■ソース(2010/10/07)
http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20101007l
■概略
プロ野球東京ヤクルトスワローズの石川雅規投手(30)=秋田市出身=は7日、
プロバスケットボールbjリーグの秋田ノーザンハピネッツ(秋田NH)を応援しようと、
個人スポンサーとして秋田NHとパートナー契約。
現役プロ選手が、異なる競技のプロチームに協賛するのは異例。
石川投手は「秋田初のプロスポーツなので、一緒に秋田を盛り上げていきたい」と語った。
神宮球場のヤクルト球団クラブハウスで行われた締結式には、秋田NHの長谷川誠
プレーイングマネジャー=PM(39)と、チーム運営会社の秋田プロバスケットボールクラブ社
の水野勇気社長(27)が出席。石川投手と長谷川PMが、がっちりと握手を交わした。
石川投手は、秋田NHの今季ホームゲーム全26試合の会場に、自身の風ぼうが
漫画「サザエさん」のカツオに似ていることから創作したキャラクター「カツオボーイ」を
描いた横断幕を広告として掲示。
横断幕は縦1メートル、横1・5メートルの大きさで「スポーツで秋田を元気に」の文言も踊る。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
協賛額不明ですが、これは面白い!
プロ選手・個人が、プロチームのスポンサーになるとは、確かに異例。
石川選手の年棒はわかりませんが、そして、横断幕広告・協賛費がいくらか知りませんが、
そんな額の話は置いておいて、
石川選手の「粋」なアクションに敬意。
前例の無い事を仕掛けるのは、非常に高い意義がある。
年棒が高い国内プロスポーツと言えば、やはり、プロ野球が挙げられる。
第二のプロスポーツ・サッカーとは、まだまだ開きがある。
年棒が高い世界故に、Social性も求められ、
キッズ指導・キッズ試合招待・入院キッズ訪問等の社会貢献アクションはこれまでに存在した。
石川選手だって、そういう方向性も有り得たでしょう。
ただ、自身の出身地=秋田のバスケへ、
寄付金ではなく協賛金という形を選択して、応援のスタイルを実行した。
(寄付金と協賛金は似て非なるもの)
寄付金はビジネスではなく、善意の気持ちの世界だから、世間の賛同を得やすい。
しかし、結果的に、ビジネスである協賛金という形を取った。
形はどうであれ、これは非常に面白い。
スポーツ・スポンサーシップとして、非常に注目したい。
額の問題では無い。
長引く不況の中、スポーツ・スポンサーシップも冷えている中で、
意義有る事例を作ってくれた石川選手を応援したい。
(報道に載らないレベルで、このような事例はあるのだが、話題性という観点からも注目できる)
1*1.5mの広告スペース買い・・・小さくとも、秋田にとってもGoodな話だ。
こうして、メディアに載る事で、協賛額以上の効果額を受けている形。
無論、石川選手は、今回は仕掛けでの協賛ではないはず。
秋田出身という背景から、純粋な応援心から、御金を動かしたものと予測できます。
これは大事。
当ブログでも、何度も何度も繰り返し述べているが、
スポンサーシップはビジネス。
依頼額と効果額の検証は絶対である。
しかしながら、その前提に、熱意・根性・情熱・気合い・心意気・・・・・・といった、
「気」の部分がベースになるのは当然であり、それは絶対的に必須な部分。
(ここが疎かなら、ビジネスはできない)
秋田はbjとして、今後、もっともっと資金調達を追求しなくてはいけない場面が出るかもしれない。
ただ、このように、地域をキーワードとした応援者、
しかも、事例の無い(稀な)プロ選手個人からの投資というのは、大事にするのは当然のこと、
うまく活かすべき。
ぶっちゃけ、国内における完成された(?)プロ競技(プロ野球・Jリーグ)には、
一スポーツコンサルという立場上で、興味が無い(薄い)。
あくまでも、第3、第4のプロの立上げへの寄与や、
マイナーをメジャーに近づける戦略に対して、価値有りと考えています。
(だから、スポーツビジネスに関わっている立場ながら、この2つのプロ競技の情報は知らない。
情報を収集しようとも思わない。自分等が関与しなくても、立派な方々が回していきますから。
一方、立派な方々が目もくれぬマイナー競技に関心が高く、いかに、工夫するか、
いかに楽しく発信するか・・・これはビジネス性が難しく、難易度が高いものでありますが、
だからこそ、挑戦するやりがいがある。
この手の話には「生みの苦しみ」が伴う。でも、いいじゃないですか、時間が掛かろうと何だろうと。
それらは、目標とか何とかビジネスライクではなく、意義や生き方や、むしろSocialなもの。)
マイナー競技選手は、もっともっと頑張ってほしい。
様々な競技選手と話しますと、
必ずしもTOPスポーツがフィジカル面で優れているとは思えない。
TOPプロに関わっている方々は、それが最先端と思う事でしょう。
しかしながら、アマ競技のアマ選手でも、
これはプロ選手より極めてるな・・・という場面を見る事は非常に多い。
(日本国内のプロ・アマ定義も、よくわからない世界ですしね。あまりにも定義が曖昧。)
時間がないので・・・まとめ・・・・
・ヤクルト石川選手には注目すべき。意義の高い方。
(ちょっと取材と称して会ってこようかな。今後、注目させて頂きます。)
・マイナー、メジャー関係なし。アスリートは心意気をビジネスに返還せよ!
・石川選手にセミナー講師を御願いしようかな。スポーツ界に投げ打ってほしい。
・アマ選手は、この記事の意義&効果を習得してほしいです。
以上
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