http://www.topnews.jp/f1/9446.html
■概略
“日本のモータースポーツを考える”意見交換が開かれる
16日(月)、東京都江東区青海にあるMEGA WEBで、
“日本のモータースポーツを考える”と題したパネルディスカッションが行われた。
世界的な金融危機の影響からモータースポーツを続ける必要があるか等の声もあり、
2輪や4輪から撤退する企業も増えてきている。
モータースポーツはお金がかかり、道楽だと思われるイメージもある。
また、日本はスポーツと実業団の繋がりが強く、景気が悪くなるとあらゆるスポーツを
企業が削減・撤退してしまう。そんな中で、モータースポーツを続ける必要があるのか。
八代は機械を使用する「モータースポーツは果たしてスポーツなのか」と疑問を呈した。
元水泳選手の田中は「モータースポーツのドライバーは大変な仕事だと思う。
集中力、体力を鍛えるため、トレーニングは欠かせない体調をあわせるという面から考えると
モータースポーツはスポーツなんだと思う」と語った。
アスリートから見るモータースポーツと八代弁護士から見るモータースポーツは異なる。
さらに化石燃料を使うモータースポーツと環境についても意見が交わされた。
環境を配慮したモータースポーツを進めていくことが必要になってくる
ということを訴えた。
F1はモータースポーツの頂点であるが、誰もがドライバーになれるわけではない。
残念ながら、体験するスポーツになっておらず、実際にモータースポーツ
をやっている人数が少ないことも、モータースポーツ撤退につながって
いるのではないかと木下は語った。
日本のモータースポーツとヨーロッパのモータースポーツは文化も歴史もちがう。
欧米では地域密着型になっているものの、日本はそこまで浸透していない。
日本は深夜やCSでしかモータースポーツが放映されていないが、アメリカなどでは、
テレビをつければどこかでモータースポーツの番組が流されている。日本では、オリンピック
など大きなスポーツは大々的に取り上げるが、モータースポーツになると小さく取り上げる
メディアの責任もあるのではという、報道陣を前に厳しい意見も飛んだ。
景気悪化の「今こそモータースポーツを見直す機会もあるだろうし、
今だからこそモータースポーツの変わり方をみせ、どうやってファンを
引き付けかという時代に差し掛かっていると思う。
不況、モータースポーツに対するお金の使い方、モータースポーツの
イメージ、環境、他国との歴史や文化の違い、ファンの興味について、
メディアの伝え方について、日本の産業である車とモータースポーツ
のかかわりなど、さまざまな角度から日本のモータースポーツについて
意見が飛んだ今回のパネルディスカッション。多方面で活躍するパネラーたちの多くの
意見は、今後の“日本のモータースポーツ”の行方に多少なりとも影響を与えたに違いない。
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ノーコメント。
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