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2009年04月19日

消えたスポンサーロゴ、球界にも飛び火

■ソース(4月18日夕刊フジ)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090418-00000023-ykf-spo
■概略
消えたロゴマーク…ベスト電器問題、球界にも飛び火
ベスト電器元部長らが逮捕された郵便不正容疑事件が、球界にも飛び火した。
ソフトバンクがヘルメットに入れていたベスト電器ロゴマークが、17日ロッテ戦から消えた。
球界関係者がこう楽屋裏を明かす。「SB側の説明によると、『ベスト電器側との連絡が
取れず、16日の西武戦ではヘルメットをそのまま着用した』そうだ。
ベスト電器側との話し合いなしにロゴマークを外すと契約違反の問題が生じかねないらしい。
しかし、社会的な不正事件だけにまずい、というNPB(日本野球機構)側の判断もあり、
外すことになったようだ」

これまでにも、社会的な事件の球界への飛び火は何度かあった。
2007年1月に本拠地球場の命名権をグッドウィルに売った西武が、グッドウィルの
不祥事発覚で08年1月に西武ドームに改称。楽天の本拠地・フルキャストスタジアムも、
同様な事件で命名権が移り、同年一足先に日本製紙クリネックス宮城に改称されている。
不況のあおりをモロに受けている日本球界にとって、スポンサー探しは必要不可欠
だが、相手選びを間違えると、社会的な信用が失墜し一大事になる。
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以前にも、
漢字検定絡みのレーシングチームのスポンサー問題の件を書きましたが、
上記のように、協賛金を受けた側にも非常に大きい影響が出る為、
スポンサードを受ける側も、よくスポンサー候補者をリサーチする必要有り。
スポンサーシップはビジネス。
ビジネスであれば、互いの信用をチェックするのは当然。
資金を提供する側も提供される側も、信用を認め合わないと成立しません。

藁にもすがる思いで競技資金を要するアマチュア選手の気持ちはよくわかりますが、
ターゲット選定時点で、スクリーニングも必要。
例えば、モータースポーツ(F1)の場合は、タバコメーカーは禁止ですし、
飲酒運転との絡みから、アルコールメーカー等も不向きです。

少し話が飛躍するが、
社会貢献企業に投資するSRIでは、
http://money.quick.co.jp/fund/selection/03.html
武器製造販売・ギャンブル・タバコ関連企業を最初から除外している。
これは不祥事会社とは意味が異なるが、
グローバル視点で、社会不利益に繋がる可能性のある企業を
スクリーニングしようとする壁を設けたもの。
要は、リスクヘッジ。

今、企業スポーツの危機があちらこちらで問われ、
スポーツ界でCSRという言葉も少しづつ聞かれるようになりました。
CSRには、事前防御=スクリーニングも含まれます。
企業は、明確な信用が認められる選手にしか協賛はしません。
逆から考えれば、選手も企業(スポンサー候補者)をチェックしなくてはなりません。

NPBはその危機管理(社会的信用の失墜)を理解しているからこそ、
今回は対応が早かった。素晴らしい。


 

posted by sports777 at 14:15| Comment(0) | TrackBack(0) | スポーツNEWS | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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