http://www.asahi.com/sports/fb/TKY200906160149.html
■概略
不況の波が押し寄せる中、今春6年ぶりに復活した米国の女子プロサッカーリーグ
(WPS)が、人気を増している。世界の一流を集め、日本代表勢も沢穂希(ワシントン)、
宮間あや(ロサンゼルス)、荒川恵理子(ベイエリア)がプレー。
新リーグが掘り起こすファン層は、競技人口600万人とも言われるサッカー少女達。
財政難のため、01〜03年のわずか3年間で活動停止となった前身のリーグ(WUSA)
の反省を生かし、地域密着型の新しいビジネスを模索している。
◇身の丈経営徹底
沢が米国でプレーするのは、WUSA以来2度目。前回との違いは子供ファンの多さ。
選手は巡回教室など、地元の子供にサッカーを教えている。WPSは7チームで始動。
チーム収入源は、地元中小企業スポンサー料と1500円前後の入場チケット。
年間運営費は2億〜3億円。選手の平均給与は6カ月契約で約310万円。
◇競技人口600万人
女子サッカーは、96年アトランタ五輪金メダル、99年W杯優勝で、注目度を伸ばした。
小学生〜大学生の女性に、最も人気があるスポーツ=女子サッカー競技人口は600万人。
そこでWPSはファン層開拓を8〜16歳の女性に絞った。
WUSAは一時的な女子サッカー熱を背景に、一気にメジャー団体になろうとして失敗。
大手スポンサー資金を武器に広告宣伝費を派手に使い、スター選手に1千万円近い年俸。
4万〜5万人収容のスタジアムで試合もしたが、平均観客数は4千人台。
米メディアによると、3年間で約120億円を使い、資金が底をついた。
WPS台所は苦しいが、会員約300万人の少年少女サッカー団体と提携を結ぶなど、
ファン層の発掘を怠らない。1試合平均観客数は約5400人。
不況のあおりを受け、米女子プロバスケットボールリーグのチームが解散、
米女子ゴルフでは今季限りで打ち切られるツアーが出る中、WPSの行方が注目される。
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アメリカといえば、野球・バスケを連想しますが、
女子サッカーがここまで頑張っているとは。
日本のクラブ化同様に、地域密着でファンと深く関係する経営。
過去のWUSAを念頭に入れながらのWPS運営は、成功するか?
頑張って波を作り、日本にも押し寄せてほしいですね。
平均選手年俸が約¥620万、
プロスポーツとしては厳しい競技環境ですが、地道な努力で拡大しないと。
ファンのターゲットを8〜16歳女性に絞っている点は面白い。
吉と出るか?注目。
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