http://mainichi.jp/area/miyagi/news/20100223ddlk04020116000c.html
■概略
宮城県多賀城市の市民活動サポートセンターは22日、
地元企業の「社会・地域貢献活動調査」の報告会を開いた。
調査結果では8割以上が活動に取り組んでいるが、一方で2割が効果を実感していない
など課題も浮き彫りになった。
調査は09年12月、市内の約1000事業所を対象に実施し、179事業所が回答。
貢献活動に組織として取組むのが56%で、「経営者個人として」も含めると83%が参加。
内容は「町会への寄付・協賛」「地域イベント参画」「従業員ボランティア活動」等。
効果として期待するのは「地域との信頼構築(37%)」「イメージアップ(21%)」
「従業員の誇り(14%)」「社内活性化(11%)」。
一方、活動しない事業所の理由は、「情報・ノウハウ不足(22%)」「経済的負担(19%)」
「マンパワー不足(18%)」など。
課題としては、「効果の実感がない」(21%)、「取組みのマンネリ化」(18%)。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
2つ前の記事にも、社会活動とスポーツの関係を書きましたが、
上記の場合は、上場企業ではないので、
統括的なCSRブランドで株価まで意識する・・・とまでは行かないケース。
もっと、身近な、地域社会でのブランディング形成が目的となるものだが、
2割が効果を感じない?
では8割が効果を感じている?
リサーチ結果の読み方次第ですが、
詳細データはわからないとしても、8割が実感できているのなら、これは立派な結果。
零細企業ならば、その効果は感覚として捉えている程度だと思いますが、
もっともっと、地域民反応がダイレクトに伝わってきて、
リアルに実感できる場面が増えればいいのですよね。
単に寄付するのではなく、寄付場面の写真をサイトで表現するとか、
単に協賛するのではなく、スポンサーメリットを額と同等にするように要請して、
顧客開発や販促に繋げるとか、
単にイベント参加するのではなく、プロモーション効果を高めるコンテンツを入れるとか、
色々できるのでは?
期待するものは、やはり、地域での信頼・信用・支持が筆頭のはずなので、
地域貢献活動と業績向上策(本業)を別物と考えないで、
もっと、この相反するものと考えられがちな2つを、一体化させればいいのでは?
そこにスポーツが利用されていけばいい。
経団連1%クラブを始めとする、社会貢献活動関連のリサーチ結果では、
上場企業の社会活動のテーマは色々ある中で、スポーツは大した割合になっていない。
地域の零細企業であれば、尚更のはず。
スポーツ支援よりも、地域密着の清掃活動や寄付が先になるのはわかる。
しかし、そこにスポーツを起用する事で、
親よりも、キッズやジュニアを巻き込む事もできる。
その結果、親からの見られ方も変わってくる。
そう、地域からの信頼・信用・支持を得るのにも、戦略性が必要。
これは、大企業も小企業も関係ないですよね。
社会活動にスポーツが活用される世界・・・まだまだポテンシャルはあると思います。
- アスリートが競技中に摂取すべき水とは? ナノバブル水って何だ? パーフェクトウォ..
- ダンススポーツ・吉川あみ&TudorAndrei、バルカーカップ2024で2連覇..
- 昨年優勝で賞金¥1000万獲得したバルカーカップに、ダンススポーツ世界ランカーの..
- ダンススポーツ日本代表:吉川あみ&Tudor Andrei、2024年11月4日..
- 怪我を抱えたまま試合に臨む選手は最大90%、格闘技王者10名による怪我痛み極小化..
- フリ―ダイビング日本代表・岡本美鈴、継続的な海洋保全活動支援を行うスイス機械式時..
- 日本代表選手4名が、筋肉リカバリー用の炭酸ボディケアクリーム「diremotio..
- ダンススポーツ日本代表で、世界ランカーの吉川あみ&TudorAndreiペアとマ..
- スポーツはどこへ行く?スポーツビジネス市場規模2025年¥15兆目標は実現するの..
- NFの補助金・助成金不正は、今のままでは半永久的に無くならない。それを壊すには?..