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2010年04月22日

有村、森永製菓から真央超えVIP待遇

■ソース
http://www.nikkansports.com/sports/golf/news/p-sp-tp1-20100421-620556.html
■概略
女子プロゴルファーの有村智恵(22=日本ヒューレット・パッカード)が20日会見を行い、
森永製菓と栄養管理、トレーニング面でのサポート契約を結んだと発表。
アスリートとしては女子フィギュアの浅田真央に次いで2人目。
契約期間は、4年後のソチ五輪までの浅田に対し、目標の永久シード(30勝以上)獲得までの
「半永久的」というVIP待遇だ。

期待に応えるべく有村は、
 (1)今季の賞金女王獲得
 (2)海外4大メジャーに毎年フル出場
 (3)海外ツアーV
 (4)30勝以上の国内ツアー永久シード獲得と明確な目標を掲げた。
昨季は5勝、約1億4000万円を稼ぎ、賞金ランク3位と急成長。
スポンサー企業は昨季3社から、今回を含めて8社に増え、
契約金総計は年間で推定2億円に上昇した
・・・・・・・・・・・・・・・・・・

なるほど、頑張って下さい。
ちょっと、上記記事と別話題になりますが・・・


トレーニング面でのサポート契約と聞いて、最近思うのですが、
スポンサー獲得相談に来る選手に対して、
依頼額の中身をチェックするのですが、

アマチュア選手に多い事例で、
例えば、1000万のスポンサードを望む選手の、その根拠となる1000万の価値を問うと、
1000万の競技資金が掛かるから1000万欲しいのだと話す選手がいます。

@まず、根本的に間違っているのは、
 1000万欲しいから、1000万下さいと依頼する事。
 1000万欲しいなら、協賛の価値=投資価値が1000万分なければ、
 企業は1000万出しませんよね。
 1000万の価値はどこにありますかと聞くと、
 ウェアに社名を貼るからと答えます。
 そのロゴは1000万の価値があるのですか?と問うと、答えられなくなり・・・・

 このケースは、当ブログで何度も説明していますので、
 読者のアマチュア選手はもうお分かりと思いますが、
 もう1つ突っ込みますと・・・
 
 その、1000万必要だという理由に、
 選手は競技資金が昨年1000万掛かったから・・・と、コスト計算表を出す方がいますが、
 その中に、完全な生活費を計上している選手もいます。
 家賃・駐車場代・食事代・・・・
 これ、競技に関係無いですよね・・・

 無論、トップ選手に、企業側からオファーが出て、
 トップ選手が受け取った協賛金を、家賃や食費に当てるのは自由です。
 
 しかし、こちらから依頼する立場で、家賃・食費がこれだけ掛かるので、
 それも欲しいと・・・これ、全くダメですね。
 カウントの仕方が根本的に間違っていますし、
 スポンサーシップというものを、ズレて認識しているのではないでしょうか。
 それに、そのカウントどうこうを超えて、
 そもそも論として、
 コスト積み上げが1000万だから、それをくれという形が御法度。

 1000万依頼するならば、自分が提示するスポンサーメリットが1000万分ある事が前提。

Aそれと、そのコスト積み上げの部分で思う事なのですが、
  (これが今日の本題)
 必要競技資金の項目の中に、非常に「練習用の遠征費」が多い。
 
 競技資金とは、競技力をUPする為の資金ですから、
 競技に関わってさえいれば、それは競技資金と言えるのは間違いないです。
 例えば、ウインタースポーツの場合などは、
 雪のある場を求めて世界を飛び回る・・・これは当然です。
 高山でのトレーニング・・・確かにこれも必要。
 世界の大会を回る・・・これも必要。

 
 まあ、それらは置いておいて、
 アスリートに再考して頂きたいのが、
 「練習用の遠征場所」で練習する事は、必ず競技力UPに繋がるのか?という点です。

 仮に、遠征しなくても「競技力がUPする練習」があるのであれば、
 遠征費はグッと減ると思うのです。
 非常に単純な発想なのですが、
 遠征費を減らす=依頼額が減る=スポンサー獲得率が少しでも上がる・・・
 このような事も考えられます。

 という事は、一番ウエイトを占めるのが遠征費ならば、
 特別な理由が無い限り、遠征無しで練習すればいいのでは?という事を再考してみては?

 違った環境で練習する事は、メンタル面で意義有りとか、
 チームなら結束を高めるとか、
 色々な理由もあるでしょう。
 しかし、根本的な遠征の理由は、「競技力UP」に繋がる事が前提になるはず。

 もっと、競技力UPというモノサシで、
 競技資金を考えてはどうか?というのが、今日の問題提起です。

 最近では、トレーニングとは異なるmotioningという脅威の技術を知りました。
 その他にも、色々と競技力UPに直接関わるものがあるとは思いますが、
 競技資金の多くを占めるのが練習用遠征費ならば、
 遠征しないで、自宅でmotioning等を受けた方が、
 よっぽどコストダウンになるのではないか?・・・・と、最近思うようになりました。



上記記事から外れてしまいましたが、
トレーニングというワードから、
「練習用遠征の必要性」と「競技力UPの為の資金」という点が気になりました。

posted by sports777 at 00:53| Comment(0) | TrackBack(0) | スポーツNEWS | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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