http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100123-00000048-sph-ent
■概略
10年間、スポーツの魅力を様々な角度から伝えてきた、
フジTV系・人気スポーツバラエティー「ジャンクSPORTS」(日曜20時)が3月終了。
スポーツをテーマにしたトークバラエティーで、00年4月〜。今後は特番で随時放送。
関係者によると、スポーツシーズンに入ると旬なアスリートの出演が難しく、
又、春の番組改編時期とも重なり終了が決定。
同番組は、ダウンタウン浜田雅功(46)やフリーの内田恭子アナ(33)らが司会を務め、
各分野のアスリートをスタジオに招き、本音を引き出してきた。
スポーツ選手だけでなく、選手の奥様や、女子アナに選手とのエピソードを語らせる等、
様々な企画を展開。
あまり知られることのなかった選手の素顔を伝えてきた。
競輪やフリークライミングなど普段は取り上げられることが
少ない競技の特集も行ってきた。
00年4月(火曜23:00〜23:30)スタートし、
04年1月からゴールデン(日曜19:58〜20:54)に進出。
04年9月には最高視聴率20・3%を記録。
その後も10%台後半の視聴率をマークする人気番組だった。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
スポーツ界(関係者)では賛否両論であった番組が終了。
しかし、視聴率20%弱という事は、
社会全体では受入れられている(部分的な相対論で)と判断させるのでしょう。
マイナー競技選手へのスポット、それに伴うマイナー競技の訴求、
選手個人のアイデンティティの引き出しから、新たなファン開発、
アスリートへの関心から、スポーツ(全体)への引き込み・・・
良い点はたくさんありました。
一方で、
アスリートはあくまで競技で目立て、バラエティに出る必要はないとか、
競技人気には繋がらず、一部選手のアイドル化助長に過ぎないとか、
スポーツでは金にならないので、番組出演費でマネジメント会社が稼ぐとか、
テレビに出てタレント気取りしている暇があったら練習しろとか、
局の企画の商品になっているだけとか、
海外でアスリートのタレント化は有り得ない、そういう時間があれば社会貢献しろとか、
そういう意見もありましたよね。
CXにしてみれば、当然、視聴率に繋がらなくてはならないので、
スポーツonlyではなく、スポーツ*バラエティになる・・・
それもわからなくはない。
結果的に、20%弱を推移できているのは成功と言える。
大きな視点で考えてみよう。
YES or NOの主役は誰なのか?
アスリートなのか?社会(視聴者)なのか?
アスリート自身は、自分を訴求したいという意味でYESの選手もいれば、
練習優先という事で、NOという選手もいるでしょう。
選手を取り巻く関係者(スポーツ界)はNOの方が多いかな?
視聴者にも当然、両者がいますが、
この時代に、視聴率20%弱という事は、YESの域に入れざるを得ない。
今、スポーツは、社会において、どのようなポジショニングか?
企業スポーツの休廃部、スポンサー撤退、
少子高齢化で競技者人口の減少、
民主党政権による無施策・・・
決して恵まれた周辺環境ではなく、むしろ、危機意識が必須な状況。
部分的な観点から見れば、スポーツの存続すら危険とも言えなくもない。
こういう状況からすれば、今は社会(視聴者)に重点を置き、
スポーツのポジションを高めるという考え方はどうであろう?
そのようなモノサシで考えれば、番組の存在はYESと言える。
スポーツ事業に従事している個人的な立場としては、
NOと言いたい所も少なからずある。
しかし、全体論で考えれば、
CXさん、良くぞ制作してくれましたと言わざるを得ない。
上記は、あくまでも個人的な見解なので、
特に、スポーツ事業者の方々は、色々な意見があると思いますが、
(特に、バラエティというワードに引っ掛かっている方が多いですよね。
もちろん、わかります。理解しています。)
モノサシによって、賛否両論が出るのは当たり前。
大きな心で、行きましょうよ。
ラベル:ジャンクSPORTS フジTV スポーツバラエティー トークバラエティー アスリート 浜田雅功 内田恭子 エピソード フリークライミング 競技 最高視聴率 スポーツ界 マイナー競技 マイナースポーツ 選手 アイデンティティ タレント テレビ 社会貢献 CX 少子高齢化 競技人口 スポーツ事業 危機意識 プロ意識 アマチュア選手 スポンサー獲得 スポンサーシップ 営業代行 佐藤康人 スポーツゲイン アイスタイル 協賛 投資 販促 ブランディング エージェント
【関連する記事】
- ダンススポーツ・吉川あみ&TudorAndrei、バルカーカップ2024で2連覇..
- 昨年優勝で賞金¥1000万獲得したバルカーカップに、ダンススポーツ世界ランカーの..
- ダンススポーツ日本代表:吉川あみ&Tudor Andrei、2024年11月4日..
- 怪我を抱えたまま試合に臨む選手は最大90%、格闘技王者10名による怪我痛み極小化..
- フリ―ダイビング日本代表・岡本美鈴、継続的な海洋保全活動支援を行うスイス機械式時..
- 日本代表選手4名が、筋肉リカバリー用の炭酸ボディケアクリーム「diremotio..
- ダンススポーツ日本代表で、世界ランカーの吉川あみ&TudorAndreiペアとマ..
- スポーツはどこへ行く?スポーツビジネス市場規模2025年¥15兆目標は実現するの..
- NFの補助金・助成金不正は、今のままでは半永久的に無くならない。それを壊すには?..
- 銀行不要のBankless概念の元、web3活用の仮想通貨による新しい資金調達「..