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2009年07月08日

企業スポーツとモータースポーツの選手ポジション

■ソース
http://yukky.txt-nifty.com/bikeblog/2009/02/post-473c.html
■概略
企業スポーツとかモータースポーツとか

モータースポーツからのワークスチーム撤退が相次ぐだけでなく、フィジカルスポーツ
でも企業スポーツの休止、廃部、撤退が相次いでニュースになっています。
スポーツと企業の関わり方には段階があって、

(1)開発や宣伝を全て選手が背負う
ワークス型・専業スポーツ選手型
 
・モータースポーツは、選手はマシン開発・企業宣伝も含むスポーツ専業選手。
 ・フィジカルスポーツも、選手は記録至上主義で企業宣伝も含むスポーツ専業選手。
(2)競技結果を大きく期待される企業スポーツ型・兼業スポーツ選手型
 
・モータースポーツは、企業就職の場合、レース活動以外は企業に半就業。

 ・フィジカルスポーツは、企業就職し、半分就業、半分スポーツの場合が多い。
  ラグビー・アメフト・バスケ・アイスホッケー・陸上等。有力選手は、半就業を免除も。

(3)選手活動を企業が応援する(スポンサード)・自力スポーツ選手型
 ・選手が企業就職するのではなく、スポンサードという形で資金援助を受ける形態。
 ・選手の日常収入はアルバイトや、複数スポンサードで活動を行なう場合とがある。


陸上などの企業スポーツは、「兼業スポーツ選手」が多いのですが、
モータースポーツ、特にオートバイのモータースポーツの場合は、この形態はごく少数。

あるオートバイ関連企業のライダーは、正社員ライダーで年収400万円。
仕事は他の人と同じ為、朝早トレーニングと夜間トレーニングが日常。

それを聞いて、全日本、鈴鹿8耐ライダー年棒が400万円って安いなと感じたのですが、
アルバイトを二つも三つも掛け持ちした人にとって、400万円ももらえる上、
マシンもパーツもタイヤも開発もレース活動は自己負担がないので幸せだ・・・と。

確かに、給料をもらいながらレース活動できるライダーは少数なので、恵まれている。

フィジカルスポーツ界の「企業スポーツ撤退、廃部」は、わざわざ廃部にしないで、
名前だけでも存続させて、選手はフルタイムで働きながら、練習場を確保して、
スポンサーを集めるとか、副業・アルバイトを認めさせるとかして、
活動し続ければいいのですけど、そこまで情熱はないのかなあ。
(企業スポーツには詳しくないので、それぞれ事情があるのだとは思います、すいません)


かつてレースブームの頃の鈴鹿8耐では、一般無名チームでも8耐で数百万円、
多いチームだと数千万円単位のスポンサーが集まったそうですが、この頃は、
「選手がタイヤ代負担(100万位)」がチーム参加の条件、なんて話もちらほら。

もともと自力で参戦してきたライダーやチームがほとんどなので、
バイク界は、実は未曽有の経済危機による変化はあまり大きくないかも。と思いたい。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

モーターサイクルジャーナリストの小林ゆきさんのブログより引用させて頂きます。
(モータースポーツへの想いという点で情報共有させて頂ければ幸いです)
モータースポーツ、スポンサー、広告宣伝、企業・・・といったキーワードでの
ブログやニュースが非常に少ないので、取り上げさせて頂きました。

@まず企業スポーツに関して
廃部にしないで、実質はクラブ化のような企業スポーツチームはあります。
そして、大事なのは、選手自ら情報武装して、選手もスポンサー獲得活動を行うとか、
セカンドキャリア(ここでは副業という意味)を進めておくとか、
そのような対処は、今の時代、絶対に必要。
上記で言えば、(2)に満足する事無く、常に(3)を意識せよという事になります。


Aモータースポーツに関して
一般アマチュアレーサーは、多くの場合は、スポンサー獲得に苦戦していて、
自腹や小口協賛やサプライヤーだけでは競技を維持できずに、
将来性あるレーサーでも資金難で止めていく選手が多いですよね。
上を目指せば目指す程に、その傾向。
モータースポーツは腕だけでシート確保できませんものね。
資金調達ができなければ上に上がれないのは、
F1琢磨や、MotoGP高橋選手の事例でもわかると思います。
頂点で活躍する選手を多く輩出できなければ、競技全体が衰退してしまうのは、
他の事例でも発生していますので、モータースポーツは今が過渡期。
企業の力(資金力)に支えられながら進む道をもっと拡大しなければならない。

経済危機でメーカー等の撤退が進めば、先日の富士スピードウェイのように、
F1開催が無くなり、ファンも減っていく。
ファンが減れば、サーキット封鎖なんてことに成りかねない・・・
メーカーが開発をトーンダウンさせれば、マシンの素材は減っていく・・・
選手は走る場が減り、エントリーする大会が減り、
企業スポンサードが益々獲れなくなると競技維持が難しくなる・・・

このような観点からは経済社会・企業業績と連動してくるはずです。
その対応策として、1人1人が情報武装して、
そのような事態を回避、
又は、現実にそのような状況になっても対応できるようにしておく事が大事。

それよりも個人的に怖いのが、
環境保護という世間からの目でしょうか。
事実、メーカーもエコカー主流になってきていますし、
石油枯渇がより詳細にわかってくれば、
ガソリンを大事にというムーブメントが広がりますし、
そこまで行く手前で、競技人口・ファン人口がどう維持されるのか?
その辺りと非常に密接と考えられます。

地上のF1マシン走行(一般ガソリン車輌でもいいですが)を止めるよりも、
空中のファントム飛行を止めた方が、はるかにCO2対策になりますが、
要は、イメージの問題ですよね。

空中を飛ぶ戦争用のファントムの情報は見えにくいですが、
地上で走る生活用車輌や競技用マシンは、メディアを通じてよく見える。
ここにモータースポーツへの誤解も生まれやすい。
それに対する対策も必要と思われます。
(World Peaceという視点でもファントム飛行を少なくすればいいのに)

モータースポーツ、
頑張らないと!

posted by sports777 at 19:41| Comment(0) | TrackBack(0) | スポーツNEWS | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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