http://news.livedoor.com/article/detail/5422918/
■概略
プロ野球セ・リーグ3月25日開幕決定を受け、労組日本プロ野球選手会の
新井貴浩会長(阪神)が会見し、「選手会の(開幕延期の)要望が受け入れられず
残念に思う」と無念さをにじませた。
新井はNPB決定に賛同できない考えを示しつつ、慎重に言葉を選びながら答えた。
ボイコットについては「可能性がゼロとは今の段階では言えない」とする一方、
「ファンも選手も望んでいない」と強調した。
また、パの4月12日開幕については「楽天の球団、選手は甚大な被害に遭い、
苦しい思いをされている。そうした中で延期して日程を組み直す。大変な中でそういう
決断を下したんだろうなと思う」と一定の理解を示しつつ、「(延期した)期間について
妥当かどうか分からない」と話した。
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選手を取り巻く(人)環境として、プロチームならば、
リーグ・株主・フロント・トレーナー・広告代理店・エージェント等、チーム密接の内側と、
ファン・メディア・スポンサー等の外側があるが、
(内外の分け方はそんなに重要では無く)
そもそも、選手は誰を相手にスポーツを行なっているのか?
そりゃ、全ての(人)環境が相手な訳だが、
最優先すべきは誰なのだろうか?
スポーツのビジネスモデルを考えると、答えは出しやすいが、
株式会社であれば、確かに株主やフロントの決断が最優先なのだろう。
しかしながら、ビジネスライクに考えれば、収入源はファン。
ファン最優先でなければ、株式会社も倒れてしまう。
(であれば、鰍ナはなく、社団・財団でやればいいという話にもなるが・・・)
サッカーで、「Players First」という言葉があるが、
弊社スポーツゲインでは、「Athlete First」という言葉を用いて、
マネジメント会社という立場では、本人の意思確認を最優先しているつもり。
但し、選手と自分の間で、意見が違う場合も出ない事は無い。
その場合のモノサシは、「ファンがどう思うか?社会がどう思うか?」。
つまり、「Fan First」であったり、「Social First」。
(決して、Business Firstには走っていないつもり。それを追う場合は、
必ず、選手本人と協議を行なう。
更には、案件ごとの取引額は選手に公開している。
これ、当たり前でありながら、当たり前になっていないスポーツ界がありますよね。)
「Fan First」、「Social First」・・・
これって、当たり前のようで、当たり前にこなされていないスポーツ界の実情もある。
だから、基礎の基礎の基礎として、ここは徹底して行こうと考えています。
ビジネスでも、「?」が生まれるケースがよく発生します。
メーカー等のクライアント(発注先)から仕事をもらう下請会社があれば、
下請会社は、クライアントの決定が全て。従わなければ斬られる。
しかし、下請会社は、クライアントの売上向上に寄与する為にも、
クライアントを見ての思考では無く、
クライアントのクライアント=つまりユーザー(顧客)を見ての思考が優先されるべき。
時に、クライアントも間違いを起こす。
ユーザーはそうは思っていないはず、、、というケースに出くわす場面も多い。
その時に、クライアントさん、ユーザーは逆の事を思っているのではないでしょうか?と、
明確に言えるか?・・・・本来、言わなくてはならない。
しかし、金の流れ上、クライアント様様の決定が絶対ですと・・・
確かにビジネスライクな営業思考だが、それでいいのか?
スポーツもこれと全く同じ。
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別の視点で見ると、
そうは言っても、では自粛はいつまでなのか?
正解は無いが、
個人的には、行方不明者がゼロとなり、原発問題が解決された日。
又は、計画停電が無くなった日。
これは、非常に時間がかかる。
経済面では、とにかく回さなくては前に進めないので進むしかない。
競技を本業とするアスリートは闘う事が仕事・・・
またまた、そうは言っても、照明をこうこうと焚いて、東北の電気の1分を削るような
形になってしまうのであれば、試合中止は当然。
判断が難しいが、この1,2週間が重要な時期となる。
判断が難しい時こそ、「Athlete First」。
それでも判断が下しにくければ「Fan First」で考えてみる・・・
このモノサシで選択しなければならないはず。
但し、Fanや社会も非常に広いので、東北のファンを最優先で見るのか、
関東北限をファンと見るのかで答えも違ってくるから、非常に難しい。
(弊社の場合、判断が付きにくいので、
最低でももう1週間位は、答えを先延ばしするつもり。
今は判断できない。というか、してはいけない時期と考える。)
ラベル:Athlete First Players First Fan First アスリート・ファースト スポーツ スポンサー ファン・コミュニケーション プロ意識 協賛 エージェント 広告代理店 選手 Social First
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