http://news.ameba.jp/domestic/2009/08/43167.html
■概略
ラジオに、聴取率の良くない長寿番組がある理由
『コサキンDEワォ!』『ストリ−ム』(TBSラジオ)、
『キンキンのサンデー・ラジオ』(文化放送)等、
この春続々と長寿番組が姿を消したラジオ界。この裏には、ラジオ界の激変があった。
あまり知られていないが、TV局・ラジオ局の場合、一番権限を持っているのは編成部。
この部署が、番組編成の全てを決める。だが、昨今のラジオ局は状況が変わってきている。
ラジオ局関係者によれば、「最近は編成よりも、完全に営業のほうが力を持っています。
『このスポンサーがつくから、この番組を』と営業部が強くなり、編成の権限が弱くなっている」。
中々スポンサーを見つけられない現状では、致し方ないところか。
又、スポンサーを持ってこられる事務所・タレントが、長く番組を続けられる事も知っておきたい。
「ラジオには、聴取率が良くない長寿番組もある。
事務所やタレント本人がスポンサーを取ってくるからです。
テレビのように数千万円する番組は買えなくても、
ラジオのように安価であれば買える企業はまだまだたくさんある。
特に、タレントとのつながりが深ければ、買おうという企業はあります。
これからはタレント本人がスポンサーを持ってくる流れも多くなるかも」
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ラジオ番組スポンサー獲りの記事なので、
スポーツスポンサー獲りとは関係ないように思われるかもしれませんが、
大事な事が記載されていますよね。
「TV番組の数千万は買えなくても、ラジオ番組の安価なら買える企業がまだまだある・・・」
これはスポーツにも可能性があるという事。
プロ選手(チーム)の数千万は買えなくても、数百万単位なら買える企業がまだまだある・・・
と、置き換えて読む事ができます。
総広告費が落ちて、テレビも弱くなっているとは言え、
テレビは桁外れのリーチが見込めるガリバー。
ラジオはテレビに比較したらリーチは弱いですが、まだまだ広告メディアとしては効力がある。
それに比べてスポーツで、プロとアマという媒体性が大きく違うものを
比較するには無理があると言われそうですが、そんな事はないです。
その論理は、広告露出効果というモノサシだけで効果測定しているから。
スポンサーが求めるものは、広告露出効果のみと限りませんからね。
スポンサーの求めるものは、突き詰めれば売上向上only。
その為に存在している(無論、社会貢献性などもあるが、鰍竍汲ナある限り、それは二次的)。
企業が売上UPを狙う場合、広告だけに頼っているだろうか?
広告など、営業ツールの1つに過ぎないですよね。
他の方法でも売上向上は可能。
だから、スポンサーを狙う側は、他の方法をモノサシにすれば、
アマでもプロと互角にスポンサー獲りで戦えるケースがあります。
それは、あちこちで既に実証されている事なのですが、気付かれない事が多いですよね。
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もう1つ大事な事は、タレントがスポンサーを引っ張ってくるという記述。
これは、プロのフロントに言いたいのですが、
全選手のコネクションを洗っているのか?という点です。
選手には多くのファンがついており、そのファンの周辺コネクションに有効なスポンサーに
繋がるルートが落ちているかもしれない。(いや、確実に落ちていると思いますが)
これは、アマ選手のコネクション相談にも通ずる話なのですが、
コネがない、コネがない・・・という選手は多いのですが、
身の回りのコネクションをもう一度徹底的に洗い直して、
図に書き出せと指示しています。そして1人1人の知人の勤務先等を聞く場合があります。
そうしてリサーチを深めますと、案の定、いいコネが転がっていた・・・というケースが多い。
このような観点から、選手のコネクションをもっともっと深くえぐり、
スポンサー営業部隊は、もっと効率的な営業体制を組む事も可能かもしれない。
活路を見出してほしいですね。
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