http://sports.goo.ne.jp/motor/column/number-4225-1/
■概略
世界的なF1不況に鈴鹿も飲まれ……。起死回生の策は“佐藤琢磨復活”だ。
16万と10万・・・3年ぶりに日本グランプリ(鈴鹿サーキット)の観客数は、
土・日と晴天に恵まれたのにもかかわらず前回開催06年比で、決勝日6万人減。
特にグランドスタンド、最終コーナーの観戦ポイントの黄金地帯に空席が目立つ。
鈴鹿でなぜこんなに観客が少なくなったのか?
昨年11月の世界同時不況で、F1ファンでも財布の紐を緩めるわけにいかず、
時代の流れと無関係無の高価チケットが・・・これは世界的傾向で、どこも観客減少。
観客サービスよりも効果抜群の“佐藤琢磨復活”案。
チケットの売れ行きが思わしくないとみた鈴鹿サーキットは、涙ぐましい観客サービス。
しかし、これが果たして観客増に繋がるかといえば……それは疑問だ。
サービスは大いにけっこうだし、さらにトコトン考え抜いて欲しいとは思うのだが、
それだけで決勝日に確実にフタケタ万人の観客が入るとも思えぬのだ。
財布のヒモをしぼったファンに来てもらえる方法は・・・佐藤琢磨のカムバック。
もし琢磨が走っていたら……黙っていても決勝十数万人の観客が詰め掛けた
と容易に想像できる。つまり観客減の最大の原因はスター不在。
佐藤琢磨がどこかのチームからスポット出走できていたとして、その費用が
どれくらいになるのかは知らないが、仮に数億円だとしたら鈴鹿なりF1開催絡み
の企業などがそのスポンサーになってもよかったのでは?
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
一理あると思います。
スポーツがビジネス化し、エンタメ化し・・・情報の時代に、
競技パフォーマンスが無くても、アスリートとして喰っていける選手もいる。
芸能タレントなのかスポーツタレントなのかわからない人もいます・・・
ファンの為の集客サービスコンテンツももちろん重要。
但し、それはメインにならない。
あくまでもサブ要素。
モータースポーツに限らず、どの競技にも言える事ですが、
やはり基本中の基本は強い事。
又、まだ弱くても、今後必ず開花するという期待感。
スポーツの一番の根本の所がメインにならずして、
小手先だけでは、集客は無理ですよね。
ビジネスでは、内容が無いのに売れる場合があります。
それは広告やPRといった、マーケティング面の仕掛けによって、
売りさばく事ができる。それで億万長者が実際に生まれているし。
しかし、スポーツの場合は、放映権・チケット収入で喰っている為、
リピートして、継続的人気を得ないと、1発で集客・視聴されなくなる。
だから競技そのものの根本が大事。
勝負という、一瞬のリアル感。
そこにスポーツの醍醐味があるので、
それを基本に、小手先で更に上向かせる・・・・。
メインとサブをうまく組み合わせる。
選手が主体である事は基本中の基本ですよね。
ですから、スター選手を中長期で育成して、
そこに付加コンテンツをくっ付ける。
バドミントン協会のオグシオがいい例になります。
F1の場合、古くはセナが日本ファンのスター的存在でした。
モータースポーツ全体を考えれば、別に自国スターでなくてもいい。
(無論、自分の日本国籍で、琢磨ファンなので、琢磨を押したいですが)
これは、やはり現場の関係者が動かないとダメですよね。
選手は競技に集中していて、集客どころではない。
(とは言え、それを常に頭に入れているプロ意識の高い選手も多いですが)
ファンは、仕掛けを待っている立場。
近年は口コミやPRの時代で、ファンが関係者を差し置いてスターを作る事も
あるのですが、とは言え、そのコンテンツとなる情報を出すのは、
どうしても関係者からです。
だから、モータースポーツを引っ張る立場の関係者はもっと奮起してほしい。
これは、モータースポーツだけの問題ではありません。
全競技に共通して言える事です。
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