http://mytown.asahi.com/niigata/news.php?k_id=16000001003090001
■概略
◇モータースポーツ「今こそ」
サッカーやバスケットボールなどでおなじみの「アルビ」。七つ目のチームとして2月発足
「アルビレックスレーシングチーム(RT)」はスピードパーク新潟を拠点に、若手の登竜門
であるスーパーFJに参戦。「低迷するモータースポーツ人気を新潟から盛り上げたい」と
意気込むチームは、7日の初戦で7位入賞を果たす好ダッシュを見せた。
「自動車業界が今、大変な時期を迎えている。だからこそ、明るい話題を提供したい」
新潟市で2月22日にあったアルビRT発足の記者会見。
チーム設立にあたって、「不景気なのに大丈夫か」と各方面から心配された中村社長。
笑いながら、「実はあまりお金はかからない」と答えた。
スーパーFJのマシンは400万円ほど。報酬を払い、選手を雇う他のプロスポーツと違い、
このクラスのモータースポーツではドライバーが自らスポンサーを集め、マシンに乗る権利
をチームから買う仕組みという。
「今回集めたスポンサー7社は全て関東。モータースポーツに関心
ある企業は東京周辺には潜在的に多い」と話した。
◇5年後、世界めざす
中村社長は「3年後にスーパーFJで日本一、5年後にはF3シリーズ参戦と、
世界選手権出場を果たしたい」と話す。
燃料をがぶ飲みし、排ガスをまき散らしながら、大音量で爆走。
モータースポーツのイメージに、中村社長は「レースは社会に貢献している」と反論する。
自動車メーカーはレースを通じて性能をアップさせている。
スピードだけでなく、燃費、安全性の向上につながり、ノウハウは市販車に反映されている。
スピードパーク新潟では昨年、高齢者を対象にした安全運転教室が開かれた。今年は
サーキットに安全装置を施したうえで、飲酒後に走ってもらい、酒酔い運転の怖さを実感
してもらう講座も開催する予定だ。
中村社長は「エコカーが注目されているが、既存ガソリン車もアクセル操作一つで燃料の
減り方は大きく変わる。地球に優しい運転方法も広めていきたい」と語る。
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批判覚悟で書きます。
正直、この記事を読んで、大丈夫なの?と改めて考えさせられました。
モータースポーツが生き残る戦略作りの根本が見えない。
金が掛からないというのは、あくまでもビジネスサイドの意見であって、
選手は、親から、バイト収入から、スポンサーから・・・資金調達を行なって、
金を引っ張ってこないとマシンに乗れない。
報道では、レーサー1人が年間にいくら掛かるか記載していないので、
あえて、当ブログでも指摘しないが、
他スポーツに比べれば、大金が掛かるでしょ。
金がない家庭の子はどうするのか?
関係者はスポンサー取りの方法も教えない、
ただ周回するなら低予算でも、勝つには金が掛かる。
レーサー自身にとって、非常に金がかかる競技である。
金が掛かるから回避されがちな競技人口をどう解決するのか、
そこが問われる。
ビジネスモデルとして、低予算で収益が上がる等、言わなくてもいい事では?
又、7社は、コネ無しで、実質的なスポンサーメリットによって7社を得たのか?
コネで引っ張る手法なら、過去と変わらない。
観客がほとんどいない=広告露出効果がゼロに近い世界で、
どうスポンサーメリットを提示していくのか?
これに応えられないモータースポーツだから、
スポンサー企業は引いていくのではないのか?
ロゴ入りマシンに、どれ程のリーチがあるのか?
コネonlyのスポンサーならば、経営状況によって斬られやすい。
実質的なスポンサーメリットがあれば、コネなど無くても、
企業サイドからアプローチがある事もある。
車関係業者やサプライヤーでは意味がない。
全く別分野から、真のスポンサーメリットのリターン目的で企業を
引っ張れなければ意味がない。
モータースポーツは、その辺り、どう考えているのか?
ちょっと、お聞きしたいですね。
環境コメントについても、?である。
レースが市販車に活きているなど、レースが始まった時から存在するもの。
そんなものが簡単に押し潰される程に、時代は変わってきている。
その考え方が通用するならば、
HV以降の燃料電池車など必要無しという事になるし、
燃費のいいコンパクト車だけ売ればいいという話にもなる。
環境、CO2問題は、そんな小さい話ではない。
石油枯渇については、モータースポーツ関係者はどう対応するのか?
メーカーがやればいいのか?
メーカーの開発を待っていればいいのか?
それが、そもそも、メーカーが居なくては成立しないというスポーツ・・・
そこが問題の根本かもしれない。
無論、何の競技でも、道具メーカーが無くては練習も試合もできない。
しかし、モータースポーツの場合は、道具への依存度が高いし、
勝つには大金が掛かる。
そして、少子化でキッズは益々、モータースポーツから遠ざかる。
他の競技がキッズの奪い合いを始めても、モータースポーツ界はイベント程度。
これで、いいのだろうか?
5年後にF3を目指す事自体は応援したいが、
もっと、モータースポーツの根本を考えて、
戦略的な革命を、モータースポーツ界・内部から起こしてほしい。
以上
公式サイトも無いので、
どのようなモータースポーツへのコンセプト・思考・戦略・改革心があるのか、
正直わかりません。
記者発表もされた位なので、もっと情報公開されてはいかがでしょうか?
報道を見つけても、それ以上の情報をすくえないという点からも、
PR面で非常にもったいない。
スポンサーに対するメリットを波及する上でも、専用サイトは必要では?
◇アルビレックス新潟、スポンサー獲得 20100304
◇アルビ、モータースポーツ参入 20100211
ラベル:アルビレックスレーシングチーム スピードパーク新潟 スーパーFJ 中村寿和 モータースポーツ アルビRT 二輪レース 新潟国際自動車大学校 日本自動車連盟 JAF 若手ドライバー育成 ツインリンクもてぎ 鈴鹿サーキット フォーミュラカー 湊雅之 田中正隆 F4 F3 アスリート スポンサーシップ
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