http://www.nishinippon.co.jp/nsp/item/102607
■概略
北九州市のNPO法人所属“浪人ハードラー”
陸上男子400メートル障害の吉形政衡(26)が2大会連続の世界選手権出場を
目指し25日からの日本選手権(広島)に挑む。
昨年、所属の三洋信販陸上部が廃部となり、今季は無報酬で地元・北九州市の
陸上クラブのNPO法人「RiC」の名を背負う。
「スポンサーを探すためにも人生をかけた戦いになる」。
“浪人ハードラー”が悲壮な覚悟で8月の世界選手権(ベルリン)の切符をつかみにいく。
収入は日本陸連が経済的に苦しい選手を支援するスポーツ支援制度・月20万円。
「生活はカツカツです」と苦笑いを浮かべるが、瞳は希望にあふれている。
5月の国際グランプリ大阪大会では世界選手権の参加標準記録B(49秒80)を
突破する49秒34をマーク。日本選手権は参加標準記録A(49秒25)を上回る
48秒台でのゴールを狙う。最終目標は2012年のロンドン五輪。よりよい競技環境を
つかむためにも広島とベルリンのトラックでアピールする。
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日本TOPクラスの選手といえども競技環境は苛酷。
スポンサー獲得の成否が、
競技環境、いや、人生を左右する程という事は、中々表面化されない。
このような中で、少ないチャンスをゲットしなければなりません。
吉形選手以外にも、同じ思いの選手は多い事でしょう。
スポーツ支援制度があるだけでも、羨ましいと考える他競技のTOP選手もいます。
多くの選手をサポートする為のスポーツ(競技資金)資金調達の必要性は、
もっともっと報道されてほしいです。
その対策をどうするべきかも、もっと報道されるべき。
スポーツに、しかもアマチュアに金の話は関係ないと言う方もたくさんいます。
しかしながら、スポーツで喰って行くには、避けられない話。
理想論、美学を語っている程、現場は甘くない。
もっと、現実的にアスリートを支援する基盤が必要。
生活費が困難な状況となって、競技を辞めていく逸材は全競技に多い事を
もっと報道機関は追求して頂きたいですね。
団体競技選手ならば、クラブ化対応もありますが、
個人競技選手は、中々対応策が見つけられない例も多いですから、
選手とスポンサーをマッチングさせる仕組み等、
もっと注目されてほしいですね。
頑張れ、吉形選手!
NPOクラブの名において、名声を獲得し、
スポンサーも獲得して下さい!
PS・同じく日本選手権に出場する、陸上NPOクラブのSTCIも
頑張ってほしい。
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