http://news.livedoor.com/article/detail/4155308/
■概略
テレビCMの約6割が視聴者の印象に残らないという調査結果が出て衝撃が広がって
いる。CMの中には、3億円以上を費やした企業や、年905回も流したものも。
CMを流して知ってもらう広告モデルが破綻に向かっている、という見方も出ている。
この調査はCM総合研究所が調査したもので、読売新聞が2009年5月15日に報道。
調査結果は読売新聞の独自取材によるもので、プレスリリースのようなものは無く、
今後メディアに公表する予定はないという。
調査は関東地方に住む6〜89歳の男女計3000人。筆記式で毎月、印象や好感を
持ったCMを最大5つまで記入させた。08年4月からの1年間に流されたテレビCMの
数は1万7765作品あり、CMを出した企業は2019社。
うち777社のCMの1万147作品は全く記載されなかった。
つまり、約6割のCMが印象に残っていない。
放送評論家の志賀信夫さんはこの調査から、テレビCMで認知度を上げるという広告
モデル自体が破綻に向かっていて、「放送産業の危機が訪れている」と見ている。
不況下で企業がテレビCMを打てなくなったことと、視聴者のテレビ離れが原因。
これまではテレビでCMを打てば必ず売れる、という神話があった。
ただし、何度も何度もリピートしなければ視聴者の記憶に残らない、という考えから、
大企業は圧倒的な量のCMを打ってきた。それが放送産業の隆盛をもたらしたわけだが、
長引く不況から企業の業績が低下、視聴者の記憶に留めるだけの数を打つことが困難
になってきた。インターネット広告という新しいジャンルが現れ、限られた広告宣伝費を
割かねばならなくなったことも、テレビCMが減った原因だと話す。
視聴者にも変化が。テレビを一日中つけっ放しだった家庭が減り、見たい番組だけ見る、
という人が増えた。それは「テレビに対する関心の低下」でもあり、企業が従来通り大量
のCMを打ったとしても、視聴者に届かなくなっている。
「テレビは圧倒的な影響力がある、と考えていたスポンサーは、インターネットの隆盛を
見て、『テレビだけじゃない』と考えるようになっています。テレビCMをどうするか、
スポンサーにとって今はまさに端境期なんです」と解説している。
事実、電通、博報堂といった日本を代表する広告代理店のテレビCM広告収入は3年前
から下降。09年3月決算では2社とも赤字に転落した。両社ともにテレビの収入は下がり
続けていて、テレビ局の存亡にかかわる問題になっている。
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テレビ露出のないアマチュア選手にとっては、
チャンスが生まれる・・・と読むこともできますよね。
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