http://www.sankeibiz.jp/macro/news/100503/mcb1005030503012-n1.htm
■概略
米プロゴルフ協会(PGA)が賞金総額が比較的少ない試合のスポンサー獲得に苦戦。
タイガー・ウッズ選手が不倫騒動による出場自粛から復帰を果たしてほっとひと息と
思いきや、悩みは尽きないようだ。
PGAは2011年予定40試合のうち、約4分の1の冠スポンサーがまだ決まっていない。
GMがスポンサーを降りた「ビュイック・インビテーショナル」の後継スポンサーが
米保険会社ファーマーズ・インシュアランスに決まったのは今年1月、試合開始10日前。
米大手広告代理店オムニコム・グループ傘下、ザ・マーケティング・アームは
「ウッズ復活でも、PGAにはスポンサー獲得という大きな問題が残っている」と話した。
スポーツマーケティング専門家らは、PGAのビジネスモデルにほころびが生じ始めたと指摘。
GMRマーケティングでスポンサー仲介を行うエド・キアナン氏は、高額賞金試合ができた事で、
スター選手が賞金総額で見劣りする試合を欠場するようになったと説明。
賞金総額でAクラスに分類されるのは約8億円規模の世界ゴルフ選手権シリーズや、
750万ドルのフェデックスカップの各試合など。500万〜600万ドルの試合はBクラスに、
500万ドル未満の試合はCクラスにそれぞれ分類される。
米通信大手ベライゾン・コミュニケーションズは今年を最後にBクラス「ベライゾン・ヘリテージ」
の冠スポンサーを降りた。撤退理由を、スター選手不在で、海外視聴者を十分に引きつける
ことができなかったからだと説明。
一方で新しくスポンサーとなったファーマーズ・インシュアランスは「ゴルフファン年齢層が
保険購入に積極的な層と一致する」と契約の理由を語った。
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うーん、そうですね。
結局、スポンサーニーズが合わなくなれば、企業はスポンサー撤退。
当たり前と言えば当たり前なのですが、
マネジメント会社・広告代理店・エージェント等の仲介者よりも、
主催者サイドの意識改革も必要なはず。
記事とは関係なく、
あなたはエージェントなんでしょ、金を引っ張ってきてさえくれればいいんだよ・・・と、
事実言われる事があります。
スポンサーメリットはどう組み立てます?と問うと、
適当に考えて金を付けるのがあなたの仕事でしょ・・・と。
うーん、これではスポンサー獲得は無理。
まず当事者=主催者サイドの想いが先行。
そこに仲介者が乗って、付加価値を構築していく。
これが基本ではないでしょうか。
パーソナルスポンサー獲りに関しても全く同様。
アスリート側の努力無く、仲介者だけがバタバタ動いても、
いいスポンサーシップは生まれません。
スポンサーシップはビジネスだから・・・と言えば、
アスリートからは「金」だけと思われがちですが、
いやいや、その前に、人間性や信頼関係が先ですよ。
金先行のスポンサーシップは持続型に成りにくい。
アスリートが開花する前も開花した後も、
長期的にサポートを受けるには、まず下地が大事です。
その為にも、スポンサーシップを受けたいアマチュア選手は、
まず、スポンサーシップって何だろうという所を明確にしておいた方がいいです。
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