http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20110519-00000001-trendy-ind
http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/pickup/20110516/1035674/?ST=yahoo_headlines
■概略
ランナー必読書・米国ロングセラー『BORN TO RUN』。
同書の中にある1つの考え方が、世界中のランナーに波紋を呼んでいる。
「クッション性やサポート性に優れたシューズがランナーに過保護になり、
ケガの原因となっているのでは?」というもの。
着地する際に体重の3倍の衝撃がかかることから、これまではクッション性に
優れたシューズがケガを防止すると考えられていた。
また、着地時に足が内側に過剰に倒れこむ「オーバープロネーション」の
改善にはミッドソール内側の硬度を上げたミディアルポストが効果的と
されていただけに、この考え方はランナーたちにとって衝撃的だった。
同書では「ベアフットランニング」として裸足で行うランニングを紹介。
さらに、メキシコに古来から伝わるサンダルで走るタラウマラ族、
スポーツサンダルで走るランナーに加え、“裸足感覚”を特徴とする
ビブラムファイブフィンガーズ社の5本指シューズで走るランナーが登場する。
この5本指シューズは同書の人気に比例して良好な売れ行きを記録。
現在では他ブランドからも“裸足感覚シューズ”が続々と発表されており、
裸足に近い感覚をキープすることで人間が持つ本来の足の力を引き出す。
◇“5本指”が特徴のビブラムファイブフィンガーズ
裸足感覚シューズの代名詞といえば、なんといってもビブラムファイブフィンガーズ。
5本の指を自由に動かすことができ、裸足と同じような開放感を確保。
5歩指シューズは、下記のような5つのベネフィットが得られる。
●足の筋肉を刺激することによって強い足を作り、ケガを防止する
●足首、足、指の可動域を広げ、自然な足の動きをサポートする
●足からの刺激を脳に伝達し、バランスや平衡感覚を改善する
●かかととつま先の傾斜がないので姿勢がよくなり、重心が足全体に分散
●自然な足の動きや体の動きを促進し、快適な運動を可能にする
裸足で走ると自然と前足部から着地する形となり、かかとから着地するよりも
ひざやかかとへの負担が少なくなる。ビブラムファイブフィンガーズも同様。
又、走力アップに不可欠な中臀筋やふくらはぎなどの筋肉が効率的に鍛えられる。
筆者は2010年春から同社ランニング対応モデル「SPEED」を着用しているが、
シューズに衝撃吸収性がないぶん、着地時に脚部全体で衝撃を緩和するようになり、
脚力が向上したのを実感した。
◇トラベルシーンにも最適なメレル「ベアフットコレクション」
1981年創設以来アウトドアシューズをリードしてきたブランド。
ベアフットコレクションは裸足に近い履き心地が人間が持つ本来の力を呼び覚ます
というコンセプトで、自然と前足部から着地することで普段使用していない筋肉を使用。
脚部がバランスよく鍛えられる。
◇スポーツシューズ業界では「ナイキフリー」が先駆者
実はスポーツシューズ業界で真っ先にリリースしたのはナイキ。
「足本来が持つ『ハダシのチカラ』を呼び覚ます」をコンセプトに、「ナイキフリー」が
デビューしたのは2005年。フレキシブルに動く独特な構造のラスト(木型)を採用し、
屈曲性に優れたアウトソールを組み合わせる一般的なスポーツシューズよりも
サポート性を意図的に弱めて“裸足感覚”を確保した。
普通のランニングシューズよりも高いトレーニング効果が実感できる。
◇オン・オフロードの2種類から選べるニューバランス「minimus」
特徴は、オンロードモデルとオフロードモデルで構造が大きく異なるところ。
オンロードは通常シューズとあまり変わらない厚さのミッドソールなのに対し、
オフロードは必要最小限の極薄ソール。裸足感覚のレベルや路面に合わせて選べる。
トレイルランに最適なスペックだが、アプローチシューズやカジュアル用途として
使用すれば、自然な感覚で脚力向上を目指すことができるかもしれない。
初心者ランナーは注意が必要
裸足感覚シューズは、2011年夏のシーズンはトーニングシューズとともに
最も注目されるスポーツシューズとなる可能性が高い。しかしこれらのシューズが
従来のスポーツシューズからすべて取って代わるかというと、そうではない。
ダイレクトに筋肉強化を働きかけるので効率的に筋力をアップさせることができるが、
毎日着用するには一般ユーザーには負荷が強すぎる場合も多く、
裸足感覚シューズと通常のスポーツシューズを上手に使い分けることが不可欠。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
本来、人間は裸足でランニングした方がいい・・・
以前、足(インソール)の専門家や、骨の専門家から聞いていた。
2005年からナイキさんが発売スタートしたそうだが、
確かに、周辺アスリートの様子を見ても、今年が、裸足感覚・元年?
非常に流行している。
いや、流行ではなく、これが本来なのかもしれないが。
そもそも、地球の大地は土が基本であり、海岸の砂地や岩場に行かない限り、
人は土の上で過ごす。
文明が発達して、アスファルト道路が当たり前となってしまい、
家ではジュータン・畳・フローリングの上を歩く。
こうした基礎生活環境の先に、スポーツが位置付けられているから、
「足の保護」という思考からスタートしたらしい。
ここに、土踏まずの在り方も影響しているらしい。
偏平足は、現代病?
アスリートにとって、土踏まずがある事は戦績にも影響する。
力の入り方が違いますからね。
これは、私自身も実験検証しています。
まだテスト中ですので、テスト結果が完璧に出たら、
当ブログでも発表しようと思っていますが、
とにかく、土踏まずは大事なんです。
(アスリートカレッジでも、この辺りをコッソリ教えています)
しかし、上記記事・・・
ちょっと納得いかないのが、足のプロであれば、
もっと早い時期に判っていてもおかしくない・・・・のでは?
素人感覚で考えても、
裸足感覚の逆を行く、過保護シューズがガンガン販売されて、
スポーツ界では2005年から、今度は裸足がいいですよ・・・というのは、
ちょっと変。
うーん、
これまでのあらゆるものへの否定を、仮説として持つべきなのかも?
言われるがままではなく、ゼロから検証する必要がある事を、
物語っていると、上記記事を読みます。
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