの部署で誰が構想したのか知りたい。
  不人気競技も支援しているとは言うけれど、非五輪競技は、次元の違うレベルで、
  支援を望んでいますよ。)

・競技以外の情報武装(座学)の場を作る。
 特に、協会からの資金支援のある選手ですら、資金難というケースが非常に多い。
 極端な話、半分も支援してやっているんだから、半分位は自己負担してこい、というケース。
 (であれば、各協会さんがスポンサーを連れてくればいいのにと突っ込みたくなる)
 お父さんが経営者でガンガン儲けている家庭ならいいけど、
 サラリーマン家庭で、給与を競技資金に回している家庭は、
 スポンサー営業の仕方も時間も無い。
 という事は、貯金が底をつくまで競技資金を出し続けるしかない。
 そして、無理な資金依頼を親戚に御願いして、関係が悪化する事もある。
 故に、
 各協会は、協会スポンサーとは別にパーソナルスポンサーを容認し、
 本来は、文科省や協会が、御両親に資金調達法を教えるべきだが、
 その専門機関が無いので、こちらで是非キチンとしたものを作りたい。
 (JOC・JISS・NTCなどで部分的にやるのではなく、
  それらは技術面をとにかく追求すべきで、
  技術以外は専門機関を別途作るべき。これは文科省にも一応、要請済み。
  ただ、作ってくれではなく、こっちで編成するから協力してくれと依頼済み。)


・・・・ああ、風邪で頭が痛いので、ここで止めますが、
こんなのは、One of themに過ぎない。
改革法はいくらでもある。
要は、それをグチャグチャ押し問答していないで、実際にアクションして、
ダメなら修正するという、トライ&エラーの域に持ち込めるかどうかの話だ。

とかく、スポーツ界は保守層が多い。
リベラル派には殆ど遭遇した事が無い。
ビジネス界の視点で見ると、これは珍しい事。
通常は、機関や所属が違っても、アチコチにいる革新派が、業界全体を牽引する。
スポーツ界でも、個人単位で話せば改革派は存在するが、
とてもマクロな力になっていないと考察できる。
批判がメインとなるしね(笑)
まあ、変えたい奴が変えればいいか。

アスリートも同じだ。
皆、自己責任の世界なので、変わりたい奴だけが変わればいい。
保守を否定はしないが、未来を近づけるのは改革派だ。


明日に備えて、もう寝よ・・・・熱下がれ・・・
posted by sports777 at 18:13| Comment(0) | TrackBack(0) | スポーツNEWS | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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