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2010年07月01日

アスリートの虎(SDNフォーラム)報告

6月27日、六本木アカデミーヒルズ49Fでの、KeepUp主催『SDNフォーラム』。
セミナープログラムの1番目(10:00〜)に、
アスリートの虎 by Athlete Yell』を実施させて頂きました。

日曜、しかも朝一番メニューなので、集客面できついかなとも思いましたが、
30人席が満杯で、立ち見が20〜30人入れ替わりという状況で、
来訪頂いた方に御礼申し上げます。

アスリートの虎とは、スポンサー企業候補者(出資候補者)を「虎」と見立てて、
競技資金不足のアスリートが、直接的に公開プレゼンして、
スポンサー獲得を目指すマッチングの場であり、一種のオーディションとも言えます。

その意義は・・・

不況だからとは言われますが、いえいえ、不況以前のスポーツ界の課題として、
アスリートの競技資金不足というものが昔から存在します。
五輪クラスのアスリートでさえも、親や知人から借金、時給800円のアルバイトと
いった涙ぐましい資金調達で競技を進め、
例え戦績が良くても、可能性があっても、競技資金が底をつく事で、
競技を断念していく選手がいかに多い事か。中々報道されない事です。
しかも、その対処法が無い。いや、無いではなく、指導されていないと言うのが正しい。
そこで、個人的・法人的なサポート体制や、法人提携でサポートツールを作ったりと、
対応はしているものの、追いつかない。
そこで、施策を増やす意味でも、公開マッチングの場作りを進める・・・という流れ。

目指す所は、アスリートと企業のマッチングを生み、
スポンサーシップを普及させる事で、アスリートの資金難を解決・・・・というステージ。

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アスリートの虎・開始    入場者
アスリートの虎・開始.jpgアスリートの虎・入場者.jpg
3選手は神妙・・・しかし、プレゼンが始まれば結構、軽快に話せていました。
アスリートで大舞台に慣れているからかな。
入場者が溢れた点は良かった。
スポーツ事業経営者、アスリート、メディア等、多くの方々が朝一番から
来訪頂けて、意外と注目されていた事を事後に聞かされました。

■モータースポーツ4輪FJ1600:遠藤巧也選手(奈良)学生選手
アスリートの虎・遠藤巧也.jpgs遠藤.jpg
遠藤選手は大学で弁論もしているようで、話し方はgood。
要点に集中していた為に、わかりやすく説明できたのでは。
話し方に強弱があり、結果的に審査員の目にとまり、優秀者に。
モータースポーツ(FJ)の広告露出効果の低さを、
他の企業メリットで補い、統括的に企業売上に貢献しようという内容。
最終的に、資金スポンサーをこの場で掴む事は出来なかったが、
企業への訴求内容・訴求方法は掴めたはず。
現在計画中の企業交渉の本番に期待。


■スキーノルディック複合:久保貴寛選手(北海道)社会人選手
アスリートの虎・久保貴寛.jpgs久保.jpg
久保選手は、このプレゼンの為にわざわざ北海道から2泊3日。
主催者サイドから交通費は出していません。やはり、競技を維持
する為にも、とにかく資金的チャンスを掴みたいという熱意が伝わる。
地元・北海道を強みとする企業貢献を発表。企業の北海道マーケット
進出に自らが関与する事で、これだけの成果を挙げられるはずと説き、
企業の数値目標の一部に自競技を絡ませると。
ちょっと声が小さく、時間オーバーになってしまいましたが、
交通費を回収する為にも、今後の企業アプローチをサポート。


■陸上女子800m:三枝夏季選手(長野)社会人選手
アスリートの虎・三枝夏季.jpgs三枝.jpg
三枝選手は、大学研究機関とのパイプがある為に、そこでも研究開発、
又、そこから生まれる企業のブランドやレピュテーション作りに関与し、
売上に貢献するという内容を発表。
企業から見れば、三枝さんの初年度売上貢献額は小さい。
しかし、開発・ブランディングといった中長期的なスケジュール路線で、
長い目で損益回収させるプランなので、企業の心に刺さる可能性。
女性らしい落ち着いたしゃべりで、聞き手も耳に入りやすい。
今後も、マクロ感とミクロ感を取り交ぜた思考で企業に訴求すれば、
現実的な資金スポンサー獲得の日は近いはず。

■審査員とフォトセッション
・女子ボクシング元日本チャンピオン:猪崎かずみ氏
・ボブスレー バンクーバー五輪・日本代表:浅津このみ氏
アスリートの虎・浅津このみ・猪アかずみ.jpgsアスリートの虎・審査.jpg
今回の審査員は、アスリートの資金難という苦労を経験されている
アスリートという現場のド真ん中にいる方に審査をして頂きました。
書類選考を、恩情ゼロの120%企業視点で行ないましたので、
最終審査員の方には、企業視点と同時に、
アスリート目線をプラスして頂きました。ありがとうございました。

■ファイブフォー椛纒\:鈴木貴大
アスリートエール発表.jpgsアスリートエール鈴木.jpg
そして、この「アスリートの虎」に直結する「アスリート・エール」発表。
5月1日からテスト運営し、この日が公式スタート。
サイト運営統括のファイブフォー鰍謔閨Aその方向性を説明させて頂きました。
アスリートエールは、アスリートの資金調達サポートが基礎コンセプト。
その為には、ファン・コミュニケーションを重視して頂きたい想いも込めて、
表面的には選手応援サイトのように見えますが、その裏には、
細かい意義や狙いを込めて成立している点を説明。

■セパタクロー日本代表:山田昌寛選手
アスリートエール・山田.jpgアスリートエール・山田2.JPG
アスリートエール掲載選手の代表として、山田選手から御意見を述べて
頂きました。セパタクローは現場で見ると面白い。しかし、マイナーという壁で、
メディアを含めた接触機会利益が不足している事で、選手の競技生活は苦しい。
資金不足からやめて行く者も多い現実。
その対策の1つとなってほしい旨が語られました。
アスリート・エールのミニスポンサー獲得は、選手自ら稼働する事が重要。
運営サイドとしては、全体を広告・PRし、企業からの問合せに仲介に入る等、
選手の自活動を後方支援する準備ができています。
(いや、既に企業仲介などは始まっています)


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3人を選抜した事由=共通項は、やはり、スポンサーメリットの構成力。
アマチュアスポーツ全体での事だが、99%の選手はPush型、
つまり、自分の競技・戦績・資金不足を主張するだけ。
企業メリットはほとんど考えていないケースが多い。
胸にロゴを貼れば、100万でも1000万でも同じようにもらえる可能性がある、
それは運だ・・・と考える選手が多過ぎる。
純粋な企業視点で費用対効果を考えれば、そのような主張に、ハイそうですかと
金を出す企業はありません。
(よほどのコネや、人間性に期待を懸けられて・・・・というケースはあるものの)

3選手は、1%のPull型交渉ができる点が、上記の99%とは異なります。
この不景気だからこそ、企業の余剰金は少ない。
故に、堂々と、広告費・販促費・社会貢献費という財布の中身を使って頂ける
内容を提示できなければ、企業は投資しない。
3選手は、この投資を受けられる可能性のある、企業の立場でスポンサーシップを
考えた点が、99%に入らず、しかも、他の応募者以上にそれを追求していました。

今回の応募者への課題はA4*2枚で、
1枚は自己プロフィールで、もう1枚は企業メリット。
自己プロフィールの書き方からして、他選手とは違っていました。
まず、それを読む企業は、その人がどういう人間なのかもわからない状態。
そこにいきなり競技説明や競技戦績を話しても、人間味が伝わらない。
基本中の基本だが、出身地・生年月日・生活状況・所属・・・など、
基礎データを伝える所から、読み手(企業)を意識している。
これは、企画書の書き方に大きく影響するものです。

細かい話はどうでもよい。
重要なのは、どんなペーパーを作るにしても、どんなプレゼンをするにしても、
受けて(企業)の視点・立場・思考を考えているかどうかという点です。
3選手は、世の99%の選手よりも、又、他応募者よりも、
そこが優れていたという事になります。
99%の選手は、3選手を手本として頂きたいです。

更に、3選手の中で遠藤選手が1番となったのは、運を呼び寄せる力もあったのでは。
オーラの出方が、他2選手よりも有ったと思います。
内容や技術が拮抗していれば、残りの勝負要素はメンタルだったり、オーラだったり、
運だったり・・・
スポーツ勝負と全く同じです。
3選手、御疲れ様でした。
今後は、本番に備えて、準備を急いで下さい。




終了後に多くの方に聞き取りましたが、反応は上々でした。
初開催、しかも準備がドタバタであったので、
細かい修正すべき点は多数あります。
しかし、「無」から「有」を作った事を評価頂けた話が多かった点が良かった。
このような機会が生まれた事自体に意味があると。

今後、修正&拡大していく予定です。
関係者の皆様、ありがとうございました。
posted by sports777 at 13:02| Comment(0) | TrackBack(0) | スポーツNEWS | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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