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■概略
なぜマニアな世界と敬遠されるのか?
・・・・なぜに、ここまで日本のモータースポーツは窮地に追い込まれ、
マイナーな存在になってしまったのでしょう??
企業がスポンサーやサプライヤーから撤退したから、景気が悪くなったから、
クルマに興味がある人が減ったから、メディアが取り上げないから、
などいろんな理由があります。
特にメディア露出に関しては壊滅的な状況ですね。
「素晴らしい世界なのに、なぜメディアは取り上げないんだ!」
関係者やファンの皆さんからもこんな声をよく聞きますし、
僕自身もモータースポーツを愛する人間であるがために、
そう憤った文章を寄稿した事がありますが、最近はそう叫んだことを反省させられる日々。
いろんな方と仕事をさせて頂く中で、今のモータースポーツは一般メディアが
非常に取り上げにくいジャンルのスポーツだと日々感じます。
自分の関わる世界をこういう風には言いたくありませんが、分かりやすくいえば
「閉鎖的」そして「マニアな世界」です。
先日も、とある一般メディアに関わる友人から選手の紹介の仕方
(端的な表現方法、プロフィール)を教えて欲しいと相談を受けました。
その選手は日本のトップクラスの選手です。
僕らのように日々モータースポーツに関わる人間なら当たり前に知っているし、
「ホームページのプロフィールを見れば分かるのでは?」と思う事も、
フィールドが変われば「???」な世界の人になってしまうのです。
今やパッと検索をかけて、情報を得て、それぞれが自分の判断で情報を処理し、
活用するかどうかを決める時代です。
日本のトップクラスの選手が「???」と思われているようでは、一般の方が興味を
持つどころか、メディアも取材することを躊躇してしまうのではないでしょうか?
これは以前からの持論なのですが、一般メディアがモータースポーツを扱いにくくしている
最大の要因は、モータースポーツ側からの「伝え方」「発信の仕方」に問題があるから。
もう少し分かりやすく言うと、一般メディアで記事を書く人や
モータースポーツを知らない方が選手を知る端的な情報が少ないのです。
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部分抜粋させて頂きましたが、是非、全文を読んでみて下さい。
モータースポーツのマイナー化(?)の原因の1つと私も同感です。
競技全体というよりも、
現場レベルで、個々のレーサーからも上記が読みとれる事が多いですね。
というのは、モータースポーツは金が掛かる(もちろん理解する)。
だから、他競技と比べて、企業スポンサー獲得を切に願う(これもよく判る)。
だから、スポンサー営業活動が、他スポーツよりも活発(そう、成らざるを得ない)。
しかし、獲得できない(そりゃそうだ)。
「そりゃそうだ」と表現するのには意味がある。
まず、セールスシートを持って回っているというけれど、
まともなセールスシートを準備しているレーサーは非常に少ない。
大きくは、スポンサーメリットが書かれていない、価格が書かれていない、
書かれていても根拠なし・・・
セールスシートには至らず、プロフィール表と言えるペーパーとなっている。
更に危険なのが、上記記事のように、
プロフィールさえも、一般人に判らないような表現・記載である点が挙げられます。
レース正式名が略してあって、格式が判らない、戦績も想像できない・・・・
観客数も判らない、メディア視聴率も競技専門誌の発行部数も判らない。
自己主張型の情報発信で、モータースポーツを知らぬ者には、
よく判らない専門用語や略語も多い。
これらは、資金提供者に判りやすくせよ・・・の一言で終わるのかもしれないが、
そういった小さいことの積み重ねが、上記記事のような、
モータースポーツ全体の事へと繋がっているように思える。
狭い世界だからこそ、コアな世界になるのはわかるけど、
もっともっと開けた世界にならないかな。
とにかく敷居が高いイメージを払拭しないと。
確かに金持ちスポーツなのは、過去も未来も変わらないでしょうが
(マシンという道具を使う限りは)、
時代に合わせた形にしていかないと、競技人口がもっともっと減ってしまう・・・
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わかりやすくそれでいて深く書かれている内容は、誰もが書けるわけではありません。
世の中にとてもプラスになる事を投げかけてらっしゃると思います。
自分もイベントスポンサーを獲得しようと努力してるので、勉強させて頂くところ多々あります。