■無料PDFレポート(A4*8頁)=資金難&NG続きの選手は必見
99%の選手がPush型企画書・価格不相応で成約できない→ここを改善すれば獲得率は上がる!
アドレス

2011年12月09日

スポンサー募集のリーチの掛け方と着地点

■ソース
http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/it/2844614/8177081?utm_source=afpbb&utm_medium=topics&utm_campaign=txt_topics
■概略
スポンサーになって!英陸上選手が競売サイトに自分を出品
2012年ロンドン五輪にどうしても出場したいので、僕を買ってください」。
英国陸上選手、James Ellington(26)が7日、五輪出場をバックアップしてくれる
企業スポンサーを募集するため、インターネット競売大手eBayに「自分自身」を出品した。

落札者は、五輪前後のトレーニングや広報イベントで使用するウエアなど一式に、
自社のロゴを入れる権利を獲得できる。入札価格は3万ポンド(約370万円)から。

AFP取材に対しエリントン選手は、「スポンサー獲得のため、僕自身をオークションにかけた。
今のところ、企業スポンサーは1社もついていない。
企業の関心を集めるために、変わった手段に出てみたんだ」と説明した。

短距離を専門とするエリントン選手は、過去4年間というもの深刻なけがに悩まされてきたが
現在は回復しつつあり、今シーズンは200メートル種目で、海抜高度ゼロメートルの会場での
英国人シーズンベストとなる20.52秒をたたき出している。

しかし、スポンサーは負傷歴があるエリントン選手を敬遠。
並み居るライバルを押しのけてエリントン選手が五輪に出場するためには、
どうにかして生活費とトレーニング費用、計3万ポンドを調達しなければならない。

「今の僕はけがとは無縁だ。来年の五輪で英短距離界の期待の星となる実力はある。
五輪に向けて全力でトレーニングに取り組むなら、働いてなんかいられない。
それに、僕は金持ちでもないんだ」と、エリントン選手は窮状を訴えている。(c)AFP
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

非常に切実な状況なのであろう。
海外では、スポンサーを得たいが故に、女性はヌードになったり、
突拍子も無い策に出る選手もいる。

上記は、「自分自身をオークションにかける=売る」ではなく、
スポンサーメリットをオークションにかけた形だけど、
確かに、「は?人がオークションに?・・・」とメディアを呼ぶ事に成功している。
どこまで想定しているのか判らないが、
スポンサー獲得の為にヌードとなる・・・・・ようなケースとは、ちょっと違うタイプ。

本人にとっては、とにかく切実なのであろう。
直接面談した訳でもないのに、何故か、それが伝わってくる。

日本でも、とにかくスポンサーがほしい、と口頭で言う選手は多い。
が、経験上、その中でも真に切実な状況なのは1〜2割程だろうか?
色々な策を伝えると、1〜2割の選手は、
ポジティブになり、明日からアクションを始めますと、喜んで帰る。
そして後日、アクションの報告が来る。
8〜9割は、そういう事は知らなかったのでアクションしたいですね、
とは言うものの、音信不通となったり、ブログ等をチェックしても
スポンサーが取れた様子が無かったり、競技引退したり・・・

大事なのはアクションであり、仮にそれが成功しなかったとしても、
その努力が他要因を誘引したり、何かしらの「向上」が出るはずだ。
こちらも、やはり、努力している選手に情が入るのは当然。
そこに有名・無名、プロ・アマ、シニア・キッズも関係ない。
どんなに切実でも、クレバーにおいしさだけを求める選手には、
世の中そんなに甘くないよ、と言わざるを得ない。
一方、真に切実で、次の日からアクションを行う選手とは、
メールの行って来いが量を増し、
手取り足取りとまでは行かないものの、心配で応援したくなる。

音信不通となって、何カ月後かに、引退した選手・・・というケースの内、
その後、話ができた選手もいる。
「一応、手法を伝えたつもりだが、その後、アクションしたの?」
「したのですが、ダメだったので、引退しました・・・」
「具体的にどのようにアクションしたの?」
「・・・・・・」

これを聞いて、おいおいまたかよと、自分が情けなくなった・・・
と言うのは、その選手のケースでは、
次の日、コーチと話し合い、このような形でやってみますと報告した模様。
そこで、コーチに否定されたらしい。
そんな手法ではスポンサーは取れないから、あれこれ、こういう風にしようと・・・
その手法というのが、つまり、Push型の紹介手探りというやり方で、
散々、それじゃダメだったのだから、効率的な手法を伝えたつもりなのに、
ぶっちゃけ、スポンサーシップのプロとは言えないコーチに、
こちらの手法を止められた形・・・・
何とも後味が悪い、そして、選手が可哀そうな引退劇・・・

以前、鰍立てずにアスリート相談を受けていた頃は、
確かにこういう事例が何個かあった。
コーチや監督や協会から見れば、
そんな訳のわからん者の言う事をやるな、、、というものだ。
有名に近い選手程にそうなるし、
コーチや監督などの体制が厳重な選手程にそうなる。
可哀そうなのは選手である。
引退するか回避できるかの当事者は選手。
資金調達に苦慮して、すがる想いで来たのは重々承知。

こちらの信用力が無いのも要因の1つと考えて、
悪いけど、こちらも素人じゃないよ、という旗を立てる為にも鰍ノした。
選手だけでなく、コーチ・監督・協会・マネジメント会社にも、
具体的なコンサルをしようと決めた要因でもある。

・・・・
周辺にいる関係者の判断が、
アスリートの人生を決めてしまう事もある、という事を痛感した例は少なくない。
特に競技資金問題は、究極の資金難は即引退に繋がる訳だから、
選手が誰を頼るか、でも決まってしまう。
明確に言うと、コーチ・監督は技術のプロであっても、
スポンサーシップのプロとは言えません。
過去経験でスポンサー獲得活動を実際に行ったり、
有名選手のケースを把握していたり、、、、、そういうケースはあったとしても、
資金を出す企業情勢や時代ニーズやビジネス環境をキャッチしていなければ、
過去経験は通用しない。
プロはPush型でもいい。アマはPull型でないとダメ。
プロもアマも混同している話をする方は非常に多いし、
コネだけでとにかく強引に推し進めるケースもいまだに多い。

アスリートは競技専念して、スポンサー獲得活動はコーチ・監督に任せればいい?
NO。
コーチ・監督は、あくまでも技術の先生であり、
マネジメントを行ってくれる場合でも、スポンサー獲得活動はマネジメントの中でも
特異なものだから、そんなに簡単なものじゃない。
その競技に何十年も通じていれば、物資提供のサプライヤーを掴む事は容易であろう、
しかし、資金提供のスポンサーを掴むのは、紹介程度しか手法は無いはず。
セールスシートを見れば、その手法の成功度が一発で判る。

じゃあ、マネジメント会社に頼めばいい?
無名だと、スポンサー獲得活動の前に、マネジメント会社に所属させてもらえるのかどうか、
という壁にぶち当たりますよね。
通常のマネジメント会社のビジネスモデルは、
メディア出演を含めた、広告ビジネスで稼ぐケースが殆どなので、
無名アマ選手は扱ってもらえない事が多い。
広告ビジネスで回すマネジメント会社は、1人1人のセールスシートは持ち歩かず、
プロフィールのみでプレゼンするケースが多い。
プロフィールには、タレント同様に、メディア実績が必ず記載されている。
(戦績が無くても、容姿があれば売り込むというビジネスモデルができる訳です)
故に、スポンサー獲得活動をマネジメント会社に託したい場合は、
選手がマネジメント会社を選別する目を持っていなくちゃいけないし、
競技以外の特殊性を要するかもしれない。
明日依頼して、明後日には所属回答してもらって、スポンサーを見つけてくれる・・・・
なんていうのは幻想。
キチンと時間を計算すべき。
切羽詰まってからマネジメント会社に御願いするのでは遅い。

広告代理店に依頼する場合も同様だ。
超大手のDさんやHさんは、無名域の個人アマ選手は扱ってもらえません。
よっぽどの特徴があれば、例外で、紹介等はしてくれるかもしれないですが、
ゼロと考えた方がいいです。
地域の小規模な広告代理店なら、扱ってくれる可能性はある。
セールスシート売りというよりも、マッチングの世界です。
獲得確率はどうでしょうね、Pull型の提案を企業にしてくれるなら確率はあります。
Push型のカタログ売りなら、ちょっときついのでは。


よって、ベターな対応は、
アスリート自身が、ある程度の知識を付けなくちゃいけない。
当ブログで何度も言うけど、アスリートの情報武装だ。
確かに全部を自分で行うのは大変だけど、
一度も本格的に行った事が無いという選手は、その先、色々なリスクも待っていますよ。
契約問題だったり、肖像権管理だったり、
自分で自分を売り込めない、なんてケースもありますしね。

だから、
最低限の知識を持った上で、マネジメント会社を含めた周辺関係者を活用する・・・
それで競技時間を削らないで済むなら、そうした方がいいに決まってる。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
こういった話を踏まえた上で、上記記事を紐解くと、、、、、

日本でebayを使っている人は少ないので、
yahooオークションに自分を出品した、と例えよう。
まず、企業宣伝部や広報部の方が、オークションで投資先を決めるという事は皆無、
と考えた方がいいですよね。
選手公式サイトでスポンサー募集をしても、お声が掛からないものですから。
(スポンサーシップはビジネスなので、サイトに旗を立てても、PVや属性が後回しの
 サイトに、そんなにおいしい話は転がってきません。)
ただ、過去に人を出品したことなど事例が無い・・・という事で、
英国のようにメディアに掲載される可能性はある。
(その前に、2chなどで、良くも悪くも話題になるかもしれない)

故に、自分の名前や状況を知らせるリーチを稼ぐには良いかもしれない。
ただ、それがスポンサー獲得に繋がるかというと、
日本では難しいと判断できます。
(勿論、可能性はゼロではない。同郷出身の経営者だったり、何かしらの要因を
 そこに見つけられれば可能性がぐっと上がる。
 ただ、その確率は低いから、もっと効率的な手法がほしい。
 プラスαとして、こういう策を使う戦略的な手法であれば、有益なのだが。)

根本的な話として、自分自身で発信すると、広告的になるから、
どうせやるなら、第三者からの発信で、PR的にやればいい。

となると、オークションに出さなくても、
もっと効率的に、PR的にリーチをかける手法も他にありますよね。
個人投資家を探すのか、企業投資を探すのか、
ターゲットを絞って、情報発信すればいい。
お涙頂戴型の一時的な寄付金を狙うのか、
中長期で50:50の関係を築く協賛金を得たいのか、
選手自身が、それらを先行で分析しなくちゃいけない。
であれば、アスリートもスポンサーシップの基礎くらいは、
事前に勉強しておかなくてはならない。
スポンサーシップ(協賛金)はビジネスです。
スポンサーシップは寄付行為ではありません。
これは、基本の基本の基本です。
(ここを勘違いしているケースが非常に多いので、個人アマ選手の
 スポンサーシップが普及しない現状があると言って過言ではない、
 と、言い切れます。)




posted by sports777 at 01:23| Comment(0) | TrackBack(0) | スポーツNEWS | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック
スポンサー獲得講座マニュアル.jpg
『スポンサー獲得講座・マニュアル教材』
◆このような企業が獲得しやすい!=ターゲット選定法
◆このような企画書が成約しやすい!=Pull型企画書構成法
◆このような交渉が成約しやすい!=ベネフィット・プレゼン法
◆その他、習得ポイント多数の全220ページ

数十社に交渉しても獲得できなかった選手が
¥数十万〜数千万の資金スポンサー、サプライヤー獲得の実績!