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2009年07月24日

不況に立ち向かう若手ドライバー

■ソース
http://sankei.jp.msn.com/sports/other/090721/oth0907211655012-n1.htm
■概略
「結果を残してチャンスをつかめるようにするしかないんです」
今季から自動車のフォーミュラ・ニッポンに参戦している塚越広大(22)が、思いを吐露した。

国内最高峰の舞台は、不況の影響を受けた寂しさが漂っている。
新型専用マシン採用で昨年までの車両が使えなくなった事で、参戦取りやめチームが続出。
参戦台数は13と、昨年の20から大幅減少。残ったチームも、大半はレースクイーンの出勤
が日曜の決勝日だけになるなど、経費削減に忙しい。

昨年12月にホンダF1撤退。トヨタもモータースポーツ経費を削減し、来年の日本GPも放棄。
こうした動きは、若手ドライバー育成にも影響を与えている。
両社は、国内入門シリーズで才能ある若手ドライバーに欧州留学を与える奨学制度を持つ。
F1表彰台の結果を残した佐藤琢磨、唯一の現役日本人F1ドライバー、中嶋一貴らは、
この制度の恩恵を受けて世界最高峰にたどり着いた。
だが厳しい不況が、この枠を絞らせている。

昨年、欧州F3で4度の2位を記録した塚越。
07年全日本F3覇者で、昨年塚越と同チームで欧州F3出場、1勝を挙げた大嶋和也(22)。
昨秋の“F3世界一決定戦”マカオGPで、日本人2人目の優勝を果たした国本京佑(20)。
いずれも欧州挑戦はお預けになり、今季は各メーカー支援を受けつつも国内で戦っている。
F1に昇格する最短距離は、下位カテゴリーから欧州チームに所属して英語に慣れ、
欧州のコースを知り、F1チーム関係者に実力をアピールすること。
F1関係者の目が届きにくい国内で走る事は、シート獲得で大きなハンディを抱える。
厳しい不況の中、実直に立ち向かおうとする真摯(しんし)な姿勢に好感が持てた。
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うーん、モータースポーツは大変な状況。
スポーツの中でも圧倒的に不利・・・
それは、結局、最後の最後まで突き詰めると、金が無ければ走れない。
様々な競技種の中で、モータースポーツ程に金が掛かる競技は無い。

他競技で、全日本クラス、世界選手権クラスのアスリートでも、
せいぜい1000万もあればトップレベルの競技環境を作れる場合もあるが、
モータースポーツで、F1下のGP2クラスでも、億単位が当たり前で、
1000万単位ではシート確保ができない=スポーツができない・・・

よって、レーサーは、他競技選手よりも、スポンサー獲得活動が常識となるが、
この活動も、教える人材が少ないので、
基礎も知らずに飛び込み営業を何百社に行い、ゼロ回答の選手が多すぎる。

メーカー支援も大事だが、フィジカル系競技の企業スポーツの休廃部と同じで、
車販売の業績が落ちれば、自ずとモータースポーツ費用と削る・・・
一般会社が、宣伝広告費を削る様子と似ていますね。

ではどこから資金調達するのか?
国費?・・・・・・・・うーん、日本では理解が得られないでしょう。
メーカー?・・・・・記事のように、業績に左右されますね。
企業?・・・・・・・・自ずと、車事業以外の企業に頼るしかないでしょうね。

では、企業に億単位の金を投資して頂くにはどうするべきか?
億単位のスポンサーメリットを返せばいいのですよね?

これは、非常に単純な話ですが、
これまで、この当たり前の事が成立していなかったケースがあまりに多いのでは?
1億依頼して、スポンサーメリットは、実は5000万分にも満たない・・・
という交渉をしているケースが非常に多いですよね。

億単位を要するなら、億単位のスポンサーメリットを組立てて下さい。
テレビに出ないので、億単位にならない???
では、テレビに出なくても、億単位の貢献を考えればいいのではないでしょうか?
モータースポーツは、この辺りが非常に曖昧にしているケースが多いので、
そこに不況がプラスされて、資金調達ができないのですよね。
不況が主因ではないと思いますね。

もっと根本的に、金がなくてもレースができる環境を作る事も大事です。
金が無ければできないスポーツという点を改革できなければ、
他競技が、可処分所得が少なくなる若年層対策、少子化対策をしている中で、
モータースポーツだけが置いてきぼりになるでしょう。

だから、レーサー達が主導して、スポーツ変革を呼びかける位の動きが必要。

posted by sports777 at 04:48| Comment(0) | TrackBack(0) | スポーツNEWS | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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