これをスポーツに置き換えて読んでみて下さい。
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■ソース
http://news.livedoor.com/article/detail/4530687/
■概略
マック、本部が指示する競合店差別化のための仰天マニュアルとは
外食業界では生き残りをかけ、競争激化が進む。
マクドナルドがサービス面で競合店との差別化を図る為に採用しているマニュアルとは?
商品はもちろん、サービス面でも競合店との差別化を図りたい同社だが、以前発売された
書籍『100円マックのホスピタリティ』ではマクドナルドの現場で行われている競合店
差別化のための以下の5つのサービスが紹介されている。
1. 客や通行人から道を尋ねられたら快く対応する
2. マクドナルドの店舗の住所録を用
意しておく
3.「お冷をほしい」と言われたら差し上げる
4. ハンバーガーを半分に切ってほしい(とくに子どもなど)と頼まれたら対応する
5. 哺乳瓶にお湯がほしいと言われたら差し上げる
これらに加えて驚くのが、客が他店のクーポン券を持ってきた場合の対応。
客の中にはマクドナルド以外のクーポン券を間違って持参することもあるが、
同社ではその場合、「他店のクーポン券も受け付けよ」と指示されているという。
店員はまずクーポン券を持参してくれたことに対して感謝の意を表し、
「これはマクドナルドのものではありませんが、特別にお引き換えしましょう」と応え、
同等の商品を渡すことにしている。
サービス面の差別化を図るためにここまでして取り組んでいるのだ。
不況により商品の魅力だけでは経営を維持できない今、
ファーストフードでも従業員のサービスの質がきびしく問われる時代になってきている。
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これのどこがスポーツに関係するのか?と言う選手もいるかと思いますが、
まず、時代を読むという事ですかね。
スポンサー獲得という観点からの読み方ですが、
過去、アマチュア・スポーツ選手は、
戦績を上げさえすれば、タニマチやスポンサーが来てくれる・・・という認識だったはず。
確かに、バブルの頃等は、企業の方からTOP選手に近づく例もありました。
しかし、近年の不況下で、
あなたに投資してあげましょうか等と、企業サイドから選手にアプローチする等は皆無。
どんなに戦績が高くても、スポンサー獲得は保証されません。
マクドナルドは、お金を払ってくれる消費者を最優先した、
マーケットイン的な考え方で、ビジネスをしています。
単に安くて美味しい商品を作っても売れない事を知っているから。
ハンバーガー以外でも、
まだまだ日本の中小企業でも、世界に通用する技術開発をする零細企業もあります。
商品は完璧。世界一。
しかし、売れない・・・・。
それは何故か?
まず、その商品を世間にうまくPRする事が大事ですし、
商品を採用した後のベネフィットを伝える事も大事ですし、
2番煎じとは明らかに違う差別化要素も必要。
そして、ホスピタリティを含めた、サービス精神でしょうか。
アマチュア選手に置き換えれば、
マックが消費者に歩み寄る姿勢のように、
選手は企業に歩み寄る必要があります。
これは、単にペーペー頭を下げろという意味ではなく、
50:50で対応せよという事です。
通常は、50:50になっていないケースが殆んどですよね。
例えば、選手は500万をスポンサー依頼する、
しかし、企業にとって500万の価値はない・・・それでも熱意に協賛してしまう・・・
これは、企業の負担が膨大で、選手のリスクはない関係、
つまり50:50になっていないという事です。
50:50にする為には、まずは自分の価値換算額を知れという事になりますが、
とにかく、熱意&根性でスポンサーを取ろうとする。
これは、上記記事のマックの逆を行く行為とも言えてしまいます。
相手企業をリサーチし、
何をすれば喜ばれるだろうかと考えて、
それをスポンサーメリットにする。
胸にロゴを貼る事が、どれだけ企業にとってメリットになっているのか?
それは、もしかしたら10万の価値もないのでは?と考えて、
真に、相手の土壌に入っていかなくてはならないという意味です。
例えば、企業サイドから、他選手ではなく、君に協賛する差別化要素は何?
と聞かれた場合、答えられるでしょうか?
即答できなくてはなりません。
そこは自己アピールを最大限話すべき。
しかも、自己情報だけでなく、あくまでも御社に貢献できるのだというポイントを
伝える必要があります。
これまで選手は、戦績UPだけを考えていれば良かった。
しかし、これからは、
戦績と同時に、企業情報や社会の動きや自分でできるサービス等、
複合的な情報武装をしていないと、スポンサー獲得が難しい時代に入っています。
企業に歩み寄る・・・
決して、低頭にしろという意味ではなく、
企業メリットを深く考える事、キチンとアプローチする事、
こういった50:50の関係を作れる(情報武装する)選手が、
この厳しい時代に生き残るのだと思います。
つまり、大きくまとめると、
それらは「プロ意識」。
アマチュア選手にもプロ意識は確実に必要です!
単に強いだけではダメ。
人格や行動力や思考力が必須な、アマチュアスポーツ環境になっているという事です。
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更に言えば、
あなたの顧客である企業は、誰を見ているか?
それは企業の顧客(消費者)を見ています。
つまり、あなた(選手)は、顧客(企業)の顧客(消費者)をよく研究する必要が有り、
顧客の顧客、つまり消費者に貢献する事こそ、
真の顧客メリット(スポンサーメリット)になります。
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