■ソース(2011年05月03日バンコク経済新聞)
http://bangkok.keizai.biz/headline/649/
■概略
タイ青年、自転車で世界一周に挑戦−費用は企業スポンサーと募金で
セントラルプラザ・ラマ3世通り店で5月11日、自転車で世界一周を
目指す企画「タイ自転車世界一周チャリティープロジェクト」の出発式開催。
挑戦するのはアタニット・パンヤーピチャイユット(37)さん。
16歳からサムイ島のレストランで働いてきた料理人だったが約半年前、
「好きな自転車で世界を回りながら見聞を広げたい」と退職。
その後、「企業宛てに資金援助を求める手紙を書いたり、新聞広告を掲載
するなどをしてスポンサー探しを続けてきた」という。
同プロジジェクトには多数の企業が装備品の提供を申し出たほか、
ウドンタニー県庁も資金の一部負担を決定。
フェイスブックでは募金を募るなど話題を集めていた。
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日本とタイでは、取り巻く社会環境が異なるので、
共通化させた言い方はできませんが、
当ブログ読者のようなアスリートではない、
一般人(料理人)の冒険にスポンサーが付くタイランド・・・
企業へ手紙を書いて協賛金を依頼するケースは日本でも多いが、
国内アマチュア・アスリートがそれで日本企業を成約に導く確率は低い。
現在、有名なプロ選手でも、昔は資金難で何百通の手紙を書き、
何百社に訪問し、それでも1社も成約しなかったという苦労話は多い。
ただ、この記事の方、どんな新聞か判りませんが、
マスメディアを使うという考え方自体はツワモノ。
(まあ、日本での昔の3行広告のような形かもしれないが)
日本の新聞に、スポンサー募集を掲載しようと考える人はいない。
まともに掲載したら、とんでもない金額になりますしね。
(地方紙、地域誌等に、規模ダウンしていけば何とかなるかもしれないが)
ただ、最初から諦めないで、どうしたら全国紙に載せてもらえるだろうかと
考える事は非常に重要です。
昔に比べて、今はネットが普及したので、
オンラインでSNSを使う事も容易だが、
これまで当ブログでは、
ブログでスポンサー募集を単に呼び掛けても無駄と言い続けてきた。
ただ、それはSocialメディアがここまで普及する前の話。
今後、更にSocialメディア等のツールが普及すれば、
確率は低いかもしれないが、成約する可能性が出るかも。
金が無いから金下さい・・・という依頼文ではダメだけど、
人と違う事や表現や工夫によって、
可能性が高まる事は有り得る。
以前、2輪の関口太郎選手は、2chで資金調達しましたしね。
フェイスブックの威力も、今後もっともっと増すかもしれない。
mixiに対して実名登録だから、信用性やビジネス性も増して、
何かしらの転換になるかもしれない。
まあ、単に呼び掛けるだけでは、日本の場合、通用しないと思うが、
工夫次第ではチャンスが生まれるはず。
もう1つ、上記記事で勉強になるのは、県庁も資金を出している点。
日本の行政に個人選手が依頼しても、基本的には難しい世界。
ただ、難しいとは言っても、実現させている事例もある事は確か。
これも、ただ単に御願いします、では通用しないが、
企業スポンサー同様に、相手の立場でモノを考えれば、
切り開けるチャンスはあります。
例え、戦績下位のアマチュア個人選手であっても、
世の中から投資を受けるチャンスはいくらでもある。
協賛金と寄付金は似て非なるものなので注意が必要だが、
それを同時に追求する事も有り得る。
事例は日本国内でもある。
工夫次第です。
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