■ソース
http://www.nikkansports.com/sports/news/p-sp-tp0-20090331-477349.html
■概略
スキー競技のトップアスリートの就職難が深刻。
ノルディック複合は2月の世界選手権団体で優勝し、10年バンクーバー五輪での
メダル有力候補に挙っているにもかかわらず、不況下で若手の受け入れ先がない。
生活するため競技継続を断念する選手や、大学卒業の1年前から
スポンサー探しを始めている選手もいる。
スキー界の底上げのためにも、全日本スキー連盟は改革を迫られている。
楓尚樹(中大3年)は2月ユニバーシアード複合団体優勝メンバーの有力選手。
大学卒業は来年だが、就職で苦戦する周囲の選手を見て、早くもスポンサー探しを開始。
しかし、交渉の席についたのは1社だけ。
将来への不安を隠さない。「競技を続けたいが、現実は厳しい」と嘆く。
ノルディック競技は、2月の世界選手権で複合団体が14年ぶりの金、ジャンプ団体も
2大会連続で銅メダル。低迷から脱却しつつあるが、競技の将来は明るいとはいえない。
長野五輪以降、廃部が相次ぎ、本格的に活動する企業は、雪印、土屋ホーム、東京美装
などごくわずか。次代を担う実力があっても競技を続ける受け皿がないのが現状だ。
全日本スキー連盟(SAJ)の阿部雅司・複合コーチは「日本はテレビ放映もなく
アピールする場所がないため、スポンサーメリットが少ない。
企業でやれる選手はすぐに世界で活躍できる即戦力に限られる」と危機感を募らせる。
手探りながら打開策を模索する動きも出てきた。
米国ではファンから小口の寄付金を募り、それを強化費に充てているという。
阿部コーチは同様のことができないか、SAJに打診中。阿部コーチは「SAJは
大口スポンサーが中心ですが、小口ならお金を出したいという人がいるかもしれない。
クラブチームの可能性も探っていきたい」と提案する。
競技人口の底辺拡大が五輪でのメダル獲得の近道になることは間違いない。
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あらゆるスポーツのプロ選手がスポンサー獲りで苦戦しています。
Jリーグや野球を始め、各種競技の苦戦情報が入ってきています。
プロとアマは、今や定義が曖昧なので、特定して言えませんが、
上記の選手をセミプロと位置付ければ、
プロ選手が企業に提示するべきスポンサーメリットと、
アマ選手が提示するべきスポンサーメリットの間を交渉するべきですよね。
テレビ放映がないからアピールできない?
ほとんどの選手、大会主催者、連盟&協会はそう言います。
テレビが全てなのでしょうか?
テレビが全てのスポンサーシップ交渉ならば、
ほぼ100%TV露出がないアマ選手が、どうしてスポンサーを獲れているというのか?
スポンサーメリットとは何かをよく研究してほしいですね。
(確かにプロ・セミプロにとってテレビ露出は格です。しかし、それ以外の企業への
貢献はいくらでもある。それと提案していないケースがほとんど。
その交渉は、何が何でもスポンサーを獲るという、最高努力と言えるのか?)
広告露出効果以外のスポンサーメリットを組み立てて下さい。
企業スポーツの撤退が相次ぎ、スポーツ界ではクラブ化という1つの対策も進んでいます。
資金調達を上記記事のように、小口に求めていく方法は悪くない。
しかしながら、まだまだ日本の社会情勢で、時間の掛かる手法です。
よって、やはり競技資金を得るには、まだまだ企業スポンサーも重要。
単純に、ファンからの小口寄付(結果的にファン負担)に逃げる前に、
最高努力を伴う企業スポンサー獲得活動を行って頂きたいです。
(スポンサーシップが無理だから、寄付にシフトする?それはおかしい)
プロ・セミプロは、スポンサー獲得活動においても、
本来はアマ選手の手本となるべき。
上記にも記載されていますが、
スポンサーが獲れない=競技資金がない=生活収入や貯金を注ぎ込む
→生活できなくなる→競技を止める・・・
このような競技資金不足で止める選手がいかに多い事か!
毎年毎年、シーズン終始頃にこのような話ばかり。
陳情だけでは取れません。
ウェアやマシンにスポンサーロゴを貼るだけでは取れません。
画一的なスポンサーメリットだけでは取れません。
スポンサー獲得の為には、傾向と対策を学ぶべき。
一般アマ選手の方がよっぽど努力していますよ。
プロ・セミプロ、しかもメダリスト周辺の方々が、
ちょっと努力不足なのではないでしょうか?
(いや、努力はあるのでしょうから、手法が悪いのでは?)
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