http://www.nishinippon.co.jp/nsp/item/214894
■概略
J2サガン鳥栖のスポンサー企業の食品卸売業・レストラン総菜事業の
「ベストアメニティ」社長が9日、来季から鳥栖の一部選手を社員として
受け入れる考えを明らかにした。
給与の一部を肩代わりしてクラブの負担を軽減するとともに、引退後に
働き口の保障がない選手たちをサポートする狙いがある。
社員とするのはクラブとプロ契約を結んだ大卒新人のうち、
ベストアメニティの採用面接に合格した2、3人を想定。
普段はチームと行動し、月1回ほど出社して社員教育を受ける。
給与は両社が分担し引退後は引き続き雇用する計画。
Jリーグによると、昨季限りで引退した元FC東京のMF浅利悟さんが
前身の東京ガス時代から社員としてプレーするなど「社員選手」は
数例あるものの、いずれもアマチュア契約という。
プロ契約での社員は「前例がなく、規約上でも疑問がある」としている。
ただ、プロ選手の個人スポンサーがクラブを通じて給与を肩代わりする
例はあるだけに、両社は制度に抵触しない形で進めていく考え。
ベストアメニティは、広州アジア大会のカヌー・スプリント女子カヤック
フォア500メートルで銅メダルを獲得した鈴木祐美子ら、他競技でも
活躍しているアスリートを社員として採用し、支援している。
「将来への不安がない状態で練習した方が力は伸びると思う。
チームの一員となって何とかJ1に昇格させたい」と内田社長。
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日本のトッププロスポーツ、サッカーでも上記のように大変。
今後、このようなケースが増えるかもしれない。
パーソナルスポンサーも、もっと展開されるかもしれない。
と言う事は、他競技選手は、もっともっと頑張らなくてはならなく
なるかもしれないですね。
チームスポーツで、パーソナル獲得がフリーに近づけば、
より細かい小口協賛を得ようとする考えも広がるでしょう。
(この点、アスリートエールの思考は間違っていないはず)
数ヵ月前は、五輪の個人選手の雇用提案をJOCが行なっていました。
そして、Jリーグでもそれが広がると・・・
アスリートは、もっともっとファン密着という方向性が如実になるでしょうね。
地域密着というよりも、もっとミクロなファン密着。
(地域という「エリア」よりも、ファンという「人」そのものを対象とする
アクションが明確化されるようになる)
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