ある方から、何故スポーツゲインという社名にしたのか質問がありました。
「ゲイン(Gain)=利益、収益、利得」というワードがありますが、
スポーツ協賛の世界も、もっと利益に繋がるものという認識が、
多くの企業に再認識頂ければ、スポンサーシップが普及するきっかけになるはず、
との思いからですね。
熱意・根性・陳情等からの「助ける」的な支援では、継続性に課題があります。
そうではなく、心底、スポーツに投資する事は、有益なのだというビジネス性を
もっと企業の方々に持って頂きたいのです。
大企業とトッププロの関係は別として、五輪クラスのアマチュア選手の資金工面では、
過去何十年も、どうしても気持ち優先の資金援助が当たり前的な風潮がありました。
本来、スポンサーシップはビジネスであり、企業が出す金額と、選手が返す金額は
同等であることが前提です。胸にロゴを貼る事で1000万を依頼するならば、
その広告効果は1000万分なくてはならない・・・これはビジネスである限り常識です。
苦しい競技環境に心打たれて資金援助した・・・といった美談が、
現在の五輪周辺の報道にも、あちこちで出てきています。
しかしながら、それが本来ではないはず。もっとシビアなのが当たり前の世界のはず。
そういうシビアさが不足しているからこそ、不況になればスポーツは斬られる。
企業にとって、スポーツ協賛は業績に不可欠な収入源と認識できれば、
例え銀行から金を借りてでも、スポーツ協賛に金を出します。
そこがまだまだ曖昧だから、つまり業績と密接でないから、真っ先に斬られる。
(そもそも、広告露出効果と称して、リーチだけで契約されてきた事も問題)
このような観点から、スポーツ(スポンサーシップ)は、お得なゲインを生みだすものと
企業に認識して頂き、結果的にスポンサーシップが普及し、
アスリートの資金不足が少しでも改善されれば・・・・といった想いから、
お金的なイメージであまりよろしくないとされがちな「ゲイン」というワードをあえて採用
しました。
もちろん、ここで言うゲインは、金だけを指すのではありません。
ブランド・信用・レピュテーション・共感・支持・・・・等の無形資産も含みます。
金という目に見える経済的モノサシでの益はもちろん、
更に、目に見えない大事なものも付いてくる・・・・・
スポンサーシップはそういうものであるべきと思います。
スポーツゲインという言葉には、
スポンサーシップに対する壮大なヴィジョンを託しているのです。
Kさん、納得?
・インカムゲイン(Income Gain)=利子・配当による収入
インカムゲインとは、資産運用に際して、資産保有で
安定的・継続的に受け取ることのできる現金収入の事。
銀行預金や利付債券の受取利息、投資信託の収益分配金等。
不動産投資の場合は家賃収入。
株式投資の場合、株主が企業から受け取る配当金。
・キャピタルゲイン(Capital Gain)=株式・債券・土地など保有資産の価格上昇から
生じる利得
キャピタルゲインは、保有資産の値段が変動する事で得る
収益の事。資産とは土地・建物・絵画・ゴルフ会員権・貴金属・
有価証券(株式・債券)。一般的に価格変動する物を安く購入し、
高くなった時に売却して得られる値上がり益。
ゲインというと、上記のようなワードを思い浮かべると思いますが、
Income Gain?
Capital Gain?
NO、
Sports Gain!!!
という感じで、CMでも作りたいなあ。もう絵は描けています。