http://www.asahi.com/sports/baseball/npb/news/TKY201004200172.html
■概略
女子プロ野球が23日開幕する。関西2球団でスタート。
競技普及の点で意義ある一歩だが、経営面では手探り状態での船出だ。
◇競技人口600人 経営面に課題
昨秋の合同入団テストには129人が挑戦。
合格した30人が、京都アストドリームスと兵庫スイングスマイリーズに振り分けられた。
10月までに計40試合。しのぎを削る2球団だが、選手は大阪府内の同じ寮で暮らしている。
実は2球団の根っこは同じ。
リーグは、「ブルーベリーアイ」が主力の健康食品会社、わかさ生活(京都市)が全面支援。
昨年8月発足日本女子プロ野球機構の資本金3億円を出資。
発足時に「1球団あたり1億3千万〜1億5千万円」の経費も負担。
その中には、独立リーグと比べて悪くない選手年俸200万円も含まれる。
わかさ生活は、これまでも少年野球や高校女子硬式野球の活動を支援してきた。
「女子野球の地位を向上させたい」。同社の意向を代弁するのは片桐代表。
この取組みに、どれだけのスポンサーが共鳴するか。将来は全国に球団を増やしたいという。
女子プロ野球は戦後すぐの1950年に一度、誕生。
一時は全国25チームほどあったが、2年で幕を閉じた。
米国でも98年に女子プロリーグが44年ぶりに再興したが、不人気で1カ月で休止した。
今、女子プロがビジネスとして成立しているのは、
人気選手を企業が支援するゴルフなど個人競技に限られる。
問題なのは競技人口だ。
日本女子野球協会によると、硬式で最近、公式戦に参加しているのは一般クラブが18、
大学3、高校6チーム。競技人口は約600人とみられる。
スポーツビジネスに詳しい立命大の種子田穣教授は「プロスポーツの根幹は『見るスポーツ』。
競技人口が増えれば、その競技を目にする機会が増える。一般的に女性はスポーツからの
距離が遠い生活を送る。接点がないと親しみづらい」と指摘する。
サッカーの場合、日本女子(なでしこ)リーグは日本協会の女子登録約2万5千人の頂点という
位置づけ。それでもプロ選手は少ない。スポーツビジネスのコンサルティング会社代表、
三ツ谷洋子さんは「裾野が小さいとスポンサー支援を受けにくい」と市場が小さい事を懸念。
◇まずは普及に重点
機構側も採算性より、認知度アップや普及を優先した戦略を描く。
「誠実に見てもらって女子野球の魅力を判断してほしい。まずは3年が勝負」と片桐代表。
入場料は中学生以下と65歳以上、そして女性に限り18歳以下を無料(一般当日1500円)。
選手と野球との出会いを紹介した漫画を作って球場で販売し、小中学校に寄贈。
野球にのめり込んだ女子に、少しでも愛着を持ってもらいたいからだ。
柔道整復師の資格取得の為、全選手を球団負担で専門学校に通わせているのも普及の一環。
引退後、指導者になったときの助けになるとの考えだ。
課題はあっても、硬式野球に心底打ち込みたかった女子の願いがかなうのは確か。
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色々課題がありそうですが、
走りだすのだから、走るしかない。
走りながら考えるのも、無くは無い。
頑張ってほしいです。
それにしても、スポンサーのわかさ生活さんは凄いな。
金額どうこうと言うよりも、競技まるごとサポートとは・・・・・
それと、資格取得に投資している点は凄いですね。
これ、いいと思います。
セカンドキャリアだけでなく、アスリートとして、
普段から、自分の体調管理や競技力UPに使えますしね。
Good!
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このまま頑張ってほしいですね。
ファンを増やしてほしいですね。