■ソース
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090828-00000330-sph-base
■概略
関西独立リーグの神戸、明石、紀州の3球団が10月分の給与20万円を全額カット方針。
財政難で、神戸が当初の10月末までの契約から、公式戦が終了9月末までの契約とする。
週明けにも選手に通達。
明石、8月から給与を3割カットした紀州も同様の措置を取ることを検討中。
この日、兵庫・三田市内で緊急代表者会議が開かれた。
同リーグの壁矢慶一郎代表取締役(63)は「私は反対したが、各球団が決めることなので。
選手がこれでどう反応するか、来季(リーグ)があるか不安」と話した。
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これはきつい。
選手は付いていけないでしょ・・・、対外上はプロで報酬無しとは・・・。
自分の生活費は自分で稼いで来い、しかし、プロとして勝てる状態を保て・・・という事?
と、まあ、これは表面上はそういう事になりますが、
他競技でも始まっている、選手との契約形態で別の道も作れますよね。
特に近年、問題になっている企業スポーツ。
実業団チームに所属と見えながら、
自分の生活費は他で稼いでくる・・・。
本来、望ましいことではありませんし、スポーツ界の大問題です。
しかし、スポーツ界の構造的な課題でもあるから、解決に時間が掛かるし、
色々な意見も出てくる。
選手にとっては、そんな悠長な時間はない。
明日からの喰う術が最優先となるのは当然。
となれば、個人レベルで生活費収入源を見つけるしかなくなる。
そして、パーソナルスポンサー獲得が必須になる・・・
企業側も、所属としながらも、それを認めざるを得ない。
セミプロ・実業団の選手でも、常に自己防衛しなくてはなりません。
クラブ・チームは全てを助けてくれません。
経済危機で、心は支援心に溢れていても、現実的な財源が無ければ切るしかない。
そういう所は、ビジネスライクですよね。
であれば、選手ももっとビジネスライクな思考を持たなければならないのでは?
私流に言わせてもらえば、例え草クラスの選手でも「情報武装するべき」という事。
不況が、どのように自チーム(企業スポーツ)に影響するか等は、
新聞を読んでいれば兆候を見つける事ができますし、
危機感のある選手は、水面下で対策をしていますからね。
対策を取ってある選手は、周辺環境に左右されない、クレバーな生き方をしています。
競技を続ける為の術(戦績などではない)を持っているというか。
スポンサー交渉を習得して、
個人レベルでしたたかにスポンサーを獲得して生活費をカバーしている選手もいますし。
メディアトレーニングをして、ファン獲得(ファンクラブ会員費収入)を伸ばしている
アマ選手もいますし。
競技周辺のあらゆる情報を、選手自身が学習して、身につけておく事が、生き残りに必須。
上記記事に話を戻すと、
3球団選手は、辞めて他の競技生活を模索する事もできますが、
個人協賛を受けて、チームに残る道もあるはず。
(チーム側の承認が必要かもしれませんが、この事態に、チームは断れないでしょ。
しかも、協賛だからと言って、その%を抜く事もできないでしょ。)
リーグが、そのようなアクションを認めるのは当然の事、
それを実現する為の、指導を行うべき。
他競技では、フロントが、選手にスポンサー営業をさせているケースもありますしね。
(それで獲得した協賛金はあくまでもチームに入るので、選手の個人協賛とは違いますが)
チーム全体を盛上げるのは、当然、最優先事項になります。
しかしながら、選手は、個人単位で、常に対策を取っておく事も重要です。
頑張れ、
神戸、明石、紀州の3球団選手達!
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