http://www.j-cast.com/2010/05/02065496.html
■概略
フェラーリ級の米国製電気自動車 消費者の眠りさます「黒船」上陸
米国カリフォルニア州シリコンバレーのベンチャー企業、テスラ・モーターズは
高性能な電気自動車(EV)の2シータースポーツ「ロードスター」を日本で発売。
ロードスターは米国で2008年先行発売され、これまで米欧で約1000台売った実績。
日本での販売価格は1810万円と高価だが、運動性能はポルシェやフェラーリ級で、
ガソリンエンジンを凌駕する。まさに米国がEVのポテンシャルの高さを見せつける形で
送り出す自動車界の「黒船」ともいえる存在で、日本市場に大きなインパクトを与える。
テスラは米国でハイウェイ走行が可能なEVを生産する唯一の自動車メーカーで、
簡易な街乗り用EVを生産する中国や韓国メーカーとは異なる。
今回、日本向けに初出荷されるテスラ・ロードスターは12台で、既に売約済み。
5月上旬には横浜港に到着する予定。日本初上陸はマスコミで大きく報道されるに違いない。
テスラ・ロードスターは、ロータスの傑作車「エリーゼ」をベースに、強力なモーターで
リヤタイヤを駆動。1回充電の航続距離は380キロと、ガソリン車と遜色がない。
最大トルク40.8kg-mで、0→100キロ加速3.7秒。まさにポルシェ、フェラーリ級だ。
日本ではトヨタやホンダのハイブリッドカーが人気だが、高性能スポーツEVの上陸は
日本のユーザーを目覚めさせ、
日本でのハイブリッド対EVのバトルが一気に燃えあがる可能性もある。
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ビジネス面からの記事だが、
モータスポーツ視点から見ても、黒船に成り得る。
日本ではEVフォーミュラの学生レース等はあるが、
これをきっかけに、EV化を真剣に考えなくてはならない時代に入るのではないか。
すぐには無理としても、市販車のEV化が進めば、レース界もそれを意識せざるを得ない。
確かにEVが全てかと言われれば、
じゃあ今まで、何の為に燃料電池や水素を開発してきたのかとなるが、
まあ、それは時代背景や社会情勢が影響するから、これと決めつけずに、
まずはガソリンを脱する事が最優先と言えるはず。
国内ではまだまだ危機感が少ないかもしれないが、
石油枯渇やCO2絡みのモータースポーツ批判は、既に存在し、
いずれ、波が日本にも押し寄せてくるに違いない。
トヨタが最終着地点ではなく、あえて踊り場を作ったハイブリット戦略は成功したが、
USAでの事故から、思わぬ戦略再考の場ができてしまった。
世界的な流れとしては、本来はハイブリットではなく、その先を普及させる必要があると、
改めて考える機会となった。
モータースポーツはマシンという、メーカーの基礎的物体を使用するので(箱の場合)、
どうしてもメーカー主導の図は変わらない。
もちろん、タイヤ・燃料・パーツなど、全ての面で、メーカー周辺無くしては、
まだまだ成り立たないし。
そういう視点でも、EVの本格化は、レース界にも大きく影響するのではないか。
しかし、ステラさん、なんでエリーゼを使ったのかなあ。
近未来的なEVらしい、ぶっ飛んだデザインを採用すれば良かったのに。
コスト面での起用でしょうが、
販売戦略面でも、既存車両を使わない方が売れると思いますよ。
1800万とは、、、、ちょっと普及しないですね。
さあ、どこがレースマシンのベース車両を先に作るかな?
いい意味で、楽しみです。
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