http://www.tokachi.co.jp/feature/201005/20100511-0005329.php
■概略
今年で9回目になるアジアパシフィックラリー選手権(通称“アジパシ”)「ラリー北海道」
(21〜23日)は、ファン1人1人の個人献金(1口1万円)制度が始まり、注目されている。
全員参加型の「みんなのラリー」を目指している。
個人協賛で運営支援
日本のモータースポーツは、大企業の支援に頼ってきた。しかし不況で自動車メーカー
などが次々に撤退。ラリーも冬の時代を迎えているが、ファンに根強い人気がある
ラリー北海道は別の道を目指している。
欧米モータースポーツが今でも元気なのは、大勢のファンが少額の献金をしているから。
ラリー北海道主催者(札幌・プランニングフォー)は4月7日からパーソナルスポンサーの
募集を開始、応募者には大会観戦ステージすべてを見られるパスがもらえる特典などを
用意、国内各地から応募がある。
※パーソナルスポンサー募集
※企業スポンサー募集
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
小口協賛、個人協賛、少額献金、個人スポンサー、ミニスポンサー・・・・・
今のスポーツを支えるには大事ですよね。
寄付ではなく、協賛という点がミソです。
アスリート・エールも原点は同じです。
トップスポーツなら当然の、会員制度=個人協賛の受け皿は、
マイナー競技で、個人選手では何かと難しい。
せめて大会主催者が稼働しないと機能しない。
リアルな後援会も、よほど熱意を持った事務局長がいなければ集金は無理。
選手自ら依頼活動を行なうにしても、
パンフ、振込先用紙など、手間がかかって、途中断念する選手を多く見てきた。
そこで、アスリート・エールである。
PCよりも、モバイルサイトが強い。
ユビキタスに機能しますからね。
話を戻すと、
モータースポーツも、各個人選手に着目すると、
戦績上位でも資金難な選手は多い。
これは2輪・4輪問わず。
オンロードでは、初音ミクやエヴァンゲリオンとのコラボでアニメファンを呼び、
オリジナル特典を受けられる個人協賛制度は相当な集金を行なっている。
3000万?裏側では7000万との噂もあるし。
アニメとドッキングした事で生まれた個人からの資金調達。
これは、様々な競技で参考にするべき、成功例。
(単にアニメと絡めればいいというものでは無く)
大口スポンサー企業を獲得できなくても、喰って行こうとする想いが伝わってくる。
やり方は違えども、コンセプトや方向性は、
上記記事もアスリート・エールもアニメ起用も同じかもしれない。
個人ファンを大事にする・・・これって当たり前でありながら、
それをキチンと遂行しているアスリートは少ない。
そして、この長引く不況である。
(それを理由にするつもりはないが)
選手も大会主催者も協会・連盟も、
局も代理店もマネジメント会社も、
あらゆるスポーツ関係者は、スポーツ資金調達を再考するべき、
道を選ぶべき岐路にきているはず。
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