http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20100730-00000002-diamond-bus_all
■概略
プロスポーツのユニフォームと言えば、様々なスポンサーのロゴがプリントされているもの。
特に媒体価値が最も高い胸部分には、有名企業のロゴが入るのがこれまでのお決まりだった。
そんな常識を覆す、新しい企画が始まった。
レラカムイ北海道が、2010年9月開幕に、個人名を胸部分に印刷する「胸スポンサー」の募集。
一般人の名前がスポンサーとして列記されるのは、国内プロスポーツでは初めての試み。
気になるスポンサー料金は、一口2万円(税込)。誰でも応募することができる。
9〜3月までのシーズンを通じて12名の全選手が着用する予定。申込は7月末まで。
試合は地元スポーツ紙はもちろん、テレビ放送も予定されている。
ファンのみならず、スポーツ好きにもちょっと自慢できそうだ。
レラカムイは07年にJBLに参戦。チームもフロントもゼロから立ち上げたベンチャー型のチーム。
若い女性を中心にファン獲得し、ホームゲーム観客動員数は3年連続でリーグトップを誇る。
これほどの人気チームにも関わらず、経済状況で大口スポンサーが決まらないのが課題。
運営会社ファンタジアエンタテイメントの水澤佳寿子社長は、
「レラカムイは成績こそ低迷してますが、ファンの多さでは他のチームを圧倒しています。
10連敗しても観客数が減らなかったときに、チームを一番評価してくれているのは
ファンだと気づきました。そんなファンの思いを形にできればと思った企画です」と語る。
水澤氏は、もともと育児支援事業である潟Rティを創業し、
全国展開を手がけ、成功を収めた女性経営者。
その経営手腕を生かし、黒字化が難しいといわれるスポーツビジネスに参入。
様々なアイデアを実践し、今やJBLのみならず、プロスポーツ界から注目を集めている人物だ。
成功すれば、「スポーツを支えるのは企業スポンサー」という、これまでの常識が変わるかも。
新しいことに挑戦するチームを、ぜひ応援してみてはいかが?
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
スポーツ関連メディアでなく、ダイヤモンドに掲載してもらっちゃう所が、さすが水澤さん。
オフシーズン協賛取りもアクションしましょう。
ライターの記載通り、企業でなく個人がスポンサーになる仕組み・・・
しかも大事な胸スポンサーにスペースを割くという発想は非常に面白い。
小口でも個人がチーム協賛に関われる・・・
「寄付」や「特典」では無く、あくまでも「協賛」=ここがミソ。
コアファンの応援心を満足させる、goodアイデアです。
似たようなケースで、
アスリートエールにも掲載している、2輪の関口太郎選手の2chサポーターの事例もあります。
関口さんは、マシンのカウルに、個人スポンサーの名前を小さく全員分、掲載しました。
2輪でもバスケでも、どの競技にも共通する事ですが、
金を「もらう」=寄付ではなく、
同じもらうと見えても、全く意味が異なる「協賛」の違い。
つまり、資金提供者に対するリターンを考える、そして実行する事。
資金難のアマチュア・アスリートにとって、これが最重要。
何故なら、スポンサーシップとは何かを学ぶ事になりますし、
プロ意識を再考する事になりますし、
ファン・コミュニケーションの位置付けを明確に習得する事に繋がります。
不況下だからこそ、
確かに、企業スポンサーを成約させるのは難しい
(不況が第一の理由では無いという考えもあるが)。
しかし、そもそもの、スポーツ応援という原点を考えれば、それは「個人ファン」。
選手は、個人の集合体をイメージするけど、紐解けば、全ては「個」の心。
どう満足してもらうかをアスリート本人が考え、実行する事が大事。
そこにアマもプロも関係無し。
ある意味、「ありがとう」と感謝すれば済んでしまう「寄付」は、簡単で便利。
一方の「協賛」は感謝の気持ちを形にしなければならない。
リターンを返すアクションを要するので、ちょっと面倒(?)。
だから、アスリートは寄付を欲しがる。
スポンサーシップ(協賛)と寄付がゴッチャになる。
ただ、スポーツの原点を辿っていくと、やる者、みる者の関係があり、
応援心というものが有り、
その関係性において、金が必要であれば、寄付でも協賛でもいいのだが、
アスリート自身を育て、スポーツ界を育てるには、
より応援者とのシビアな関係を自ら作り、
関係性を深める事で継続的な信用・信頼に繋げる関係を構築・・・が大事。
必ずファン・コミュニケーションが伴うし、それが深まれば深まる程に、広がる程に、
小口は中口、大口に繋がっていく。
多くのアマチュア・アスリートに、資金難を解決する為の、寄付とは?協賛とは?
スポンサーシップとは?スポンサーメリットとは?・・・・・ここを再考してほしい。
これらを実証実験しているのが「アスリート・エール」です。
これは、ミニスポンサーと称する、個人が小口協賛を行なう仕組みをベース化したもの。
ファンコミュニケーションを密にして、個人ファンを選手自ら増やし、小口協賛を得ると共に、
大口協賛を依頼する時の武器にする・・・・
今後、選手をサポートする為の、プログラムを色々発信していきます。
個人からの小口協賛の重要性を大事にするアスリートエールは、
上記記事の、レラカムイ個人胸スポンサーの考え方と全く同じです。
レラカムイのファン個人個人への姿勢は、水澤さん中心に深く、北海道で追求されています。
そこにアスリートエールが入る余地が無い程に、
密接にファン・コミュニケーションを行なっていますが、
多様なファン接触機会を広げる為にも、アスリートエールに参加頂いています。
皆さん、レラカムイ北海道をよろしく御願いします。
レラカムイ・チーム http://www.spo-navi.jp/athlete/rerakamuy/
野口 大介選手 http://www.spo-navi.jp/athlete/noguchi_daisuke/
勝又 穣次選手 http://www.spo-navi.jp/athlete/katsumata_joji/
阿部 友和選手 http://www.spo-navi.jp/athlete/abe_tomokazu/
山田 大治選手 http://www.spo-navi.jp/athlete/yamada_daiji/
折茂 武彦選手 http://www.spo-navi.jp/athlete/orimo_takehiko/
伊藤 将伸選手 http://www.spo-navi.jp/athlete/ito_masanobu/
桜井 良太選手 http://www.spo-navi.jp/athlete/sakurai_ryota/
【関連する記事】
- ダンススポーツ・吉川あみ&TudorAndrei、バルカーカップ2024で2連覇..
- 昨年優勝で賞金¥1000万獲得したバルカーカップに、ダンススポーツ世界ランカーの..
- ダンススポーツ日本代表:吉川あみ&Tudor Andrei、2024年11月4日..
- 怪我を抱えたまま試合に臨む選手は最大90%、格闘技王者10名による怪我痛み極小化..
- フリ―ダイビング日本代表・岡本美鈴、継続的な海洋保全活動支援を行うスイス機械式時..
- 日本代表選手4名が、筋肉リカバリー用の炭酸ボディケアクリーム「diremotio..
- ダンススポーツ日本代表で、世界ランカーの吉川あみ&TudorAndreiペアとマ..
- スポーツはどこへ行く?スポーツビジネス市場規模2025年¥15兆目標は実現するの..
- NFの補助金・助成金不正は、今のままでは半永久的に無くならない。それを壊すには?..
- 銀行不要のBankless概念の元、web3活用の仮想通貨による新しい資金調達「..