http://topnews.jp/2010/01/11/news/f1/drivers/michael-schumacher/7840.html
http://f1-gate.com/schumacher/f1_6070.html
■概略
ミハエル・シューマッハ(メルセデスGP)が、長年のマネジャーであるウィリー・ウェバー
を介さずに2010年のF1復帰を交渉し、約9400万円を節約。
Bild紙によると、ロス・ブラウンがチーム代表を務めるメルセデスGPと交渉する際、
シューマッハは1980年代からマネジメントを任せてきたウェバーの助けを求めなかった。
これによりシューマッハは、ウェバーに10%の成功報酬を支払う必要はなくなり、
約9400万円を節約できた。
シューマッハが2010年にメルセデスGPから受け取る報酬は約9億4000万円で、
この他にも、この報酬の4倍もの金額の個人スポンサーを抱えているとされる。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
普通は許されないでしょうね。
訴訟沙汰です。
%の問題ではなく、仁義の問題。
いえ、仁義どころでなくて、ビジネス法務面の問題。
しかし・・・
シューマッハという人材だからこそ、マネージャーも他の金額がでかいので
納得したというケースではないでしょうか。
スポーツマネジメント会社だって大変です。
超TOP選手なら、向こうから仕事がやって来る。
しかし、売り込まなくてはならない、まだ露出途上の選手は、
こちらから、企画書を出し、足を使った営業を行わなくてはならない・・・
その費用と労力が莫大な事を、アスリートは知らないケースが多い・・・
そうした努力で取ってきた仕事の○%を得ても、
年間経費を考えると、マネジメント会社の利益など出ないケースも多々ある・・・
日本でも、これは自分で取ってきた仕事だから、
マネジメント会社を通さずに直で・・・と主張する選手もいますが、
ぶっちゃけ、それはビジネス感覚不足。
その裏には、どれだけ、マネジメント会社の営業マンが、
汗を流し、足を使い、頭を使っている事か・・・
私は、マネジメント会社でもなく、この先もそれはやりません。
(もっと違う路線で行きます)
しかし、マネジメント会社の裏側の苦労は知っているつもり。
そこは、選手側も協議して認めなくてはなりません。
シューマッハは、特別枠の中の特別的存在。
シューマッハだから許されること。
(まあ、下打合せはできているでしょうが)
上記は、一般スポーツビジネスでは通用しない、
裏切り行為でもある事を、ちょっと頭の片隅に入れておいて下さい。
(普通だったら、ほされてしまいます。業界は狭いですからね。)
PS・仁義という言葉を出しましたが・・・
ビジネスの世界でも、仁義というものを重視しないケースが多数ありますよね。
これには参ります。
仁義って、聞こえが悪いかもしれませんが、
要はビジネスマナーであり、ビジネスルールの話。
社会が熟成し、市場が変化しまくり、
ビジネス面でのプロとアマチュアの境が無くなった時代・・・
仕掛けた者勝ち、ニーズ勝ち取り者勝ち・・・
それはわかる。
しかし、明らかに常識外れ、マナー違反のビジネスマンが多くなったと思うのは、
自分だけだろうか?
いや、確実に増えている。
アマチュア選手は注意して下さいね。
一時の成功を勝ち取るのは簡単。
しかし、この世の中、信用・信頼・安心・安全の世界。
長期の成功は、これら無しに有り得ません。
スポーツ・スポンサー獲りはビジネスだからこそ、
そういった点も注意して、中長期のスポンサードを狙うべき。
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