http://www.jiji.com/jc/zc?k=200903/2009031300057
■概略
難病、がん支援に「奔走」=市民がスポーツで資金集め−米
米国では難病の治療支援などの目的で資金を集めるマラソンや
自転車レースが盛んに行われている。
インターネットの革新も手伝って、スポーツ慈善行事の規模は年々拡大。
市民のスポーツ参加が数百億円の「善意」を動かしている。
ニューヨークの銀行員ネイサン・バルークさん(36)は最近、多発性硬化症の支援団体
「MS協会」主催の自転車レースに参加する際、寄付金を募るメールを友人に送った。
レースの趣旨に賛同する人は、ネットを通じ協賛の形で寄付してほしい−。
以前は自分の寄付金だけで参加していたが、今はインターネットの専用ページで簡単に
寄付を集められる。
レースは全米100カ所で開催され、年間10万人が参加。07年は8400万ドル(約84億円)
を集めた。同協会の収入の実に6割がスポーツ慈善行事の寄付金だ。
心臓病、白血病、ぜんそく。人が支援に「走る」理由もさまざま。乳がん撲滅運動を象徴する
ピンクリボンは「スーザン・G・コーメン乳がん財団」が1991年にニューヨークで開いた
慈善マラソンで配布してから広まった。レースは今、世界121カ所に広がり、150万人が参加。
財団広報担当者は「大勢の人を巻き込むスポーツは問題意識を高める
のに最適」と話している。
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スポーツが生きる道の、1つのヒントになるのではないでしょうか。
チャリティ先進国のアメリカ・イギリスに比べて、日本の寄付文化は遅れていますから、
そのままフル活用とはいかないかもしれませんが、
企業スポーツ崩壊という流れの中から、スポーツの自立が再考される中で、
具体論として地域クラブ化などの対策もあるでしょう。
そして、もっと広義に考えた時の方向性として、
ちょっとマクロ過ぎる話かもしれませんが、
社会とスポーツを連携付ける生き方もあるはずです。
現場レベルでの地域密着もあるでしょう。
もっと俯瞰して考えれば、
社会密着、善意密着などの手法も有りなのでは?
企業のCSRが標準化して、進化しなければならない中で、
スポーツという素材がどのように社会に溶け込んでいくのか?
どのようにスポーツを維持・発展させるべきなのか?
そのヒントとなる記事だと思います。
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