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2011年01月28日

地域のアマ選手支援募金が伸び悩む=伸ばす方法はある!

■ソース(毎日新聞2011年1月27日)
http://mainichi.jp/area/toyama/news/20110127ddlk16040640000c.html
■概略
◇今月末が期限

五輪などで活躍する県ゆかりのアマチュア選手を支援する目的で
始まった「県民スポーツ応援団募金」の募金額が伸び悩んでいる。
目標額2000万円に「今月末の期限までに難しい状況」としている。
昨年2月バンクーバー冬季五輪で、富山市の地質調査会社「ダイチ」
所属の田畑真紀選手(36)、穂積雅子選手(24)が銀メダルを獲得。
不況の中、五輪選手を支える企業の熱意にも注目が集まった。

これを受け、県体協や経済団体でつくる「県民スポーツ応援団」が
同6月に発足。
県トップアスリートの地域ぐるみ支援を目的で、7月から募金呼びかけ。
個人一口3000円、法人一口1万円。いったん、全額が県に寄付され、
県が支援する選手を決める仕組み。今年度募金は、2012年ロンドン
五輪を目指す選手の海外遠征費や合宿費などに充てられる予定。
選手の活動経費を支援するための募金は、全国にも例がないという。

県体協は、県内各地で募金に関する説明会を開催した他、
昨年10月の「スポレクとやま2010」などでも募金協力を呼びかけた。
しかし個人からの募金は当初の期待ほど伸びなかったという。
原因について県体協は「現在の厳しい経済状況と、どの選手を支援
するのか分かりづらいことが影響した」とみている。
今月末の募集期限までにより多くの寄付を確保するため、県体協は、
県内に本社を置く企業や経済同友会などのほか、県民にも協力を
呼びかけている。
県体協の下村修常務理事は「募金が伸びなかった原因をはっきりさせ、
来年度以降に生かしたい」と改善している。

募金の申し出や問い合わせは、同事務局(076・431・9150
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

まず、記事表現についてですが、
選手個人経費を集める募金が全国に例がなく、これが初めて?
地域単位で初めてという意味かな?
個人選手の後援会が地域全体に呼び掛けるケースはいくらでもあります。
そこに行政が絡むケースもありますよね。

そもそも募金とは何か?
スポンサーメリットの無い寄付金という事になりますが、
寄付金を集める場合、モノサシは心情になりますので、
依頼を受けた人の心が、アスリートよりも飢餓の子供救済や環境テーマが
知識として入っていれば、当然そちらを優先するはずです。
自分も、NPOへの寄付促進策に色々関わってきましたが、
多分、地域スポーツ選手を支援しようと何人も並べる形は、
人の心に刺さらず、
1人1人分けた形の方が、寄付額が多少上がるはずです。
又は、もっとプロモーション化した方がいいですよね。
折角、自治体が動いているので、リーチ手段はたくさんあるはず。

USAのNGOでも使われていますが、やはりエモーショナルマーケティングを
使った方がいいです。これ、心情に刺す為にはどうしたらいいかという、
ビジネス以外でも使われる手法だから。
この熟成の時代、情報の時代に、
いいモノであれば売れるはずとか、いい技術だから広まるはずだからとか、
社会的意義が高いから賛同してくれるはずだからとか、、、、
こういうものは一切通用しない社会です。
大きく伸びる企業は、いいモノを色々な仕掛けを使って、広めようとする。
その手段は、単なる広告では無く、PRが強い。
いいと思う人も、大して良くないじゃないと思う人も、まずは振り向かせる。
いいモノにブランディングするのは、その後でも間に合う。
まずは、心に刺す事が先決であり、
勝ち組の仕掛けの原点を探れば、やはり最初はそこを重視しているという
ケースが多い事に気付かされます。

いいモノをコツコツ積み上げても、社会はそう簡単に振り向いてくれないし、
人間80年、社会密接期間50年として、50年内にゼロスタートで
いいモノを認知させるには、スタート戦略が肝心。

そもそも、当ブログで何度も言っていますが、
スポーツに寄付金は相性がよろしくない。
もらえるのであればもらった方がいいが、
一時的なものとなり、受け手となるアスリートを育てない。
アスリートは、アマチュアであっても、プロになりたいなら、キッズ時代から
プロ意識を教え、その元で資金調達を行なうなら、
感謝だけで済まされる寄付金ではなく、
キチンとリターンを返す事を考える協賛金(スポンサーシップ)を優先すべき。
ファン・コミュニケーションをしなければ、ファンは離れて小口協賛は減るし、
企業との良好な関係を気付かなければ、企業協賛も切られる。
だからこそ、プロ意識を持って、小口対策も大口対策も常に行なう。
これ、アスリートなら当たり前で、
石川遼だって、真央ちゃんだって、愛ちゃんだって実行しています。
TOP選手はマネジメント会社がサポートしていますが、
しかし、彼らもアマチュア時代はあった。その時、どうしていたか?
家族支援もありながら、何だかんだ言ってプロ意識を稼働していましたよね。

寄付金よりも協賛金の方がアスリートを育てる・・・・
断言できます。
それはスポーツ界全体の発展にも繋がります。
個々のアスリートがキチンとそういった事を考えて追求すれば、
ファンコミュニケーションを含めたプロ意識を追求し、
人としての資質も高まり、企業との関係もスムーズにいくようになる。
TOPを取りさえすれば、
人も金も何もかも好転するというのは幻想。
多くのチャンピオンが語っています。
そんなにこの世の中、甘くない。

チャンピオンを取った選手ほど、これじゃまずいと危機感を持つようになります。
チャンプになったのに時給¥850バイトを止められない、
四畳半家賃で精一杯とか、企業スポンサーが1社も付かないとか・・・・

だから周りが支援する事が大事なのですが、
ぶっちゃけ、御金が降って来る仕組みをアスリートに渡そうとするのは、
スポーツをダメにする。
無論、寄付金・補助金などは重要ですが、資金サポートするなら
厳しい協賛の世界を伝える方が、スポーツの為、アスリートの為になる。

¥100の現金と、¥100万を稼ぐ丸秘書籍、どっちがほしい?と。
現金は使い終われば、また資金難になる。
丸秘書籍が本物なら、毎年¥100万を自ら作る事ができて資金難解消。
そんなにうまい話はないですが、それに近い考えを持たなくてはダメだと思う。

寄付金を選手に配布するのは良い事です。
税金をばら撒くよりも、よっぽどいい。
ただ、もう一度、寄付金って何だっけ?と再考して、
やるからには、ビジネス感覚で、いかに多くの集金をするかと、
戦略立てて臨むべき。

寄付金が悪いなんて言っていません。
心が入った金として、神聖な金と考えています。
だからこそ、深く追求しなければならない。
もちろん、アスリートに寄付金を集めようとする思考も以前はありましたが、
今はストップしています。

最近は、Just Givingさんも寄付を集める仕組み作りとして好調で、
スポーツを絡めた寄付金作りも行なっています。
母体のチャリプラさんの佐藤代表や関係者とも話しましたが、
やはり、アスリートには協賛金という教育要素も含めた資金調達が最優先という
自分の思考から、タッグを組む事にはしませんでしたが、
上記記事の事務局は、佐藤さんに指導をして頂いた方が話が早い。
日本で寄付金を集めるなら、かなり深く追求しないと。
プロに聞いた方が早いです。

NPO先進国USA、チャリティ先進国UK、
日本も祭をルーツとする寄付文化はあるけど、
昔は良かったが、今の時代、中々難しい。
宗教観や時代背景も大きく影響しますし。

ただ、その寄付金を募る理由がスポーツなら、しかもアスリートを支援する事なら、
尚更、「御金をあげる」ではダメです。
スポーツビジネスである根底を覆すし、TOP選手程に逆効果ですよ。
と言っても、
それぞれ事情ってものがありますので、
富山で寄付金を集めるのであれば、集め方に工夫する、寄付のプロに聞く、
といった対策が良いと思います。




posted by sports777 at 02:48| Comment(0) | TrackBack(0) | スポーツNEWS | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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