協賛を狙う選手は、ちょっと参考に・・・
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■ソース
http://mytown.asahi.com/yamanashi/news.php?k_id=20000000910170004
■概略
資金難で休刊フリーペーパー再起へ
救われぬ犬猫放っておけぬ
殺処分される犬や猫が後を絶たないなか、動物愛護を訴える月刊のフリーペーパー
「ぺっともフレンド」。30代の若者2人が6月に創刊したが、不況などの影響で
スポンサー集めもままならず、10月には休刊に追い込まれた。
「捨てられる犬や猫を救いたい」・・・年明けの再発行を目指している。
「環境省の調べを見ると、毎年約30万頭を超える犬や猫が、各保護団体の努力にも
かかわらず処分されております」
フリーペーパーは毎号、こんな言葉で始まる。
フリーペーパーはボランティア団体が引き取った犬や猫1匹ずつを、写真つきで
載せて新たな飼い主を募集。ペットとの接し方、避妊や去勢手術に関する記事もある。
動物愛護の意識を底上げし、多くの犬や猫を救いたい――。
そんな思いで始めたフリーペーパーは、これまで月に5千部を発行し、県内の美容院
や喫茶店、動物病院など約200カ所に2人が自ら配ってきた。
だが、知名度不足に不況も加わり、収入は多い時でも経費の半分ほど。継続的な
スポンサーを探すなどの対応を迫られ、4号までで休刊を決めた。
スポンサーとして広告を出してきた「オートバックス韮崎店」店長は、「経営的には
厳しいかもしれないが、非常に面白いと思う。」。甲斐市にある動物病院・院長は
「一生懸命やっているので、できる限りの協力はしてあげたい」と話す。
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フリーペーパーのビジネスモデルとして、広告枠を売る・・・これはどれも共通。
しかし、この動物愛護、里親探し等の内容は、どうみても社会貢献要素が入る。
鰍ナ運営しているのか、個人事業主スタイルなのかわかりませんが、
協賛と寄付がごっちゃになっていないのか?
ココが見えません。
自分もかなりの愛犬家なので、気持ちが伝わってきます。
こういうネタなら、寄付したい人も全国にいる事でしょう。
又、NPOにも関わり、寄付収入をどう増やすかという事も、
これまで何度もやってきたつもりです。
記事は、内容は寄付を誘引するべきもの、
しかし、ビジネスモデルは広告を売るフリーペーパー。
ここをうまく整理すれば、資金調達はもう少し上向くのでは?
と考えさせられた記事でした。
企業CSRで、動物に関わる内容を実行している会社もあります。
犬猫という内容ならば、そこに既に投資している企業も多い。
そういった所のマッチングさえうまく行けば、どうにかならないか?
広告に拘れば、あくまでもスポンサーシップという形になり、
寄付のみで行けば、それはそれで大変かもしれないが、
社会貢献費を伺う事もできる。
犬猫でなくても、「生物多様性」をテーマとする企業に、
少しずつ協力頂く事もできなくはないはず。
(もちろん、動物愛護でもいいのですが。動物愛護だと、
少し範囲が狭められる。愛護と生物保護は少し異なるので。)
・・・と、ここで、ブログ読者のアマ選手に何が言いたいか?
「寄付」と「協賛」の違いです。
これを混同している選手が非常に多い事は、
これまで何度も述べてきたのですが、
スポーツ資金調達に当てはめて考えてみれば、
協賛は、宣伝広告費=スポンサーシップ。
寄付は、社会貢献費等=タニマチシップ。
資金調達を行うという点では同じですが、
意味が全く異なります。
お金さえ頂ければいいのだ・・・という感覚でいたら、
一時、運が良くて、タニマチから資金調達できても、
いつかその経路が切れて、結果的に資金調達が難しくなる場合があります。
そのタニマチに全て依存する事になるから、その方の景気が悪くなれば、
スポーンっとカットされて、その後はタニマチが見つからずに破綻する・・・
というケースが非常に多い。
だからこそ、コネが無くても、内容でYESと言わせる協賛を狙えと
いつも伝えていますが、寄付は一切狙うなという事ではありません。
寄付と協賛を使い分けて、できるだけ大口の協賛を得る為にも、
コネや運に頼るな・・・という事が言いたいのです。
(そうは言いながら、無論、コネは大事ですよ)
お金の出所を考え、その内容を熟知して、
寄付なのか、協賛なのかを使い分けて攻める。
これが、アマ選手の資金調達の第1歩なのではないでしょうか。
お金がないから金をくれ=陳情型・詐欺型(メリットがないのにメリット有りと言う)等、
自己主張型を含めたPush型では賛同・支持・共感を得にくいものです。
その内容に合わせて、Pull型にする。
これは協賛取りだけでなく、寄付取りの際も使える考え方なのです。
他人からお金を投資して頂くことは大変な事です。
内容を精査すれば、たった1円でも出したくないという気持ちを持つ人がほとんど。
1円くらいならOKという人も、必ず内容をチェックします。
内容OKという監査を受けて、それが寄付なのか、協賛なのかというのは、
次のステップのハードル。
誰でも寄付を御願いしますと街頭で声を掛けられた経験があると思いますが、
皆さんどう思います?
いきなりウザイと思う人が多いと思いますが、
真に内容が、自分にも返ってくるものであれば、
又、真に心を動かされる内容ならば寄付しますよね。
自分の協賛取りに当てはめて考えてほしいのですが、
企業はいきなり、寄付を下さいと言われて、その内容をチェックしたら・・・
お金がないからお金を下さい、スポンサーメリットはほぼゼロ・・・
これで協賛、いえ、寄付であっても、1円も出さないでしょうね。
街頭で寄付しない状況と全く同じなのです。
ではどうするか?
読めてきましたでしょうか?
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話を記事に戻すと、
内容柄、資金調達をうまくやってほしいです。
フリーペーパーの良さとネットの良さを組み合わせて、
印刷費などのコストを削減しながらも、もっと小口協賛を狙えるはず。
それと組織をNPO化して、企業CSRの内の生物多様性や環境保護にも
通じさせる事も不可能ではないはず。
又、命の大切さという視点から、青少年育成に絡める事も可能。
これらは寄付を募っていく形ですかね。
協賛と寄付を少し分けて考えてみたらどうでしょうか?
愛犬家、愛猫家は全国にいくらでもいます。
地域密着は大事ですが、それを超えた手法も有りなのでは?
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