http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/sports/t_sc/news/20100521/325430
■概略
4月29日の千葉戦。6933人ののうち約1500人は千葉サポーター。
アウェーチケットは早々に売り切れたが、ホーム側には空席も目立つ。
今季描く青写真は「ホーム観客動員数平均5000人以上、売上高6億円以上」。
前期売上¥5億8000万で4800万赤字の栃木SCは、黒字の岡山(6億4000万)、
富山(6億1000万)のJ昇格同期組に差をつけられた。
そこで、中津社長が収入増の起爆剤として目をつけたのが後援会。
会員が観客として来場者を呼び、小口スポンサーの一翼を担い、支援のすそ野を広げる。
後援会の活性化で、観客動員数、スポンサー収入をリンクさせ、相乗効果を図る狙い。
昨季会員207人、52法人。
会員約1万人を擁し、県民が支えるクラブをうたうJ1新潟をモデルにしたが、活動は低調に。
このため、GMは「県内各地に飛び込みでPRするのは難しい。後援会幹事会と連携し、
各種団体のトップにも参加協力をお願いしたい」と組織化を検討。
だが、県内には他に3つのプロチームやJFL栃木ウーヴァFCなど、
スポンサー獲得を模索するクラブチームがある。
限られた枠内での奪い合いの構図が生まれつつあり、
観客動員増も資金強化も楽観視はできない。
更に、中津社長をはじめ多くの取締役が非常勤。
財界には「兼務役員ばかりでしっかりした経営ができるのか」との指摘もある。
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@後援会の必要性
これは昨日書いた通りです・・・※小口スポンサーを得る意味
まさにアスリート・エールのオンライン後援会という意図に当たる部分。
大口に繋げるきっかけ作りになります。
各クラブは、リアルでやればいい。
しかし、アマ選手の個人競技選手は組織化している時間も労力も知識もない。
だから、システマチックなオンライン後援会を使えば、手間が省ける。
ただ、リアル後援会もオンライン後援会も、狙いは一緒。
Aスポンサーの奪い合い
これは、当ブログを始めた頃から指摘した事だが、
予測通り、既に各地で発生している事を確認済み。
記事には「生まれつつあり」等と記載されているが、
既に生まれていますよ。
設立の際は、ポジティブパワーで、イケイケの事業計画になるのはわかるし、
あちこちで同時多発的にスポーツ組織が生まれる事は、スポーツ界としては歓迎。
但し、資金調達面を考えると、それそれは危険な賭けとなる。
全クラブが、ソシオ形式で喰っていければいいけど、
それは日本ではまだまだ無理。
大手でも中小でも、企業スポンサーからの協賛金は絶対的に必須。
ソシオにしても、狭い日本では、会員の奪い合いも起こります。
少子高齢化が進めば尚更。
一見、総合型地域スポーツクラブなんて、聞こえのいいシステムにも見えるが、
その陰には、クラブ数が増えれば増える程に危険。
NPOの世界がいい例に成ると、当ブログでも話してきたつもり。
会員収入と企業スポンサーの奪い合い・・・
競技種類を超えた、1つの戦いとなってしまう。
いや、クラブ数を限定せよと言っているのではない。
数が増えれば淘汰のステージも必ず来るので、
備える必要があるし、設立時に事業計画をリスク側に考えた方が良いと言いたいだけ。
この延長に、寄付金収集と協賛金収集の違いも述べたいが、
話が混乱するので、今回は見送るが、
前述以外のリスクも秘めているので注意が必要。
競技が違えば大丈夫・・・なんて事はない。
同じスポーツと言う事で競合に成り得る。
ラーメン屋の隣に、そば屋なら大丈夫だろうと言っているようなもの。
食と言うマクロな考えも必要だし、
時には、ラーメンの敵は、携帯電話だったり、ディズニーランドだったりするから、
やっかいだ。
マーケティングの話になっていくから、脱線しないように、マーケ論は後回しにするが、
とにかく、スポンサー獲得活動という点では、
皆仲良く護送船団という事は有り得ないので、
例え小口でも、お隣さん同士でもガチの勝負なので、
先に予防線を張るとか、事業計画段階で、数値考慮した方が良いですよね。
確率論においても、
昔、0.1%なら今は0.01%で計算するとか、
昔、0.01%なら今は0.001%で計算しなくてはいけないとか、
10年前の数値指標は使えないですしね。
過去データから読むより、未来論から読まないといけない。
プロの経営コンサルでも読めないものもたくさんあるし。
気持ち的には、気合いと根性で頑張れと言いたいけど、
それは無理というのが現実。
シビアにリスクヘッジを立てないと。
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