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2011年07月17日

マイナー競技を脱するタイミング

■ソース
http://sankei.jp.msn.com/sports/news/110716/scr11071610220005-n1.htm
■概略
なでしこ人気を一過性で終わらせないために 女性版CWCのアイデアも
女子ワールドカップ(W杯)での「なでしこジャパン」の活躍で、
日本の女子サッカーに何度目かの脚光が当たっている。
決勝戦も日本時間18日未明という時間帯にもかかわらず、
多くの人がテレビ観戦することだろう。

だが、国内の女子サッカーを取り巻く環境は厳しい。
経済情勢などに左右され、2008年限りで元日本代表主将の池田浩美らを
擁していた関西の名門TASAKIがなでしこリーグから退会。
沢穂希や大野忍ら代表の主力級選手ですら、
昨季まで所属していた日テレからプロ契約は難しいと宣告され、INACへ移籍。
大多数を占めるアマチュア選手の中には、
アルバイトなどで生活費を稼がなければならない選手もいる。
かつて、元日本代表FW荒川恵理子(現浦和)がスーパーでレジ打ちをしていたのは有名。

なでしこリーグでは、改革の一環として全試合の有料化を目指している。
今季も一部の試合で試験導入しているが、リーグ事務局によると、
1試合平均の観客数は800人弱で、有料化のメドとなる1500人には遠く及ばない。
問題は、今回の代表人気を、どのようになでしこリーグに結びつけるか。
手をこまねいていては、過去の五輪時などと同じように一過性のブームで終わる。
そのためには、リーグに加盟する各クラブがスポンサーを募って経営基盤を安定化させ、
プロの選手を増やす…。男子のJリーグ以上に地道な活動が求められるだろう。

一方で、あるクラブのオーナーは「女性版のクラブW杯を作りたい」とぶち上げる。
「世界に通じるクラブがないと、盛り上がらない」との思いからだ。
そんな思い切った手を打つのもひとつではないか。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「何度目かの脚光・・・」という所がポイント。
今まさに、波に乗せる努力を、協会・選手・関係者が行わなければ。

アマ選手の苦労は、サッカー女子だけでなく、
全てのマイナー競技に共通する事。
こういう話題が出なければ、一般世間は知る機会も無い。
男子サッカーのメジャー度に近い関係の女子サッカーは、
他のマイナー競技に比較すれば、
むしろマイナーを脱するポテンシャルにあふれている。

記事にも書かれている通り、やはりkeyになるのは経営基盤。
それは、ソシオスタイルではなく、企業スポンサー誘致が課題となる。
(もちろん、ソシオで行ければ、それに越した事はないが)

今回の脚光、うまく活用しなければ!
機会利益を逃さないで、今こそ大きなチャンス。

posted by sports777 at 04:01| Comment(0) | TrackBack(0) | スポーツNEWS | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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