http://mainichi.jp/enta/sports/general/news/20110127ddm035050154000c.html
■概略
◇支援と販促で成長
NYタイムズスクエア近くに09年10月、「アシックスストア」がオープン。
最新シューズやウエアなどを豊富にそろえ、足の形を立体的に採寸して
最適なランニングシューズを探し出す3D足型計測機も備えている。
「大きなマラソン大会都市に旗艦店を出す」のが同社の経営戦略。
4万人以上が参加する世界最大級の市民マラソン「ニューヨークシティー・
マラソン」の開催地NY出店は東京(2カ所)、ロンドンに次いで4店目。
◇NYマラソン商機に
同社は20年以上前から、マラソン主要スポンサー(96〜98年を除く)。
ただ、スポンサーとしての意味合いは21世紀に入り、大きく変わった。
当初は「情報の発信基地だから」とブランド認知に主眼が置かれ、
ブースではシューズ機能や会社歴史紹介することに比重。
だが、赤字決算90年代後半を経て、「グローバル企業として生き残りを
かける」ために、ランニング事業の柱に据えてからは、販促活動と
ランナーのサポートを強く意識するようになった。
大勢の市民ランナーが参加する大都市大会は格好のショーケースになる。
「東京マラソン」も、07年の開催時からスポンサー契約を結んだ。
「サッカーと言えばナイキ、アディダスが頭に浮かぶように、カテゴリーの
トップブランドを目指しランナーとのコミュニケーションを第一に考えた」。
スポンサーではない大会でも、サポートブースは出店しているという。
2月27日・東京マラソンに定員の10倍近い33万5000人の応募が
あったように、いま世界中でランニング人口が急増。
ブームを追い風に、同社の連結売上高はこの10年間でほぼ倍増。
ランニングシューズの売り上げ増が大きく寄与。
同社が協賛する国際マラソン大会は現在約60を数え、今年5月に
開催予定のストックホルムマラソンでは初めて冠スポンサーになる。
スポンサーとしての「大会運営支援」と、メーカーとしての「販促活動」
とががっちりとかみ合い、相乗効果が生まれている。
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不景気だからこそ、販促ですよね。
頑張って下さい。
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