http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090503-00000110-ism-moto
■概略
FIA会長「F1はフェラーリなしでも生き残れる」
FIA(国際自動車連盟)会長は、バジェットキャップ(予算制限)問題で対立する
フェラーリに対し「F1はフェラーリなしでも生き残れる」と撤退を容認する考えを見せた。
2010年に導入予定のバジェットキャップ制は、4,000万ポンド(約58億4,500万円)の
任意の予算制限を受け入れたチームに対し大幅な技術的自由を認める代わりに、
予算制限を受け入れないその他のチームには技術的な制約を課すもの。
バジェットキャップ額は今後、経済情勢によって上下する可能性があるとも語り、
「金融危機はまだあまりF1を直撃していない。もちろん、我々はHondaを失った。
しかし、本当の危機は現在の(スポンサー)契約が更新時期を迎えるときに来る。
今のところ、ING、RBS、アライアンツなどの大手スポンサーが見られるが、
もし拘束力のある契約がなければ彼らは今年ここにはいなかっただろう。
それらの契約は彼らの株価が急落する前に結ばれたものだ。
私はFOMが彼ら(スポンサー)が持っているのと同じ金額を(賞金や分配金として)
チームに与えることはできないと確信している」と、
F1は今後起こりうるさらに厳しい危機に備えるべきだとも警告した。
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F1の予算制限は本当に微妙です。
新たなモータースポーツの生きる手本となるのか、
逆に衰退を起こすものなのか。
日本でも様々な企業スポーツの休廃部が発生していますが、
企業予算が直結しているので、わかりやすい。
一方、F1は中期契約の為に、企業の経済状況が遅れて発生するので、
今の状況では判断できない=契約更新時にパニックを起こさない為に・・・
というような意味では、FIAサイドの話もよくわかる。
F1以外のスポーツでも同じような状況がありますが、
金額が桁外れの為に、他競技にとって、よい勉強材料になります。
特にモータースポーツは、広告露出効果で食べているので、
企業予算・広告効果等、スポーツと企業の関係を見る上でも、
スポーツ界全体が注目していい事例になるでしょう。
金が無くては走れない・・・モータースポーツがスポーツとして、
どう生きるのかが問われます。
ヨーロッパの貴族コネクションによるスポンサー獲りもままならない状況に
なってきたという情報も入っています。
日本だけでなく、世界中で、スポンサーのメリットを明確化して、
スポーツと金の関係を再考する岐路に来ています。
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