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2010年12月29日

エサ代ピンチ、動物園スポンサー募集をアマ選手に置き換える

■ソース
http://www.field-pr.net/news_GunC3QxC6.html
■概略
宇都宮動物園が園内動物舎壁に広告スペースを設け、スポンサー募集。
宇都宮インターから車で5分、現在95種類400点の動物。
遊園地も併設しているが、年々高騰するエサ代や燃料費により苦しい経営。
広告契約期間は2年間だが現在3店との広告契約。
広告はすべて園スタッフの手作りとなっており、ぬくもり感があふれ、
動物園らしい広告となっている。動物を刺激しないよう十分配慮されており、
来園者に子どもが多いことを踏まえたスポンサーを選んでいる。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

動物園のスポンサー募集。
スポーツとは関係ないですが、スポーツ施設のスポンサー募集や
選手個人のパーソナルスポンサー募集にも置き換えられる。

昔は事業コンサルとして、スポーツ以外のこのような案件も受けていたので、
(今はスポーツに特化していますが)
スポーツ以外なら少しは手法を語っていいなと思い、
アマチュア選手の参考になればと思います。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
では、、、、
自分がこの動物園から資金調達をビジネスとして依頼された場合、、、、、

まず、徹底的に現状収支データを調査
チケット収入・入場者数・居住地・年齢・性別・・・全マーケティングデータ。
その他収入の内訳と内容。MD、スクール、広告、その他、どんな収入具合か。
課題抽出から、仮説・検討というヤツですね。
強い域と弱い域とポテンシャル域に分けて、
手術するポイントの優先順位を考えます。
そして、それぞれの域で、既存施策を改良し、新規施策を出し、
それらが生む収入値を予測します。
この施策の内、記事にも記載のある「広告スペース売り」もあるでしょうが、
それはOne of them、施策の1つに過ぎません。
多分、現金化できる種はたくさん出てきますので、広告はその中のたった1つ。
当然、競合分析もしなくちゃ。

(支出面も当然チェックして、削減できる所はバッサリ。
 でも、マイナスを減らす策は、普通の経営コンサルや会計士のやる事なので、
 そちらに任せます。事業コンサルはあくまでもプラスを多くする事業ネタを
 戦略立てるのが主業務。理論だけだと説得力が無い、プレイヤー経験が無いと。)

仮に、父子2人来場で、都内からの来場が多いデータであれば、
ここが強いポイントとして、伸ばす施策を打つのは誰でも考えられますが、
自分であれば、そもそも動物園=子供でいいのか?という、
根本から引っくり返すような基礎からの確認をすると思います。
いや、もっと根源からですね。
動物園は何の為にあるの?という点を自問自答するでしょう。
そこがズレルと、施策もズレてしまうので。
社会的意義を再考すれば、マクロな発想もできるから。
事業再建の話などでは、とかく、目の前のミクロな対応策しか出てこない
ケースが多く、そこに入ってしまうと、施策の発想は狭められるので、
危険な時こそ落ち着いて、大きな視点で俯瞰するべき。
もしかしたら、子供を眼中にせず、高齢者入場のみにターゲットを絞るかも・・・

新たなデートの場として、「恋人の聖地」に申請するかもしれないし、
OLのランチタイムの場にできないかとか(距離的問題があるでしょうが)、
高齢者を呼べるように、高齢者対策としての助成金を引っ張る検討もするし、
私立小中学校との提携等も検討しなくてはなりません。
又、外国人の憩いの場にできないかとか、婚活とのドッキングや、
流行り系のガールズコレクションを引っ張れないかとかも考えます。
(引っ張れないなら、何故引っ張れないかを分析すれば、より確率の高い
 他施策も思考できるようになるし)
違ったものと関係付けられる策を全て出しきります。

集客策としては、動物そのものの魅力をUPさせる事がベースになり、
旭山動物園は行動展示でブレイクしました。
いいものは真似る
ただ、それが究極なのか自問自答。
サラリーマン時代、フロリダのディズニーに最新演出法の視察として、
アニマルキングダムを調査したが、
檻の無いエリアがある。実際には檻があるのだが、段差や草木を利用して、
来場者視線で見えないように設計してある。
・・・・動物と人に境の無い関係を作る。
又、園内にはケアしていない、自然の動物が寄ってくるのだが、
例えば、野生の鳥が来るようにと、園内の植物に鳥の餌となる
テントウ虫を大量にばら撒いていて、それを野生の鳥が食べに来る。
(最初はテントウ虫をばら撒くスタッフを不思議に思って質問してみた)
これは、管理動物だけでなく、野生動物にとっても良い場所とする事で、
動物と人の関係を考える場にもなる。単なる餌付けとは違う。
他にも色々あるが、動物の魅力は、夜間見学や、巣の奥を見せる事や、
人が動物に合わせて見る・・・といった事もあるでしょう。
つまり、自分の武器を再考する。

集客策の1つとして、他テーマとのマッチングも考えるでしょう。
それこそスポーツと絡められないかとか、
(大阪の海遊館は、セレッソのスポンサーになりましたし)
イベントも多角的に考えると思います。
動物を縦割りに考えるのではなく、住む場所=海・森などの割り方で、
海(水)に優しい企業とのジョイントイベントを考えたり、
(水の綺麗さや美味しさや重要性を訴求する企業はいくらでもあります)
 水と関係無いと思われるBMWでさえ、フリーダイビングをCMに使用)
水関係のNPOの合同イベント会場にしたり・・・。
内容面の手術もありますが、価格面の手術も有り得るでしょう。
近隣施設との組合せチケットや、プレゼント込み価格やら、
Cause Related Marketingやら。
世間の様々な手法を、自分に当てはめられないかを総チェック

この動物園でも既に行なっていますが、合格御守りなど、
何かしら、オリジナルなものを象徴化させて、○○ならあの動物園といった
ブランドに繋がるものも有益。
物販なら、完全オリジナルの何かしらを開発した方がいい。
象のフンの販売紙の販売も既にありますが、
各動物を徹底的に調査すれば、もっともっと面白い種があるはず。
(昔、ウミガメ卵の殻を現金化できないか、相当考えた事があります)

それとCSRとして、企業の家族ボランティアと融合できないか、
又は、エサのメーカーとのCSR系タイアップ等を探ります。
それは国内に限らず、この土地の姉妹都市や既存エサの輸出国を探ったり、
逆に地域の八百屋・魚屋かもしれません。
(元エンジニアとしては、新たな食材も模索するかもしれません。)
有利なM&Aも考えないと。

この手は、以前の本業の延長なので、
書き出したらキリが無いので、この辺で止めますが・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
で、アマチュア選手のパーソナルスポンサー獲りに置き換えられる事を
上記からピックアップしてみます。結構、大事なポイントですよ。

 ・自分を分析する。現状収入源の変革ポイントや、minの協賛必要額や、
  生活時間配分や現状コネクションや知人コネクションなど・・・
 ・自分に関係づけられる多角的な種を考える
  実家が温泉街にあるなら、温泉テーマでスポーツ連携を考えるとか、
  アクセサリーを作れるなら、スポーツ系商品を考えて、提携先を模索するとか、
  動物が好きなら動物園集客への寄与を考えるとか。  
 ・「広告(胸スポンサー)売り」だけに終始する事無く、
  自分の売れるモノ(スポンサーメリット)を多角的に考える
  スポンサーメリットは、広告面だけではないです。
  企業は利益を上げる為に、広告だけに頼っていません。
  販促策や顧客満足策やCSR策など・・・
  アマチュア選手が寄与できるポイントは複数ある。
  胸の企業ロゴを貼るというのは、最後の最後の1策に過ぎません。
 ・情報武装する。全く関係ないと思われる情報の中にも、
  突き詰めれば関係づけられる、又はそこから学ぶものも多い。
  上記例のように、セレッソ&水族館の組合せを参考訴求して動物園や
  ペットショップを考えるとか、
  上記「恋人の聖地」やBMWのCM(スポンサード事例)等も、
  知らなければ発想できないので、とにかく色々な所にアンテナを張るのが有益。
  Cause Related Marketingって何?ではダメ。
  当ブログで何度も解説していますし。
  レベニューシェア的なスポンサーシップならいいですよ・・・という企業も
  多いのですから、何度もヒントを出しているので、
  情報というものは、知らなかったでは済まされない。
  特に、人様から御金を頂く(スポンサード)事を考えるので、
  相手が知らない情報を、ボンボン出せるようにできなくては、
  スポンサーメリットも浮かんできません。新聞やニュースを良く見る事が重要。
  関係無い事でも、関係付けて読む。
 
もっと上記記事から導けるポイントはたくさんあるのですが、また今度。
本1冊分になってしまう・・・動物園を事例に書こうかな・・・そんな時間ないか・・・

まあ、今から思えば、スポーツに比較すれば、スポーツ以外の方が簡単。
その理由は、やはりビジネスとしての応用が組み立てやすいから。
スポーツは結構、狭いですね。
更にアマチュア選手サポートというテーマは非常に狭い。
横穴を開けにくい。
商品力を上げる共通項を作りにくい。個別項になりがち。
2年前にスポーツを始めて、スポーツは非常に難しいと実感しています。
が、逃げずに成功事例を意地でも作らないと。
次のテーマに移れないし・・・

今年はベース作り。来年は伸びます!
posted by sports777 at 00:59| Comment(0) | TrackBack(0) | スポーツNEWS | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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